【CES 2026】Naqi Neural Earbudsとは?脳波で操る耳マウスの衝撃

脳波で操る未来?手術なしでPCを動かす「第3の手」がヤバい脳波で操る未来?手術なしでPCを動かす「第3の手」がヤバい

キーボードもマウスも触らず、ただ「耳に装着するだけ」でPCを自在に操れる未来がついに到来しました。CES 2026にて最高位の「Best of Innovation」を受賞し、世界中で話題沸騰中のデバイスをご存知でしょうか。

引用元:【Naqi Neural Earbuds】

通称「耳マウス」とも呼ばれるこの製品は、脳への埋め込み手術を一切行わずに、顔の微細な動きや脳波を読み取ってデジタル機器を操作します。イーロン・マスク氏のNeuralinkなどが脳インプラントで実現しようとしている世界を、もっと手軽で安全な方法で叶えてしまう画期的な技術です。

本記事では、SF映画のような体験を現実にするNaqiの仕組みや、驚きの操作精度について徹底解説します。身体的なハンディキャップを持つ方へのアクセシビリティ支援としてはもちろん、私たちのデジタルライフを一変させる可能性を秘めたこのデバイスの全貌を、ぜひチェックしてください。

目次

Naqi Neural Earbuds(ナキ・ニューラル・イヤバッズ)とは?

一見すると、街中でよく見かける高音質なワイヤレスイヤホンのように見えますが、その正体は全く異なります。これは音楽を聴くための道具を超えた、次世代の「HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)」です。

HMIとは、人間と機械をつなぐ架け橋のような技術のことを指します。開発元のNaqi Logix社が作り出したこのデバイスは、CES 2026のアクセシビリティ&ロンジェビティ部門で最高賞を受賞しており、その技術力と革新性は世界的なお墨付きを得ています。

CES 2026で話題の「耳マウス」型ウェアラブル

なぜこのデバイスが「耳マウス」と呼ばれ、これほどまでに注目を集めているのでしょうか。それは、私たちが普段手で行っているクリックやスクロールといった操作を、完全なハンズフリーで実現してしまうからです。

開発者のDave Segal氏は、この製品を単なる入力機器ではなく「全接続世界を指揮するデバイス」と位置づけています。例えば、買い物袋で両手がふさがっている時や、怪我で手が使えない状況でも、耳元のウェアラブルデバイスだけでスマホやPCを思い通りに動かせるようになります。

まさに、私たちの身体機能を拡張してくれる頼もしいパートナーと言えるでしょう。物理的なコントローラーを持たずにデジタルの世界に没入できる体験は、これまでのガジェットの常識を覆すインパクトを持っています。

Neuralinkとの違いは「非侵襲」であること

脳波や生体信号を使って機械を動かすと聞くと、イーロン・マスク氏が率いる「Neuralink」を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、Naqi Neural Earbudsには決定的な違いがあります。それは「非侵襲(ひしんしゅう)」であるという点です。

非侵襲とは、体を傷つけないという意味の医療用語です。Neuralinkなどのブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の多くは、頭蓋骨に穴を開けて脳に電極を埋め込む外科手術が必要となります。これには感染症のリスクや、心理的な恐怖感がどうしても伴います。

一方でNaqiのデバイスは、普通のイヤホンのように耳につけるだけでセットアップが完了します。インプラント不要で脳波コントロールのような体験ができるため、体への負担やリスクを心配する必要がありません。最新技術の恩恵を、誰もが安全に受けられる点が最大の魅力なのです。

Naqi Neural Earbudsの仕組みと技術【微細な動きを検知】

頭の中で念じるだけで動く魔法のように思えますが、その裏側にはNaqi Logix社が開発した非常に論理的な技術が詰め込まれています。彼らが「見えないUI(ユーザーインターフェース)」と呼ぶこの仕組みは、私たちの体から発せられるわずかな信号をキャッチすることから始まります。

脳波と顔面筋肉の電気信号を読み取る「見えないUI」

このイヤホンは、耳の穴の中から脳波や「筋電位」と呼ばれる電気信号を読み取っています。私たちが顎を少し動かしたり、眉に力を入れたりすると、目には見えないレベルの微弱な電気が発生します。

Naqiのセンサーは、通常のイヤホンの数千倍もの感度を持っており、この信号を正確に検知します。例えば、奥歯を軽く噛みしめる動作や、瞬きといった顔面筋肉の動きが、そのままデジタルのスイッチとして変換されるのです。

ジャイロセンサーとマイクロジェスチャーの融合

信号の読み取りに加えて、頭の動きを感知する「ジャイロセンサー」も重要な役割を果たしています。顔を向けた方向にマウスカーソルを動かし、特定の「マイクロジェスチャー」でクリックするといった直感的な操作が可能です。

マイクロジェスチャーとは、他人が気づかないほど小さな動きのことです。電車の中やカフェでも、周囲に変な目で見られることなく操作できます。首を大きく振る必要はなく、ほんの数ミリの動きで画面上のポインターを正確にコントロールできるのです。

