2026年2月、日本列島は強力な寒気と南岸低気圧の影響を受けており、高速道路の通行止めリスクが極めて高くなっています。特に直近の2月8日(日)および2月下旬は、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の影響により、各地で「警報級の大雪」となる恐れがあります。
すでにNEXCO各社からも「予防的通行止め」の可能性が示唆されており、無理な走行は大規模な立ち往生につながりかねません。本記事では、2026年2月の最新通行止め予測や関東を含む地域別のリスク、そして移動中に必須となるリアルタイム情報の確認方法を徹底解説します。ご自身と同乗者の安全を守るため、出発前に必ず最新状況をご確認ください。
【2026年2月】高速道路の通行止め警戒ピークと最新予報
2026年2月の気象傾向を見ると、月を通して気が抜けない状況が続きます。気象情報サイトのtenki.jpやウェザーニュースの予報を総合すると、特に警戒が必要なのは「2月8日前後の短期間」と「2月下旬の長期間」という2つのピークです。
この2月は日本海側を中心に、断続的に強い寒気が流れ込む見込みです。また、太平洋側でも南岸低気圧の動向次第では広範囲で交通障害が発生する可能性があります。まずは月間を通じたリスクの全体像を把握し、運転計画を立てることが重要です。
以下に、2026年2月のエリア別通行止めリスク予測をまとめました。
| エリア | 2月上旬(〜10日) | 2月中旬(11〜20日) | 2月下旬(21日〜) | 主なリスク要因 |
| 北海道・東北 | ⚠️ 高 | ⚠️ 中 | ⚠️ 高 | 猛吹雪・視界不良 |
| 北陸・近畿北部 | 🚨 極めて高い | ⚠️ 中 | 🚨 高 | JPCZによるドカ雪 |
| 関東甲信・東海 | ⚠️ 中 | 🔵 低 | ⚠️ 中 | 南岸低気圧・路面凍結 |
| 西日本(山陰含む) | 🚨 高 | 🔵 低 | ⚠️ 中 | 短時間の急な積雪 |
※アイコン目安:🚨=警戒(通行止めの可能性大)、⚠️=注意(チェーン規制等の可能性)、🔵=比較的安定
直近のピークは2月8日(日)|JPCZによる短時間の大雪
直近で最も警戒が必要なのが、2月8日(日)にかけての期間です。このタイミングでは、日本海寒帯気団収束帯、通称「JPCZ」と呼ばれる発達した雪雲のラインが近畿北部や山陰地方、北陸地方に掛かり続けると予想されています。
一部の地域では24時間降雪量が70cmに達する恐れがあり、短時間で積雪が急増することで車両が動けなくなるリスクが高まります。短時間での集中的な降雪は除雪作業が追いつかず、そのまま大規模な立ち往生や長時間の通行止めに直結するケースが少なくありません。
また、2月8日は選挙の投開票日でもあります。投票所への移動や関係者の輸送などで普段よりも交通量が増える可能性がありますが、不要不急の遠出は控えるのが賢明です。どうしても移動が必要な場合は、午前中の早い時間に行動するか、公共交通機関の利用も検討してください。
2月下旬も警戒|冬型強まり日本海側でリスク増
2月中旬には冬型の気圧配置がいったん緩むタイミングがあると見られていますが、油断は禁物です。ウェザーニュースなどの長期予報によると、2月下旬に入ると再び強い寒気が南下し、日本海側を中心に大雪となるリスクが高まると予測されています。
この時期は除雪で道路脇に積み上げられた雪の壁が高くなっており、道幅が狭くなっていることもあります。そこに新たな積雪が加わることで、交通障害が発生しやすくなるのです。2月の終わりにかけて、長距離の移動や物流への影響が懸念されるため、月末に移動の予定がある方は週間予報をこまめにチェックすることをお勧めします。
関東・太平洋側|南岸低気圧による「不意の積雪」に注意
日本海側の大雪だけでなく、関東や東海などの太平洋側でも警戒が必要です。本州の南岸を進む「南岸低気圧」の影響を受けると、普段雪に慣れていない地域でも不意の積雪に見舞われることがあります。
特に東京23区を含む関東平野部では、わずか数センチの積雪でもノーマルタイヤの車がスリップし、大規模な渋滞や首都高速の通行止めを引き起こす原因となります。路面凍結のリスクも高く、朝晩の冷え込みによるブラックアイスバーンには細心の注意を払わなければなりません。「太平洋側だから大丈夫」と思い込まず、冬用タイヤの装着やチェーンの携行を強く推奨します。
現在発表されている「予防的通行止め」と規制予定
大雪が予想される際、NEXCO中日本をはじめとする高速道路各社は「予防的通行止め」を実施することがあります。これは、雪が激しくなってから通行を止めるのではなく、深刻な立ち往生が発生する前にあらかじめ区間を閉鎖し、集中的に除雪作業を行うための措置です。
NEXCO中日本・東日本・西日本の発表状況(2月7日時点)
