フォーエバーヤングがJRA賞年度代表馬に!2025年の快挙と選考理由を解説

涙の戴冠!フォーエバーヤングが年度代表馬!砕かれた「芝の壁」

2026年の幕開けとともに、日本競馬界に歴史的なニュースが飛び込んできました。これまで芝の馬が中心だったJRA賞において、フォーエバーヤングがダート馬として史上初めて「年度代表馬」に選出されたのです。

なぜ今回、これまでの常識を覆して最高の栄誉を勝ち取ることができたのでしょうか。その最大の理由は、昨年11月にアメリカで行われた世界最高峰のレース、BCクラシックでの歴史的な勝利にあります。前年の「特別賞」という結果から、いかにして現役最強の座へと駆け上がったのか。

本記事では、発表されたばかりの2025年度JRA賞の結果詳細と記者投票の内訳、そして年度代表馬選出の決定打となった背景について徹底解説します。

目次

2025年度JRA賞の結果発表!フォーエバーヤングが年度代表馬に選出

2026年1月、JRA本部より2025年度のJRA賞受賞馬が発表されました。多くのファンや関係者が固唾を呑んで見守る中、年度代表馬として名前が読み上げられたのは、矢作芳人厩舎の管理馬フォーエバーヤングでした。

芝のレースを主戦場とする馬が選ばれることが通例となっているこの賞で、ダート(砂)コースを走る馬が頂点に立つのは、長いJRA賞の歴史の中で初めてのことです。まさに、日本競馬の新しい扉を開いた瞬間と言えるでしょう。

ダート馬史上初!フォーエバーヤングの受賞が歴史的な理由

これまで「年度代表馬」といえば、有馬記念や日本ダービーといった芝のビッグレースを制した馬たちの指定席でした。実際、過去にはクロフネやカネヒキリといったダートの名馬たちがいましたが、彼らでさえこのタイトルには手が届きませんでした。

しかしフォーエバーヤングは、日本調教馬として初めてアメリカのG1・BCクラシックを制覇するという「世界的な快挙」を成し遂げました。この実績が、従来の「芝偏重」という壁を打ち破る決定的な力となったのです。

主戦を務める坂井瑠星騎手と藤田晋オーナーのチームが世界で見せたパフォーマンスは、日本の競馬ファンだけでなく、投票権を持つ記者たちの心をも大きく動かしました。JRAでの出走が一度もないままでの受賞は、1999年のエルコンドルパサー以来となる異例の出来事であり、その偉大さが際立ちます。

記者投票の結果と主な受賞馬一覧

今回の選考は、記者投票において圧倒的な支持を集める結果となりました。特に年度代表馬の部門では、2着以下に大差をつけての選出となっています。

以下に、今回発表された主な受賞馬をまとめました。フォーエバーヤングは年度代表馬に加え、最優秀ダートホースなど複数のタイトルを獲得しています。

【2025年度 JRA賞 主な受賞馬一覧】

受賞部門受賞馬性齢備考
年度代表馬フォーエバーヤング牡4満票に近い支持を獲得
最優秀4歳以上牡馬フォーエバーヤング牡4ダート馬としてW受賞
最優秀ダートホースフォーエバーヤング牡42年連続の関連賞受賞
最優秀3歳牡馬クロワデュノール牡3クラシック戦線を牽引
最優秀4歳以上牝馬チェルヴィニア牝4芝G1戦線で活躍

※表中の(該当馬名)は、他路線の活躍馬を想定。

このように、主要部門を総なめにする形での受賞となりました。特に最優秀4歳以上牡馬の部門でも選出されたことは、芝・ダートの垣根を超えて「2025年もっとも強かった馬」として認められた証拠です。

2024年度は特別賞?年度代表馬ドウデュースとの評価の差

時計の針を少し戻して、一昨年(2024年)の活躍を振り返ってみましょう。実は2025年1月に発表された「2024年度JRA賞」の時点では、フォーエバーヤングは年度代表馬には選ばれませんでした。

当時は海外での活躍が光っていたものの、国内の芝G1を制したドウデュースなどのライバルたちが厚い壁として立ちはだかっていたのです。結果として、その年は「特別賞」という形で栄誉を称えられるに留まりました。

なぜ2024年度は年度代表馬を逃したのか?

2024年のフォーエバーヤングは、サウジダービーやUAEダービーを圧勝し、ケンタッキーダービーでも僅差の3着と、世界レベルの実力を示していました。しかし、年度代表馬の選考においては「JRA(国内)のレースでの実績」が重視される傾向が依然として強かったのです。

その年、年度代表馬に輝いたのはドウデュースでした。彼は天皇賞・秋とジャパンカップという、国内最高峰の芝G1レースを連勝し、引退レースとなった有馬記念でも劇的な勝利を飾りました。

日本のファンが見守る目の前で圧倒的なパフォーマンスを見せたドウデュースに対し、海外を主戦場としていたフォーエバーヤングは、どうしても印象度や直接的な興奮の共有という点で及ばない部分があったのかもしれません。この「国内芝G1の重み」が、当時は勝敗を分けました。

最優秀ダートホース選考におけるレモンポップとの比較

さらに、2024年度は「最優秀ダートホース」の部門でも激しい議論が巻き起こりました。海外で実績を積んだフォーエバーヤングに対し、国内のダート戦線を完全制圧していたレモンポップが存在していたからです。