プライバシーを守る「カメラフリー」設計

脳からの信号を使うと聞いて、「考えが他人に読み取られるのではないか」と不安になる方もいるかもしれません。しかし、開発者はその心配を一蹴しています。

このデバイスは「思考」を読み取るのではなく、あくまでユーザーが意図的に送った「コマンド(指令)」だけを処理します。また、視線入力デバイスのようにカメラを使用しないため、周囲の映像が勝手に記録されるリスクもありません。プライバシー保護を最優先にした「カメラフリー」設計である点も、多くのユーザーに支持される理由の一つです。

Naqi Neural Earbudsで可能になること【活用事例】

では、この小さなデバイスを手に入れると、私たちの生活はどう変わるのでしょうか。CES 2026で披露されたデモや実際の活用事例を見ると、その可能性は無限大です。

PC・スマホ操作(完全ハンズフリーのマウス入力)

最も身近な使い方は、PCやスマートフォンの「完全ハンズフリー操作」です。キーボードやマウスに触れることなく、メールの作成やネットサーフィンが可能になります。

熟練すれば、1分間に最大45文字程度のタイピングができるとも言われています。料理中で手が濡れていても、満員電車でスマホを取り出せなくても、耳元の操作だけでメッセージを返信できる未来がそこにあります。

アクセシビリティ革命(車椅子操作からゲーミングまで)

Naqiの開発には、全身麻痺の友人を助けたいという創業者の想いが込められています。そのため、脊髄損傷などで体が不自由な方への「支援技術」として非常に大きな期待が寄せられています。

実際に、電動車椅子のコントロールや、複雑な操作が求められるビデオゲームのプレイも可能です。これまでは補助が必要だった場面でも、自分自身の意思だけで自由に行動できるようになる。これはまさにアクセシビリティの革命と言えるでしょう。

産業・軍事分野での活用(AR/VRコントロール)

エンターテインメントや福祉だけでなく、プロフェッショナルな現場でも活躍します。例えば、分厚い手袋をしていてタッチパネルが使えない工事現場や、静寂が求められる軍事ミッションなどです。

また、AR/VRゴーグルとの相性も抜群です。コントローラーを持つ必要がないため、メタバース空間への没入感が格段に向上します。なんと、737フライトシミュレーターを操縦できるほどの精度があることも実証されており、高度な訓練シミュレーションにも応用されています。

Naqiと他社製品の比較【Neuralink・Appleとの違い】

ここで、話題のNeuralinkや、私たちが普段使っているAirPodsなどのスマートイヤホンと何が違うのか、わかりやすく整理してみましょう。

項目Naqi Neural EarbudsNeuralink (脳インプラント)Apple AirPods Pro等
装着方法耳に入れるだけ (非侵襲)手術が必要 (侵襲型)耳に入れるだけ
安全性非常に高いリスクあり (感染症等)非常に高い
主な機能機器の操作・制御脳機能の拡張・治療音楽再生・通話
導入ハードル購入すればすぐ使える医療的な手続きが必要購入すればすぐ使える

脳インプラント(侵襲型)との安全性比較

Neuralinkは脳に電極を直接刺すため、情報の伝達速度は速いですが、やはり手術のリスクは避けられません。一方、Naqiは「インプラント不要」で、イヤホンをつける感覚で導入できます。

開発者のDave Segal氏は、「首から上が動くのであれば、脳の手術をする前にまずはNaqiを試すべきだ」と語っています。体への負担ゼロでブレインテックの恩恵を受けられる点は、Naqiの圧倒的な強みです。

既存のスマートイヤホン(AirPods等)との機能差

AirPodsなども音声操作は可能ですが、静かな場所では使いにくかったり、複雑なマウス操作まではできなかったりします。Naqiは「操作」に特化しており、声を出さずに複雑な指示を出せる点が大きく異なります。

音楽を聴くためのイヤホンではなく、身体機能を拡張するための「ウェアラブルデバイス」として区別して考えるとよいでしょう。

Naqi Neural Earbudsの発売日と価格予想

これほど魅力的なデバイスですが、気になるのは「いつ、いくらで買えるのか」という点です。現時点での情報をまとめました。

日本での発売はいつ?市場価格の目安

CES 2026での発表時点では、具体的な発売日や日本円での価格は公表されていません。しかし、海外メディアのTom’s Guideなどは、高度なセンサーを搭載しているため「1,000ドル(約15万円)以上になる可能性がある」と予想しています。

一般的なイヤホンと比べると高額ですが、医療機器レベルの性能を持つパソコン周辺機器と考えれば、納得の価格帯かもしれません。まずは米国での展開が先行し、その後、技適などの認証を経て日本市場へ投入される流れが予想されます。

まとめ:Naqiは人類の「第3の手」になるか

Naqi Neural Earbudsは、単なる新しいガジェットではありません。これまで「手」を使わなければできなかったことを、顔の表情や脳の信号だけで可能にする、人類にとっての「第3の手」とも呼べる存在です。

特に、手術不要で安全に使えるという点は、ブレイン・マシン・インターフェースを一般に普及させる大きなきっかけになるでしょう。生産性向上を求めるビジネスマンから、体の自由を取り戻したい方まで、あらゆる人の可能性を広げてくれます。

もし日本で発売されたら、あなたはどんなことに使ってみたいですか?PC作業の効率化でしょうか、それとも新しいゲーム体験でしょうか。

まずは、Naqi Logix社の公式サイトや最新のテックニュースをチェックして、未来のデバイスの動向を追いかけてみてください。私たちの生活が変わる瞬間は、もうすぐそこまで来ています。

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