脳外科医竹田くんモデル初公判!松井宏樹の現在と医師免許停止の条件

脳外科医竹田くん:モデル医師の「現在」と法廷での衝撃発言

兵庫県赤穂市民病院で起きた衝撃的な医療事故をモデルにし、SNSを中心に大きな話題を呼んだ『脳外科医 竹田くん』。その主人公のモデルとされる松井宏樹医師の業務上過失傷害罪を問う初公判が、2026年2月に神戸地裁で行われました。被害者からの「足を動くようにしてくれ。そうじゃなければ死ぬ」という悲痛な訴えに対し、法廷に立った医師は何を語ったのでしょうか。

結論からお伝えすると、松井被告は起訴内容を大筋で認めたものの、その証言内容は「上司の指示」や「器具の不備」を強調するものでした。また、気になる現在の職業については「無職」であると明かしています。本記事では、初公判で飛び出した驚きの証言内容や松井医師の現在の生活、そして多くの人が注目している「今回の判決で医師免許は剥奪されるのか」という点について、最新情報を法的観点も交えて詳しく解説します。

目次

【初公判速報】脳外科医竹田くんモデル・松井宏樹被告は何を語った?

2026年2月、神戸地裁の法廷には多くの傍聴人が詰めかけました。業務上過失傷害の罪に問われているのは、赤穂市民病院の元脳神経外科医である松井宏樹被告です。彼は2020年に行った腰の手術で、80代女性の神経の一部を切断し、両足まひなどの重い後遺症を負わせたとして在宅起訴されていました。

法廷に現れた松井被告は、裁判官から起訴事実について問われると「基本的に間違いありません」と認めました。しかし、その後の被告人質問や弁護側の主張では、単なる謝罪にとどまらない、彼独自の視点による「事故の原因」が語られ始めたのです。傍聴席の空気がざわついた、その具体的な主張を見ていきましょう。

起訴内容と検察側の主張「止血せずドリルを作動」

検察側は冒頭陳述で、松井被告の具体的な過失を厳しく指摘しました。事故が起きたのは「腰部脊柱管狭窄症」の手術中でした。検察によると、松井被告は手術中に患者の腰の骨を削る際、ドリル操作を誤って脊髄を覆う硬膜を損傷させ、髄液が漏れ出る状態を引き起こしました。

さらに致命的だったのは、出血や髄液で視界が悪化していたにもかかわらず、適切な止血措置を行わずに漫然とドリルを使い続けた点です。その結果、本来傷つけてはならない馬尾神経をドリルで切断し、患者に回復不能な障害を負わせたとしました。検察は、基本的な注意義務を怠ったことが事故の直接的な原因であると強く主張しています。

松井被告の言い分「上司に急かされた」「器具のせい」

一方、松井被告の口から語られたのは、環境要因への言及でした。彼は過失を認めつつも、当時の状況について「上司の医師が洗浄水をかけすぎたため、術野(手術で見ている範囲)が水没して見えづらかった」と証言。視界不良は自分のせいだけではないというニュアンスを滲ませました。

さらに、使用した器具についても言及がありました。本来であれば慎重に骨を削るべき場面で、切れ味の鋭い「スチールバー」というドリルを使用していた点について問われると、「上司からスチールバーに変えるよう強い指示があった」「時間短縮のために急かされていた」と主張しました。漫画の中で描かれていたような、責任を他者や環境に転嫁するかのような発言が現実の法廷でも繰り返され、その態度は注目を集めています。

松井宏樹医師の現在は?「無職」証言の真相

漫画やニュースを見ていた人たちが最も気にかけていたことの一つが、「彼は今もどこかの病院でメスを握っているのか」という点でしょう。この疑問に対し、初公判での人定質問(氏名や職業を確認する手続き)において、松井被告ははっきりと「無職です」と答えました。

かつては複数の病院を渡り歩いていた彼ですが、現在は医師としての活動を行っていないようです。ここでは、赤穂市民病院を退職してから現在に至るまでの経緯を整理し、なぜ彼が今「無職」という立場にあるのか、その背景に迫ります。

これまでの勤務病院と退職経緯

松井被告が赤穂市民病院で医療事故を多発させた後、どのようなキャリアを辿ったのかを時系列でまとめました。報道や関係者の証言によると、彼は以下のような変遷を経て現在の状況に至っています。

時期所属先状況・備考
〜2021年赤穂市民病院医療事故多発により手術禁止命令を受け、依願退職。
2021年〜医誠会病院(大阪)救急医として採用されるも、透析カテーテル事故などが問題視される。
その後吹田徳洲会病院(大阪)救急部門に勤務していたとされるが、メディア報道等の影響もあり退職。
現在無職2026年2月の初公判にて本人が明言。

このように、彼は赤穂市民病院を辞めた後も大阪府内の救急病院などで勤務を続けていました。しかし、一連の報道や漫画による認知拡大、そして今回の刑事裁判に向けた在宅起訴の影響もあり、最終的に医師として雇用され続けることが難しくなったと考えられます。

