2026年(令和8年)の大相撲初場所は、中盤戦を終えて波乱の展開を迎えています。1月20日に行われた10日目の取組により全勝・1敗の力士が不在となり、優勝争いは大混戦に突入しました。
これまで全勝を守ってきた新大関・安青錦や、返り咲きを狙う関脇・霧島ら合計5人が2敗で首位に並ぶ一方で、横綱・大の里は痛恨の3連敗を喫するなど明暗が分かれています。どの力士が賜杯を手にするのか、まったく予断を許さない状況といえるでしょう。
本記事では、激動の10日目の取組結果速報、最新の星取表、そして気になる横綱の怪我の状態を含めた優勝争いの展望を詳しく解説します。
大相撲初場所(2026)10日目の結果速報・ハイライト
初場所も10日目を迎え、国技館では優勝争いを左右する重要な一番が相次ぎました。ここでは特に注目度の高かった幕内上位の取組結果を速報としてまとめます。
| 東方 | 決まり手 | 西方 | 勝敗のポイント |
| 熱海富士 | 寄り切り | 大の里 | 取り直しの末、熱海富士が粘り勝ち。大の里は3連敗。 |
| 豊昇龍 | 叩き込み | 王鵬 | 豊昇龍が鋭い出足で圧倒し、連敗を2でストップ。 |
| 琴櫻 | 寄り切り | 霧島 | 大関・琴櫻が好調の霧島を退け、優勝戦線に踏みとどまる。 |
| 隆の勝 | 押し出し | 安青錦 | 新大関・安青錦が危なげなく白星を重ね、勝ち越し決定。 |
この日のハイライトは、何と言っても結びの一番となった「熱海富士 対 大の里」でしょう。最初の相撲は際どい判定で「取り直し」となりましたが、再戦では熱海富士が執念を見せました。左肩に痛みを抱える横綱・大の里は思うように力が伝わらず、まさかの3連敗で4敗目を喫し、優勝争いから大きく後退してしまいました。
一方で、同じく怪我が心配されていた横綱・豊昇龍は意地を見せました。左膝の不安を感じさせない気迫で王鵬を下し、連敗をストップさせています。また、新大関として注目を集める安青錦は、隆の勝を力強く押し出して給金を直し、首位グループをしっかりとキープしました。関脇・霧島が大関・琴櫻に敗れたことで、上位陣の星の潰し合いが激化しています。
最新の優勝争い展望|2敗で5人が並ぶ大混戦へ
10日目を終えて「1敗力士」が姿を消し、優勝ラインが下がったことでレースはさらに白熱しています。現在、2敗でトップを走るのは以下の5人です。
- 【首位(2敗)】
- 安青錦(新大関)
- 霧島(関脇)
- 熱海富士(前頭)
- 阿炎(前頭)
- 獅司(前頭)
- 【追走(3敗)】
- 豊昇龍(横綱)
- 琴櫻(大関)
- 高安、平戸海、藤ノ川、朝乃山、欧勝海
特筆すべきは、新大関・安青錦の安定感です。昇進直後の場所はプレッシャーがかかるものですが、ここまで崩れることなく白星を重ねており、史上最速昇進の記録に恥じない相撲を見せています。また、関脇の霧島も大関復帰に向けた強い意志を感じさせる内容で、優勝争いの中心にいます。
平幕勢では、熱海富士、阿炎、獅司の3人が元気です。特に獅司や阿炎といった馬力のある力士が星を伸ばしており、上位陣を脅かす存在になっています。残り5日間、これらの2敗勢同士が激突する直接対決が組まれる可能性も高く、誰が抜け出してもおかしくない状況です。3敗グループにも横綱・豊昇龍や大関・琴櫻、そして再入幕で好調な朝乃山らが控えており、千秋楽まで目が離せない展開が続くでしょう。
両横綱と有力力士のコンディション・怪我情報
優勝争いの行方を大きく左右するのが、上位陣のコンディションです。特に今場所は、横綱や大関クラスに怪我や不調を抱える力士が多く、その回復具合が勝敗に直結しています。
最も心配されるのは、横綱・大の里の状態です。古傷である左肩の痛みが再発しており、相撲に本来の力強さがありません。10日目の取組でも、相手を押し込む場面で左腕に力が入らず、逆に攻め込まれる展開が目立ちました。すでに4敗目を喫しており、休場せずに千秋楽まで務め上げられるかが焦点となります。
