【2026夏・兵庫】明石商が神戸国際大付に6-5、9回2死からの同点打と延長タイブレークで決勝へ|社は10-0コールド、7月26日は2023年決勝の再戦

【2026夏・兵庫】明石商が神戸国際大付に6-5、9回2死からの同点打と延長タイブレークで決勝へ

2026年7月24日、夏の全国高校野球選手権兵庫大会は、ほっともっとフィールド神戸で準決勝2試合が行われました。第1試合は社が須磨学園を10-0の5回コールドで下し、第2試合は明石商が神戸国際大付を延長10回タイブレークの末に6-5で振り切っています。7月26日の決勝は、社と明石商という公立同士の顔合わせ。しかも3年前の決勝と同じカードです。ここでは2試合の中身を、点の入り方と投手起用の両面から答え合わせしていきます。

この記事でわかること

  • 明石商が2-4から9回2死二三塁の同点打で追いつき、10回タイブレークを制した経過
  • 神戸国際大付の敗退で、今春センバツに出た近畿勢が地方大会から姿を消したこと
  • 明石商・仲吉泰清の10回完投が、中1日の決勝にどう影響しそうか
  • 社が須磨学園を5回コールドで下し、投手を温存して決勝に進んだ意味
  • 7月26日の決勝が「2023年決勝の再戦」である背景と、両校の勝ち上がり方の違い

まずは準決勝2試合の結果を一覧で確認します。

試合 対戦 スコア 決着 決勝進出
第1試合 社 - 須磨学園 10-0 5回コールド 社(3年ぶり)
第2試合 明石商 - 神戸国際大付 6-5 延長10回タイブレーク 明石商(2年ぶり)

同じ日の同じ球場で、片方は5回で終わる一方的な試合、もう片方は10回までもつれる総力戦になりました。この対照が、そのまま2日後の決勝の構図につながっていきます。

目次

明石商6-5神戸国際大付|2-4から追いついた9回とタイブレークの攻防

準決勝の主役は間違いなく第2試合でした。8回を終えて2-4。ここから明石商が2点を返して追いつき、タイブレークで振り切っています。まずイニングごとの得点を見てください。

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
明石商 0 1 0 0 1 0 0 0 2 2 6
神戸国際大付 2 0 1 0 0 0 1 0 0 1 5

バッテリーは明石商が仲吉泰清-大塚弥、神戸国際大付が秋田依吹・橋本大智-井本康太。細かく点を取り合いながら、常に神戸国際大付が先行する展開でした。

1回・石原悠資郎の先制2ラン、8回まで神戸国際大付ペース

試合が動いたのは1回裏でした。神戸国際大付の3番・石原悠資郎が2ランを放ち、いきなり2点を先制します。明石商も2回、5回と1点ずつ返しますが、そのたびに神戸国際大付が3回と7回に突き放し、リードを譲りませんでした。

点差は常に2点以内。ただ、追う側が一度も並べないまま8回まで来ると、試合の空気は逃げ切る側に傾きます。実際、8回終了時点で2-4。残されたのは明石商の9回表の攻撃だけでした。

9回2死二三塁、代打・高野勝斗の同点打から10回タイブレークへ

その最終回、明石商は2死から走者を二塁・三塁に進めます。相手の失策と代打の安打、送りバントを重ねて作った形でした。ここで打席に入ったのが代打の高野勝斗。右前へ運ぶ2点適時打で、4-4の同点に追いつきます。

2死からの1本で試合が振り出しに戻り、勝負は延長10回のタイブレークへ。無死一二塁から始まる設定のなかで、明石商は敵失と野選が絡んで2点を勝ち越しました。その裏、神戸国際大付も1点を返して1点差に迫りましたが、追いつくには至らず。6-5で明石商が決勝進出を決めています。

