【7/25】花巻東が岩手史上初4連覇|柳葉一路主将、3年連続の涙

2026年7月25日、第108回全国高校野球選手権岩手大会の決勝がきたぎんボールパークで行われ、花巻東が盛岡大付を5-0で下し、岩手大会史上初の4連覇を達成しました。エース萬谷堅心投手が投打と一塁牽制で試合を支配する一方、3年連続で同じ相手に決勝で敗れた盛岡大付では、俳優・柳葉敏郎さんの長男で主将の柳葉一路さんが三塁コーチとしてチームを鼓舞し、敗戦後は涙を流しました。
この記事でわかること
- 試合結果:花巻東が5-0で盛岡大付を破り、岩手大会史上初の4連覇・夏4年連続14度目の甲子園出場を決めました。
- 勝因:エース萬谷堅心投手が投打で活躍し、一塁牽制で3度アウトを奪うなど盛岡大付の攻撃を寸断しました。
- 盛岡大付側の物語:柳葉敏郎さんの長男・柳葉一路主将が三塁コーチとして戦い、3年連続で花巻東の壁に阻まれ号泣しました。
試合結果ダイジェスト:花巻東5-0盛岡大付
決勝は7月25日午前10時、きたぎんボールパークで行われました。花巻東の先発は萬谷堅心投手(3年、下小路中出身)、盛岡大付の先発は須藤投手(背番号1、見前中出身)。花巻東が終始試合を優位に進め、盛岡大付を無得点に封じ込めました。
| 回 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 花巻東 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 |
| 盛岡大付 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2回に萬谷の二塁打を起点に先制すると、4回に2点を追加。9回にも代打・花坂の犠飛と久保村の二塁打でダメ押しし、最終スコアは5-0となりました。
得点の経過を時系列で見ると、花巻東がどの回も着実に加点し、盛岡大付に反撃の糸口を与えなかったことがわかります。
萬谷の二塁打から斎藤の遊ゴロ併殺崩れで先制
1-0
重盗で二・三塁、斎藤の左前打で2点
3-0
盛岡大付、田中の安打も本塁憤死
3-0のまま
花坂の犠飛、久保村の二塁打でダメ押し
5-0
序盤の先制点から終盤のダメ押しまで、花巻東が主導権を渡さなかったことが最終スコアに表れています。花巻東は5季連続の春夏連続甲子園、夏は4年連続14度目(春6度と合わせ通算20度目)の出場を決めました。
花巻東、岩手史上初の4連覇!エースの躍動と名門の底力
エース萬谷堅心、投打の活躍と”3度の牽制刺”
萬谷投手は打っても投げても試合を支配しました。2回に自ら二塁打を放って先制のきっかけを作ると、4回にも左前打で追加点につなげる勝負強さを見せました。投げては盛岡大付打線を無失点に抑え、完封で優勝に貢献。中でも際立ったのが一塁牽制の巧さで、盛岡大付の走者を一塁牽制で3度アウトにし、得点機の芽を摘み取りました。7回裏に盛岡大付が唯一二塁へ進みましたが、その後の本塁突入も阻まれ、反撃は最後まで実りませんでした。
菊池雄星・大谷翔平を輩出した名門、通算20度目の甲子園へ
花巻東は、エンゼルスの菊池雄星投手、ドジャースの大谷翔平選手を輩出した高校野球の名門です。今回の優勝で夏は4年連続14度目、春6度と合わせ通算20度目の甲子園出場となりました。岩手大会での4連覇は今大会が史上初めてです。
2025年の決勝でも花巻東は盛岡大付を8-4で下し、史上初の3連覇を達成していました。今回の4連覇は、その記録をさらに更新するものです。
14度目
(春6度と合わせ通算20度)
史上初4連覇
(2023〜2026年)
菊池雄星・大谷翔平
(エンゼルス/ドジャース)
盛岡大付、3年連続同一カードで届かなかった夏
盛岡大付は2024年、2025年、2026年と3年連続で花巻東と決勝を戦い、いずれも敗れています。2025年は8-4で敗れ花巻東の3連覇を許し、今回の2026年も5-0で退けられ、悲願の甲子園出場は再び持ち越しとなりました。
| 年 | 結果 | 花巻東の連覇 |
|---|---|---|
| 2025年 | 花巻東 8-4 盛岡大付 | 3連覇 |
| 2026年 | 花巻東 5-0 盛岡大付 | 4連覇(史上初) |
2年連続で大差をつけられなかった点は前進と言えますが、それでも決勝の壁を越えられない状況が続いています。
三塁コーチから鼓舞した柳葉一路主将の「恩返し」
盛岡大付の主将を務める柳葉一路さん(3年)は、俳優・柳葉敏郎さんの長男です。この日は選手としてではなく三塁ベースコーチとして出場し、守備の場面ではベンチから大きな声で仲間を鼓舞し続けました。決勝を前に「チームが勝って甲子園に行くことで(父に)恩返ししたい」と語っており、主将としてチームを一つにまとめる役割を担っていました。
試合後の涙と、相手を称えるスポーツマンシップ
試合終了後、柳葉さんは涙を浮かべながら本塁付近であいさつを交わし、花巻東の主将にも声をかけて健闘をたたえ合いました。その後、ベンチ前で花巻東の校歌斉唱を聞きながら大粒の涙をこぼしたと報じられています。3年連続で同じ相手に決勝で敗れた悔しさと、対戦相手への敬意の両方がにじんだ試合後の光景でした。
柳葉敏郎さんの熱い応援と、ネット上の冷静な反響
秋田から駆けつけ、全戦を見守った父の姿
柳葉敏郎さんは秋田市の自宅から岩手まで足を運び、ユニフォーム姿で今大会の盛岡大付の試合を応援し続けたと報じられています。柳葉さん自身の出身は秋田県ですが、長男の一路さんは岩手の強豪・盛岡大付に進学しており、「なぜ岩手の大会に」という声が上がった背景にはこの点があります。
SNSでの受け止め方:同情の声と報道への複雑な視線
X(旧Twitter)では、決勝敗退後の柳葉さん親子に「よく頑張った」「甲子園で見たかった」といった同情・ねぎらいの声が多く見られました。一方で、著名人の子という切り口に報道が集中しすぎているのではないか、他の選手にも焦点を当てるべきだという指摘も一部で見られました。爆発的な拡散というよりは、ニュース記事の共有を中心とした落ち着いた話題化にとどまっています。
Q. 花巻東の岩手大会4連覇は史上初ですか?
A. はい。花巻東は2023年から2026年まで岩手大会を4年連続で制しており、岩手大会史上初の4連覇です。
Q. 萬谷堅心投手はどのような活躍をしましたか?
A. 先発として盛岡大付を無失点に抑えて完封し、打っても2回の先制の起点、4回の追加点につながる安打を放ちました。さらに一塁牽制で走者を3度アウトにするなど、投打と牽制の全てで試合を支配しました。
Q. 柳葉一路さんはなぜ選手として出場しなかったのですか?
A. 柳葉さんはこの試合、選手としてではなく三塁ベースコーチとして出場しており、守備の場面でベンチから仲間を鼓舞する役割を担っていました。
Q. 盛岡大付は何年連続で花巻東に決勝で敗れていますか?
A. 2024年、2025年、2026年と3年連続で決勝に進出し、いずれも花巻東に敗れています。
花巻東は投打と牽制で盤石の強さを見せ、岩手史上初の4連覇という新たな歴史を刻みました。一方の盛岡大付は、柳葉一路主将を中心に来年こそ悲願の頂点を目指すことになります。