一方で、もう一人の横綱・豊昇龍も万全ではありません。以前から不安を抱える左膝には重厚なテーピングが施されています。しかし、10日目の相撲では痛みを気迫でカバーし、連敗をストップさせました。身体的には満身創痍ですが、横綱としての責任感が彼を土俵に立たせています。
また、再入幕を果たした元大関の朝乃山は好調をキープしています。大きな怪我の情報もなく、ここまで7勝3敗と安定しており、翌日にも勝ち越しが決まる状況です。上位陣が苦しむ中で、ベテランらしい落ち着いた取り口が光っており、今後の台風の目になる可能性があります。
2026年1月場所 星取表(幕内上位)
10日目を終えた時点での、幕内上位陣の星取状況を整理しました。勝ち越し(8勝以上で番付維持・昇進の目安)や負け越し(8敗以上で番付降下の危機)が決まった力士も出始めています。
特に注目すべきは、新大関の安青錦です。プレッシャーのかかる新大関の場所で、早々に勝ち越しを決めました。一方で、平幕の一山本や宇良は苦しい土俵が続き、残念ながら負け越しが決定しています。
| 地位 | 四股名 | 勝敗 | 備考 |
| 東横綱 | 豊昇龍 | 7勝3敗 | 連敗ストップ |
| 西横綱 | 大の里 | 6勝4敗 | 3連敗中 |
| 東大関 | 琴櫻 | 7勝3敗 | 優勝争い追走 |
| 西大関 | 安青錦 | 8勝2敗 | 勝ち越し決定・首位 |
| 東関脇 | 霧島 | 8勝2敗 | 首位 |
| 西関脇 | 阿炎 | 8勝2敗 | 首位 |
この表を見ると、番付上位の安青錦と霧島がしっかりと星を伸ばしていることがわかります。ここから千秋楽に向けて、星の差が一つ縮まるごとに順位が大きく入れ替わる、予断を許さない展開が続きます。
【コラム】心機一転、「改名力士」たちの快進撃
今場所の隠れた見どころとして、「改名」をした力士たちの活躍が挙げられます。特に注目を集めているのが、旧宮城野部屋から伊勢ヶ濱部屋へ転籍し、心機一転して新しい四股名で土俵に上がっている力士たちです。
その筆頭が、現在首位を走る新大関・安青錦です。また、平幕の伯乃富士も序盤戦で金星(平幕力士が横綱に勝つこと)を挙げるなど、改名効果とも言える素晴らしい集中力を見せています。環境の変化や改名をポジティブなエネルギーに変え、土俵上で躍動する彼らの姿は、今場所の大きなトピックの一つです。
終盤戦の注目ポイントと放送予定
残り5日間となった終盤戦は、まさにサバイバルです。2敗で並ぶ5人の力士が、今後直接対決で潰し合う展開が予想されます。特に、勢いに乗る平幕勢(熱海富士や獅司)を、経験豊富な霧島や新大関・安青錦がどう迎え撃つかが最大の見どころです。
この熱戦の模様は、連日以下のメディアで生中継されています。優勝が決まる瞬間を見逃さないよう、チェックしておきましょう。
- NHK総合・BS: 午後1時〜午後6時(解説:舞の海秀平氏、元横綱・北の富士氏など日替わり)
- ABEMA(大相撲チャンネル): 朝の序ノ口から結びの一番まで完全無料生中継
NHKのテレビ中継では、土俵の臨場感とともに、ベテラン解説者による鋭い分析が楽しめます。また、ABEMAでは外出先からでもスマホで手軽に取組を確認できるため、忙しい方にもおすすめです。
ABEMAまとめ:2026年初場所は歴史に残る大混戦へ
2026年の大相撲初場所10日目は、全勝と1敗の力士がいなくなり、2敗で5人が並ぶという大混戦になりました。新大関・安青錦の安定感や、怪我に苦しみながらも土俵に立つ両横綱の執念など、毎日がドラマの連続です。
誰が抜け出してもおかしくない状況の中、怪我の状態やメンタル面が勝敗を分ける鍵となります。残り5日間、力士たちの一番一番に込められた気迫を感じながら、賜杯の行方を見守りましょう。
明日の11日目も、上位陣同士の重要な割(対戦カード)が組まれています。ぜひテレビやネット中継で、この熱い戦いを目撃してください。