点の入り方だけを並べると、次のような流れになります。

1回裏
神戸国際大付・石原悠資郎の2ランで0-2。先制は神戸国際大付
2〜7回
明石商が2回・5回に1点ずつ返すが、神戸国際大付も3回・7回に加点。2-4のまま8回へ
9回表
2死二三塁から代打・高野勝斗の右前2点適時打。4-4の同点
10回表
タイブレークで明石商が敵失と野選により2点勝ち越し。6-4
10回裏
神戸国際大付が1点を返すも及ばず。6-5で明石商が勝利

2死からの同点打と、タイブレークでの相手のミス。決め手になったのはどちらも「最後まで走者を進め続けた」ことでした。

センバツ出場校の敗退で、近畿勢が地方大会から姿を消した

敗れた神戸国際大付は、今春のセンバツ出場校でした。この敗戦により、センバツに出場した近畿の各校がすべて地方大会で姿を消したことになったと報じられています。全国大会での実績が、そのまま夏の地方大会の結果につながらないことを、あらためて示す一戦になりました。

先制2ランを放った石原悠資郎の一発は、内容としては文句のないものでした。それでも9回まで守り切れなかった。終盤の失策が失点に直結した点は、敗因として避けて通れないところです。

仲吉泰清の完投と、決勝の投手繰り

この試合をもう一段深く見るなら、明石商の投手起用が焦点になります。先発の仲吉泰清が、延長10回を1人で投げ切りました。

最速145キロの2年生右腕が10回を投げ切った

仲吉泰清は背番号10をつける2年生右腕で、最速は145キロ。準々決勝では救援で好投し、4強入りに貢献したと伝えられていた投手です。準決勝ではその仲吉が先発し、延長までもつれた試合を最後まで1人で投げ抜きました。報道によれば投球数は160球に達したとされます。

9回2死からの場面でも三振を奪って切り抜けており、球威が落ちなかったこと自体は評価されるべき内容です。一方で、真夏の準決勝で2年生に160球を投げさせる起用には、SNS上で称賛と心配の両方の声が上がりました。「終盤まで球が来ていた」という驚きと、「決勝の先発は厳しいのでは」という懸念が、ほぼ同じ量で並んでいる状況です。

中1日の決勝で、社と何が違うか

準決勝が7月24日、決勝が7月26日。間に空くのは1日だけです。ここで効いてくるのが、社との勝ち上がり方の差でした。社は5回コールドで試合を終えているため、投手を長いイニング投げさせずに済んでいます。対する明石商は、エース格が10回を投げ切った直後。

決勝で明石商が仲吉を再び先発させるのか、それとも別の投手を立てて継投で組み立てるのか。ここが勝敗を分ける可能性は小さくありません。逆に言えば、明石商にとっては「仲吉以外がどこまで持ちこたえられるか」が、そのまま甲子園への距離になります。

社は須磨学園に10-0の5回コールド|3年ぶりの決勝進出

第1試合は、対照的に早い決着でした。社が須磨学園を10-0、5回コールドで下しています。

1回に3点、4回に6点の集中打

社は初回、松下幸叶と小倉臣斗の連打に山口諒大の内野安打が続いて3点を先制します。3回に1点を加えて4-0とすると、4回には山口諒大の適時三塁打を含む4安打で一挙6点。この時点で10-0となり、5回コールドが成立しました。

先発の内田遥斗が須磨学園打線を4安打無得点に抑えており、攻守がかみ合った形です。須磨学園は初の決勝進出を目指していましたが、ここで足踏みとなりました。

投手を温存できたことの意味

5回コールドということは、先発が投げたのも5イニングだけということです。準決勝を最少の消耗で終えられたのは、決勝を戦ううえで大きなアドバンテージになります。

社は2023年の兵庫大会を制して以来、3年ぶりの決勝進出。当時の甲子園は初戦敗退に終わっており、その意味でも「もう一度」の思いが強いチームです。

決勝は7月26日|2023年決勝の再戦、勝敗の分かれ目はどこか

決勝は7月26日(日)午前10時、ほっともっとフィールド神戸。勝った方が、8月5日に開幕する全国選手権に兵庫代表として出場します。

2023年は社が5-4で明石商を下して優勝している

この社と明石商というカードは、初めてではありません。2023年の第105回兵庫大会の決勝が、まさに社対明石商でした。結果は社が5-4で勝利し、甲子園に進んでいます。3年前に1点差で敗れた側が、同じ舞台に戻ってきた形です。

