2026年1月21日、れいわ新選組の山本太郎代表が突然の参議院議員辞職を発表しました。その理由は衆院選への出馬といった政治的な戦略ではなく、自身の命に関わる健康上の問題でした。
会見で明かされた診断名は「多発性骨髄腫、その一歩手前」。聞き慣れない病名に、多くの方が「余命はどうなるのか」「死に至る病気なのか」と不安を感じていることでしょう。また、党の顔である山本氏が抜けた後の後任として名前が挙がる八幡愛氏の動向も気になるところです。
本記事では、山本氏が公表した病状の正確な意味と余命への影響、そして今後のれいわ新選組の体制について、現在わかっている情報を整理して分かりやすく解説します。
山本太郎代表が議員辞職を表明「多発性骨髄腫の一歩手前」とは
辞職の経緯と理由|衆院選出馬ではなく「命を守るため」
山本太郎代表の議員辞職というニュースが流れた際、多くの人が「次の衆議院選挙に出るための準備だろう」と予想しました。しかし、2026年1月21日の記者会見で語られた真実は、全く異なるものでした。
辞職の最大の理由は、自身の健康を守るためです。山本氏は会見で、医師から「このまま議員活動を続ければ、確実に病気が進行し、命を失いかねない」と警告されたことを明かしました。
「ここから先に進行させないことが最大テーマ」と本人が語るように、今回の決断は政治家としてのキャリアよりも、まずは生きて党を支え続けるための苦渋の選択だったのです。
人間ドックで発覚|血液検査と骨髄液検査の異変
病気が見つかったきっかけは、昨年の秋に受けた人間ドックでした。そこでの血液検査において数値に異変が見つかり、より精密な検査が必要だと診断されました。
その後、骨髄液を採取して詳しく調べた結果、血液の細胞に異常が起きていることが判明しました。山本氏は、これまでの激務や強いプレッシャーによるストレスも、病気を引き寄せた一因かもしれないと自己分析しています。
自覚症状がほとんどない段階で見つかったことは不幸中の幸いと言えますが、医師からは直ちに生活環境を変えるよう強く指導されました。
いつ復帰できる?「無期限の活動休止」の真意
支持者にとって最も気になるのは「いつ戻ってくるのか」という点ではないでしょうか。現時点では、復帰の時期は未定であり、事実上の「無期限の活動休止」となります。
しかし、これは政治家引退を意味するものではありません。山本氏は議員バッジを外しますが、れいわ新選組の代表としての職は続けます。あくまで、治療と静養を最優先にし、病気の進行を食い止めるための一時的な退場です。
「必ず元気になって戻ってくる」という意志は固く、今はそのための充電期間に入ると捉えるのが正しいでしょう。
多発性骨髄腫(血液のがん)の症状と余命・生存率
「一歩手前」とはどういう状態?(MGUS・くすぶり型)
山本氏が口にした「多発性骨髄腫の一歩手前」とは、医学的にはどのような状態なのでしょうか。これは専門用語で「MGUS(意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症)」や「くすぶり型骨髄腫」と呼ばれる段階である可能性が高いです。
簡単に言うと、血液の中にある免疫細胞(形質細胞)ががん化しかけているものの、まだ本格的な悪さをしていない状態です。この段階では、痛みや貧血といった自覚症状はほとんどありません。
「がんの一歩手前」と聞くとすぐに余命を心配してしまいますが、この段階で適切に管理すれば、直ちに命に関わるわけではありません。しかし、無理をして放置すれば本当の「多発性骨髄腫」へと進行してしまうため、今の段階で食い止めることが何よりも重要なのです。
進行した場合の主な症状(骨痛・貧血・腎障害)
もし病気が進行し、本格的な多発性骨髄腫になってしまった場合、体には様々なつらい症状が現れます。血液の中にある「Mタンパク」という異常なタンパク質が増え、正常な血液が作れなくなったり、骨が溶けたりしてしまうのです。
具体的には、以下のような症状が特徴的です。
- 骨の痛みと骨折: 骨がもろくなり、少しの衝撃で折れてしまう。特に腰や背中の痛みが強い。
- 貧血とだるさ: 赤血球が減り、動悸や息切れ、強い倦怠感が続く。
- 腎機能の低下: 腎臓がダメージを受け、むくみや尿の異常が出る。
- 感染症へのリスク: 正常な白血球が減り、風邪や肺炎にかかりやすくなる。
山本氏が「命を失いかねない」と危機感を持ったのは、こうした深刻な症状が出るのを未然に防ぐためです。
一般的な治療法と5年生存率|完治は難しいのか
多発性骨髄腫は、一般的には高齢者に多い病気ですが、稀に若い世代でも発症することがあります。現代の医学でも「完治」させることは難しい病気の一つとされています。
しかし、悲観することばかりではありません。近年は新しい薬や治療法が次々と開発されており、病気の進行を長く抑えながら、通常の生活を送れる期間(生存期間)は飛躍的に延びています。5年生存率などのデータも改善傾向にあります。