2026年2月7日現在、NEXCO中日本などの道路管理者からは、8日にかけての降雪予測に基づき、北陸自動車道や東海北陸自動車道、舞鶴若狭自動車道などで予防的通行止めを行う可能性があると発表されています。
公式WEBサイトや「iHighway(アイハイウェイ)」では、通行止め開始の見込み時間が公表されている場合があります。実際に規制が始まってからでは迂回ルートも混雑してしまうため、発表された情報をいち早くキャッチし、出発時間の変更やルートの見直しを行うことが重要です。
「予防的通行止め」とは?実施されるタイミングと予兆
予防的通行止めは、過去の大規模な立ち往生事例を教訓に導入された仕組みです。実施の判断基準としては、24時間降雪量が一定の基準を超えると予測される場合や、視界不良が著しくなると見込まれる場合などが挙げられます。
予兆を察知するためには、気象庁が発表する「顕著な大雪に関する気象情報」や、各道路会社が出す「大雪に対する国土交通省緊急発表」というキーワードに注目してください。これらの情報が出た場合、数時間以内に主要な高速道路が通行止めになる可能性が非常に高いと考えられます。
主要路線の広域迂回ルートの考え方
主要な高速道路が通行止めになった場合、一般道へ降りることはあまり推奨されません。高速道路が止まるほどの大雪では、並行する国道も同様に積雪やスタック車両で麻痺していることが多いからです。そのため、基本的には「広域迂回」を検討することになります。
例えば、関越自動車道や上信越自動車道が通行止めの場合、大きくルートを変えて東北自動車道や常磐自動車道を利用するといった方法です。NEXCO各社も広域迂回を推奨しており、遠回りになっても結果的に早く、かつ安全に目的地に到着できるケースが大半です。地図アプリの最短ルートだけでなく、道路会社が提示する広域迂回ルートも必ず参考にしてください。
地域別・路線別の交通影響予測(2026年2月版)
ここからは、地域ごとにどのようなリスクが予測されるかを具体的に解説します。お住まいの地域や目的地、経由地の傾向を把握しておくことは、安全運転の第一歩です。
特に2026年2月は、地域によって雪の降り方や危険の種類が大きく異なります。「雪国だから慣れている」という過信や、「雪が少ない地域だから大丈夫」という油断が事故を招きます。ご自身のルートに合わせて、重点的にチェックしてください。
北陸・近畿北部・中国(日本海側)|ドカ雪による麻痺リスク
日本海側、特に北陸から山陰にかけてのエリアは、JPCZの影響を最も強く受けます。短時間で数十センチもの積雪が一気に増える「ドカ雪」が頻発し、除雪が追いつかなくなる恐れがあります。
このエリアで最も怖いのは、大型トラックなどが坂道で動けなくなり、そこから数キロにわたる大規模な立ち往生が発生することです。過去にも国道8号線や北陸自動車道で同様の事例が起きており、2月8日や下旬のピーク時は不要不急の外出を控えるのが最大の防御策です。
どうしても走行する場合は、スタッドレスタイヤだけでなく、タイヤチェーンの携行が必須です。チェーン規制が実施されると、スタッドレスタイヤだけでは高速道路を通行できなくなる可能性があります。
関東甲信・東海(太平洋側)|路面凍結とノーマルタイヤの危険性
普段雪の少ない関東や東海地方では、わずかな積雪が交通マヒを引き起こします。南岸低気圧が通過する際は、湿った重い雪が降りやすく、路面があっという間にシャーベット状になります。
ここで最大のリスク要因となるのが、ノーマルタイヤでの走行です。ノーマルタイヤ車が一台でもスリップして道を塞げば、後続車はすべてストップし、そこから長時間の大渋滞が始まります。
また、雪が止んだ後の「路面凍結」にも注意が必要です。特に橋の上やトンネルの出入り口は、見た目は濡れているだけでも実は凍っている「ブラックアイスバーン」になりやすく、大事故につながる危険箇所です。
北海道・東北|継続的な降雪と視界不良
北日本の高速道路では、積雪量もさることながら「視界不良」が深刻な問題となります。強力な寒波に伴う暴風雪により、数メートル先すら見えなくなるホワイトアウトが発生することがあります。
ホワイトアウトに遭遇すると、前を走る車のテールランプも見えなくなり、追突事故のリスクが格段に跳ね上がります。また、吹き溜まりによって道路と路肩の境界がわからなくなることもあります。
この地域では、通行止めになっていなくても、危険を感じたら最寄りのパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)に避難してください。無理に進もうとせず、天候が回復するのを待つ勇気も必要です。
出発前に必ず確認!リアルタイム交通情報の公式リンク集
雪道の状況は刻一刻と変化します。「さっき見たときは大丈夫だった」という情報は、数時間後には役に立たないことがほとんどです。