公立校同士の決勝という点でも注目度は高く、地元では両校への声援が入り混じっています。

項目 明石商
準決勝の内容 10-0(5回コールド) 6-5(延長10回タイブレーク)
投げたイニング 5回 10回
決勝進出 3年ぶり 2年ぶり
2023年決勝 5-4で勝利・優勝 4-5で敗戦
強み 打線の集中力と投手の余力 接戦での粘りと終盤の攻め

温存の社か、勢いの明石商か

ここまでの勝ち上がり方を並べると、両校の性格の違いがはっきり出ます。

社|温存型の勝ち上がり

準決勝を5回で終え、投手の球数も打線の疲労も最小限。決勝に力を残した状態で入れる

明石商|総力戦型の勝ち上がり

延長10回を戦い抜いた直後。消耗は大きいが、接戦をものにしてきた経験値と勢いがある

数字だけを見れば、余力のある社が有利という見方になります。実際にSNS上でも「明石商は激闘続きで疲れている」「社は投手を温存できた」という声が目立ちました。一方で、報徳学園や神戸国際大付といった強豪を接戦で退けてきた明石商の粘りを評価し、「勢いは本物」と推す声も同じくらいあります。予想は明確に割れており、実際のところは当日の投手起用次第でしょう。

近本光司と山崎伊織、両校が送り出したプロ野球選手

両校ともプロ野球で活躍する卒業生を持っています。社の出身選手には阪神の近本光司がおり、明石商からは巨人の山崎伊織が出ています。公立校同士とはいえ、プロに人材を送り出してきた実績のあるチーム同士の決勝ということになります。

よくある質問(FAQ)

Q. 2026年の兵庫大会決勝はいつ、どこで行われますか。

A. 7月26日(日)午前10時から、ほっともっとフィールド神戸で行われます。対戦カードは社対明石商です。

Q. 明石商と神戸国際大付の準決勝のスコアは。

A. 明石商が6-5で勝ちました。延長10回のタイブレークまでもつれ、明石商が10回表に2点を勝ち越して1点差で逃げ切っています。

Q. 明石商はどうやって同点に追いついたのですか。

A. 2-4で迎えた9回表、2死二三塁の場面で代打の高野勝斗が右前へ2点適時打を放ち、4-4としました。

Q. 社はなぜ5回で試合が終わったのですか。

A. 社が須磨学園に10-0とし、点差によるコールドゲームが成立したためです。1回に3点、3回に1点、4回に6点を奪いました。

Q. 社と明石商の決勝は過去にもありましたか。

A. あります。2023年の第105回兵庫大会決勝が社対明石商で、このときは社が5-4で勝って甲子園に出場しました。今回はその再戦にあたります。

Q. 兵庫大会の優勝校はいつから甲子園に出場しますか。

A. 優勝校は、8月5日に開幕する全国高校野球選手権大会に兵庫代表として出場します。

まとめ

兵庫大会準決勝は、5回で終わった試合と10回までもつれた試合という、両極端な2試合になりました。社は打線の集中力で須磨学園を圧倒して3年ぶりの決勝へ。明石商は2-4から9回2死の同点打でつなぎ、タイブレークで神戸国際大付を振り切って2年ぶりの決勝進出です。

7月26日の決勝は、3年前と同じ社対明石商。余力を残した社と、接戦を勝ち抜いてきた明石商という構図で、明石商が投手をどう組み立てるかが最大の見どころになります。勝った方が8月5日開幕の甲子園に進みます。

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