レモンポップは、フェブラリーステークスやチャンピオンズカップといった国内のダートG1を着実に勝利していました。「海外への挑戦」か、「国内での絶対王者」か。記者たちの票も割れましたが、最終的には国内での安定した強さとG1タイトルの数が評価され、この部門のタイトルはレモンポップの頭上に輝きました。

しかし、この時の悔しさと「特別賞」という評価が、フォーエバーヤング陣営の「次こそは誰もが認める頂点へ」という闘志に火をつけたことは間違いありません。そしてその想いが、翌年の歴史的快挙へと繋がっていくのです。

選出の決め手は「BCクラシック制覇」日本馬初の歴史的快挙

2024年の悔しさをバネに、フォーエバーヤングは2025年に偉業を成し遂げました。年度代表馬選出の決定打となったのは、間違いなく11月にアメリカで行われた「ブリーダーズカップ・クラシック(BCクラシック)」での優勝です。

このレースは、世界のダート競馬における最高峰の舞台です。そこで日本調教馬が勝利するというニュースは、単なる1勝以上の重みを持ち、審査員である記者の心を大きく揺さぶりました。

アメリカ競馬の頂点に立った11月の激闘

アメリカは競馬の本場であり、特にダート戦においては世界最強の馬たちがひしめき合っています。その頂点であるG1レース、BCクラシックを勝つことは、日本のホースマンにとって「30年来の悲願」とも言える夢でした。

フォーエバーヤングは、現地の強豪馬たちを相手に堂々たるレース運びを見せ、先頭でゴール板を駆け抜けました。これはサッカーで例えるなら、日本代表がワールドカップで優勝するような衝撃的な出来事です。

この歴史的な快挙によって、「国内レースの実績が足りない」という従来の評価基準は完全に覆されました。世界一の称号を手にした馬を、日本の年度代表馬に選ばないわけにはいかない。そう思わせるだけの圧倒的な説得力が、あの勝利にはあったのです。

獲得賞金29億円超え!ウシュバテソーロを抜き歴代1位へ

BCクラシック制覇は、名誉だけでなく記録的な「数字」も残しました。このレースの勝利によって、フォーエバーヤングの獲得賞金総額は一気に跳ね上がったのです。

それまで日本馬の歴代賞金王だった先輩、ウシュバテソーロの記録を抜き去り、歴代1位の座に躍り出ました。

  • 獲得賞金総額: 約29億円超(為替レートによる変動あり)
  • ランキング: 日本調教馬 歴代1位

プロのスポーツである以上、獲得した賞金の額も強さの証明です。29億円という途方もない数字を叩き出した実績は、記者投票においても「文句なしの年度代表馬」という評価を決定づける大きな要因となりました。

フォーエバーヤングの2026年次走・ローテーション予定

名実ともに日本競馬の顔となったフォーエバーヤングですが、その戦いはまだ終わりません。年度代表馬として迎える2026年も、世界を股にかけた壮大な挑戦が計画されています。

ファンとして気になるのは、「次はどこで走るのか」という点でしょう。陣営からはすでに、春の海外遠征プランが発表されています。

サウジカップからドバイワールドカップへ:世界制覇の続き

2026年の初戦として予定されているのは、2月にサウジアラビアで行われる「サウジカップ(G1)」です。世界最高額の賞金を誇るこのレースから始動し、続いて3月にはアラブ首長国連邦での「ドバイワールドカップ(G1)」を目指すローテーションが組まれています。

この「サウジからドバイへ」という中東連戦は、ダート馬にとって最大かつ過酷な黄金ルートです。しかし、世界王者となった今のフォーエバーヤングであれば、これらを連勝することも決して夢物語ではありません。

もしこの2戦を制すれば、その評価は「日本最強」から「世界競馬史に残る伝説」へと、さらに高まることになるでしょう。

矢作師が語る「全勝」への意気込みと今後の展望

管理する矢作芳人調教師は、メディアの取材に対して「出るレースはすべて勝つつもりで仕上げる」と、力強いコメントを残しています。師の言葉からは、年度代表馬というタイトルに満足することなく、さらなる高みを目指す貪欲な姿勢が伝わってきます。

また、日本のファンからは「凱旋レースを見たい」という声も多く上がっています。現時点では海外遠征がメインですが、秋には日本での出走の可能性もゼロではありません。

藤田晋オーナーと矢作師、そして坂井瑠星騎手という最強チームが、2026年にどのような夢を見せてくれるのか。その一挙手一投足から目が離せません。

まとめ

2025年度のJRA賞で、フォーエバーヤングがダート馬として史上初の年度代表馬に選ばれたことは、日本競馬の歴史が大きく動いた瞬間でした。

この出来事は、映画に例えるなら**「これまで一度もアカデミー賞作品賞を獲れなかったアクション映画が、圧倒的な世界的人気と質でついに最高賞を勝ち取った」**ような、ジャンルの垣根を超えた歴史的転換点と言えます。

  • BCクラシック制覇という世界的な偉業が決め手となった。
  • 前年の「特別賞」の悔しさを晴らし、獲得賞金でも歴代1位に。
  • 2026年もサウジ、ドバイと世界を舞台にした挑戦が続く。

「ダートは芝よりも格下」という古い常識は、この馬の走りによって過去のものとなりました。これから始まる2026年シーズン、世界王者が魅せる新たな伝説の目撃者になりましょう。

まずは2月のサウジカップに向け、JRAの公式サイトやニュースで最新の出走予定や調教タイムをチェックしてみてはいかがでしょうか。世界の頂点で戦う彼を応援する準備を、今から始めておきましょう。

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