出発前はもちろん、休憩のたびに最新の情報をチェックする習慣をつけましょう。ここでは、プロのドライバーも活用している信頼性の高い情報源をまとめました。スマートフォンにブックマークしておくと便利です。
iHighway(アイハイウェイ)とJARTICの活用法
高速道路を利用するなら、NEXCO中日本が運営する「iHighway(アイハイウェイ)」が最も便利です。通行止め情報はもちろん、チェーン規制の区間や冬用タイヤ規制の状況が地図上で直感的に分かります。
また、一般道も含めた広域の情報を知りたい場合は、「JARTIC(日本道路交通情報センター)」が役立ちます。こちらは渋滞情報や事故情報も網羅されており、高速道路が通行止めの際の迂回ルート検討に欠かせません。
どちらのサイトも、降雪時にはアクセスが集中することがありますが、公式発表に基づいた正確な情報が得られるため、必ず確認してください。
ライブカメラで現地の路面状況を目視する
文字情報や地図記号だけでは伝わりにくい「実際の路面状況」を知るには、ライブカメラが最適です。NEXCO各社のサイトや、国土交通省の「道の駅」関連サイトなどで公開されています。
「雪が積もっているのか、解けているのか」「吹雪いて視界が悪いのか」といったリアルな状況を目視で確認できます。これから向かう先のカメラ映像を見て、あまりに状況が悪ければ計画を変更する判断材料になります。
特に峠越えのルートでは、麓と山頂付近で天候が全く違うことがよくあります。複数の地点のカメラをチェックして、危険を予知しましょう。
公式X(旧Twitter)が最速?フォローすべきアカウント
突発的な事故や、急な通行止めの開始を知るには、X(旧Twitter)の速報性が頼りになります。NEXCO各社の公式アカウントや、国土交通省の地方整備局のアカウントは情報の更新が非常に早いです。
例えば、「NEXCO中日本 金沢支社」や「国土交通省 北陸地方整備局」など、走行するエリアのアカウントをフォローしておきましょう。現場の画像付きで状況をポストしてくれることもあり、非常に参考になります。
ただし、一般ユーザーの投稿は情報が不正確な場合もあるため、あくまで公式アカウントの情報を正とするようにしてください。
もし雪道で立ち往生してしまったら?
準備をしていても、想定外の豪雪や事故により、長時間車内に閉じ込められる可能性はゼロではありません。万が一立ち往生に巻き込まれた場合、生死を分けるのは正しい知識と事前の備えです。
パニックにならず、冷静に対処できるよう、以下のポイントを頭に入れておいてください。特に一酸化炭素中毒は、眠っている間に命を落とす危険があるため、最優先で対策が必要です。
関連記事:車が立ち往生したら?大雪・踏切の緊急対処法と命を守る必需品
一酸化炭素中毒を防ぐマフラー除雪の重要性
雪で車が埋まってしまった時、最も警戒すべきなのが一酸化炭素中毒です。マフラーの排気口が雪で塞がれると、行き場を失った排気ガスが車内に逆流し、短時間で充満してしまいます。
原則として、停車中はエンジンを切るのが安全です。しかし、寒さに耐えきれず暖房を使う場合は、必ず定期的に外に出て、マフラー周辺の雪を取り除いてください。
除雪用のスコップや手袋を車に積んでおくことが重要です。これらがないと、手で雪を掘ることになり、凍傷のリスクも高まります。
(軽量で収納しやすく、緊急時の除雪に最適です)
救援を待つ間の過ごし方と燃料管理
救援が来るまでには、数時間から場合によっては一晩かかることもあります。燃料を節約するため、エンジンは連続してかけず、体が冷え切らない程度に断続的に使用してください。
また、風下の窓を数センチ開けておくだけでも、一酸化炭素中毒のリスクを下げることができます。可能であれば、防寒着や毛布、カイロなどを使い、エンジンを切った状態でも体温を維持できるようにしましょう。
非常食や飲料水も重要ですが、トイレの問題も発生します。携帯用トイレを車載しておくと、精神的な不安も和らぎます。
まとめ:2026年2月の雪道運転は「情報収集」と「早期判断」が鍵
2026年2月は、8日(日)のJPCZによる大雪と、下旬にかけての寒波再来により、高速道路での移動には厳しい条件が重なります。
通行止めや立ち往生のリスクを回避するためには、以下の3点を徹底してください。
- 「iHighway」などでリアルタイム情報を確認してから出発する。
- スタッドレスタイヤに加え、チェーンや防災グッズを必ず携行する。
- 「予防的通行止め」の予兆を感じたら、勇気を持って予定を変更する。
自然の猛威に対して、無理な運転は禁物です。「行けるかもしれない」という希望的観測ではなく、「止まるかもしれない」という最悪のケースを想定して準備を整えてください。
安全な運行計画で、冬のドライブを無事に乗り切りましょう。今すぐお使いのスマートフォンのブラウザで、利用予定の道路情報を検索してみてください。