法廷で語った「外科医にはならない」の真意

被告人質問の中で、今後の人生について問われた松井被告は「医師という仕事自体は好きだ」と前置きしつつも、「もう外科医にはならない」と明言しました。この発言は、自らの技術不足を認めた反省の弁とも取れますが、一方で「外科以外の医師なら続ける意思がある」とも受け取れます。

ネット上では、この発言に対し「メスを置くのは当然だ」「内科や精神科なら安心というわけではない」といった厳しい意見が相次ぎました。彼が「無職」である現在は、あくまで刑事裁判の係争中という一時的な状態である可能性も否定できません。今後の判決次第では再び医療現場に戻る道も残されており、その鍵を握るのが次章で解説する「行政処分」です。

今回の裁判で「医師免許停止・剥奪」になる条件とは?

多くの人が憤りを感じ、また疑問に思っているのが「これだけの事故を起こしても医師免許は守られるのか」という点ではないでしょうか。結論から言えば、今回の刑事裁判の結果は、松井被告の医師としての将来を大きく左右することになります。

医師免許の取り扱いは「医道審議会」という国の機関によって決められますが、その判断基準は法律で厳格に定められています。ここでは、どのような判決が出れば免許停止や剥奪(取消)につながるのか、医師法に基づいてわかりやすく解説します。

業務上過失傷害罪の刑罰と「欠格事由」

まず、松井被告が問われている「業務上過失傷害罪」について見ていきましょう。この罪の法定刑は、5年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金と定められています。

医師法第4条では、罰金以上の刑に処せられた場合、医師免許の「相対的欠格事由」に該当するとされています。つまり、今回の裁判で有罪判決(執行猶予付きを含む)が確定すれば、厚生労働大臣は彼の免許を取り消したり、期間を定めて医業の停止を命じたりすることができるようになるのです。

医道審議会による行政処分の種類

刑事処分が決まると、次に「医道審議会」が開かれ、行政処分が決定されます。処分には重い順に「免許取消」「医業停止(数ヶ月〜数年)」「戒告」の3種類があります。

過去の事例を見ると、悪意のある犯罪や殺人などでは「免許取消」になることが多いですが、医療ミスの場合は判断が分かれます。単なる過失であれば「医業停止」にとどまることもありますが、リピーターである点や過失の重大性が考慮されれば、最も重い「取消」の可能性もゼロではありません。

民事裁判ではすでに約8800万円の賠償命令が確定

今回の刑事裁判とは別に、被害者側が病院と松井医師を訴えた民事裁判はすでに結審しています。そこでは、医師の過失が明確に認められ、病院側に計約8800万円の損害賠償を命じる判決が下されました。

民事で認定された事実は、刑事裁判の行方にも大きな影響を与えます。なぜなら、民事裁判の中で明らかになった手術の実態や、裁判所が認定した「医師としての未熟さ」は、刑事責任を問う上でも重要な証拠となるからです。

判決で指摘された「著しい注意義務違反」

民事判決の中で特に注目すべきは、裁判所が松井医師の手技に対し「初歩的な注意義務違反があり、その程度は著しい」と厳しく指摘した点です。

ドリル操作の未熟さや、神経を確認せずに漫然と器具を動かしたことなど、基本的な確認を怠ったことが事故に直結したと断定されています。この司法判断は、今回の刑事裁判で検察側が主張する「過失の重大性」を裏付ける強力な材料となっています。

被害者家族の悲痛な訴え

数字や法律の話だけでなく、被害者の現状にも目を向ける必要があります。被害に遭った女性は、手術直後から激痛に襲われ、現在は両足のまひや排泄障害といった重い後遺症に苦しんでいます。

「この痛みを治してくれ。そうじゃなければ死ぬ」という女性の叫びは、単なる医療事故という言葉では片付けられない苦しみを表しています。家族の介護なしでは生活できない現状に対し、法廷で松井被告がどのような償いの言葉を口にするのか、あるいは口にしないのか、多くの人が固唾を呑んで見守っています。

まとめ:判決はいつ?今後の裁判の焦点

今回の初公判で、松井被告は起訴内容を認めつつも、その責任の一部を環境や上司に転嫁するような姿勢を見せました。今後の裁判では、情状酌量による執行猶予が付くのか、それとも実刑判決となるのかが最大の焦点となります。

判決が出るのは通常、数ヶ月後となる見込みです。その結果次第で、医道審議会による「医師免許」への処分も動き出すでしょう。被害者の無念を晴らす判決となるのか、引き続きこの裁判の行方を注視していく必要があります。

【次のアクション】

この事件や医療安全について、あなたはどう感じましたか?最新の裁判情報はニュースサイト等で随時更新されます。医療機関選びの重要性を再確認するためにも、ぜひ関連ニュースをチェックしてみてください。

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