山本氏の場合、「進行させない」ことを目標に掲げています。これは、完治を目指すというよりも、病気とうまく付き合いながらコントロールしていく「共存」の道を選んだと言えるでしょう。
れいわ新選組の後任は誰?八幡愛氏が浮上する理由
山本太郎氏が議席を降りることで、れいわ新選組の参議院の議席がどうなるのかも大きな関心事です。
ここでは、空席となった議席がどのように埋まるのか、そして後任として有力視されている八幡愛氏について解説します。
参議院議員の欠員と「繰り上げ当選」の仕組み
参議院選挙の比例代表で当選した議員が辞職した場合、その議席は空席のままにはなりません。
選挙の得票数などに基づいて決められた名簿の順位に従い、次点の候補者が「繰り上げ当選」するというルールがあります。
今回の場合、前回の参院選の名簿順位に基づき、次点である八幡愛氏が繰り上げ当選する可能性が極めて高い状況です。
山本氏の辞職は党にとって大きな痛手ですが、制度上、れいわ新選組としての議席数は減ることなく維持されます。
八幡愛氏の決意「れいわ新選組を絶対に守りたい」
実は、辞職発表の少し前である2026年1月10日、八幡愛氏は自身のブログで意味深な決意を綴っていました。
そこには「れいわ新選組を絶対に守りたい」「何があっても支え続ける」といった、並々ならぬ覚悟が記されています。
今振り返れば、この時点で山本代表の病状や辞職の意向を知らされており、後任として党を背負う覚悟を決めていたのかもしれません。
彼女の言葉からは、単なる代役ではなく、山本氏の意志を継いで戦うという強い責任感が感じられます。
過去の会見から見る山本代表と八幡氏の信頼関係
山本代表と八幡氏の間には、長い活動期間を通じて培われた厚い信頼関係があります。
2022年の会見などでも、山本氏は八幡氏の行動力や発信力を高く評価しており、党の重要人物として遇してきました。
また、八幡氏は「オカン」こと自身の母親との二人三脚での活動でも知られ、生活者の痛みがわかる政治家として山本氏と理念を共有しています。
山本氏が「命を守る」ために一線を退く今、最も信頼できる仲間にバトンを渡せると考えていることは想像に難くありません。
山本太郎氏の今後とれいわ新選組の体制
議員辞職をした後、山本太郎氏は政治の世界から完全に消えてしまうのでしょうか。
ここからは、今後の山本氏の関わり方や、支持者たちの反応について見ていきましょう。
代表職は続投|業務量を減らしての関わり方
結論から言うと、山本氏はれいわ新選組の「代表」を辞めるわけではありません。
国会での審議や委員会出席といった、肉体的・精神的負担の大きい「議員活動」からは退きますが、党のトップとしての意思決定には引き続き関わります。
これは、治療に専念して病気の進行を抑えつつ、可能な範囲で党の舵取りを行うという新しい体制への移行です。
「無期限の活動休止」はあくまで現場活動の話であり、精神的支柱として党に在籍し続けることは、支持者にとって大きな安心材料と言えるでしょう。
支持者・ボランティアへの影響と反応
突然の発表に対し、ネット上やボランティアの間では驚きと動揺が広がりました。
しかし、山本氏が「任期を全うできず申し訳ない」と深々と頭を下げる姿を見て、多くの支持者は「まずは生きてほしい」「治療に専念して」と温かい声を上げています。
長年の激務やストレスが病気の一因である以上、支持者たちも「今は休むべき時」と理解を示しているようです。
むしろ、危機的な状況だからこそ結束を強め、後任となる八幡氏や党を支えていこうという動きが活発化しています。
まとめ:山本太郎氏の辞職は「命」を守るための前向きな決断
今回の山本太郎代表の議員辞職は、政治的な駆け引きではなく、「多発性骨髄腫の一歩手前」という病状から命を守るための緊急避難的な決断でした。
記事のポイントを整理します。
- 辞職の理由: 衆院選出馬ではなく、病気の進行(がん化)を防ぐための治療と静養が目的。
- 病状: 「多発性骨髄腫の一歩手前(MGUS等)」であり、即座に余命に関わるわけではないが、楽観視もできない状態。
- 後任: 制度上、八幡愛氏の繰り上げ当選が濃厚であり、彼女自身も強い覚悟を示している。
- 今後: 議員は辞めるが党代表は続投。「死なない」ことを最優先に、新しい形で党に関わり続ける。
山本氏が「必ず戻る」と約束した通り、これは終わりではなく、長く活動を続けるための充電期間です。私たちは静かにその回復を祈りつつ、新体制となるれいわ新選組の動向を見守る必要があります。
【次のアクション】
山本氏のより詳細な肉声や、八幡愛氏の所信表明は、れいわ新選組の公式YouTubeチャンネルや公式サイトで随時更新されています。
ニュースの切り取りだけでなく、彼らが発する一次情報に直接触れて、その真意を確かめてみてはいかがでしょうか。
