バレー男子日本代表が世界ランク5位に浮上|VNL2026予選11連勝の中身を解説【2026年7月】

2026年7月19日更新のFIVB(国際バレーボール連盟)男子世界ランキングで、バレーボール男子日本代表が5位につけています。ネーションズリーグ(VNL)2026の予選ラウンドを負けなしで駆け抜け、王者イタリアまで撃破しての堂々たる順位です。一時は世界ランキングで二桁順位に沈んでいた時期を知るファンにとっては、まさに隔世の感がある躍進といえます。この記事では「なぜ今、日本は世界5位なのか」を、最新ランキングとVNLの戦績から答え合わせします。

この記事でわかること

  • 最新の順位:2026年7月19日時点で日本は世界ランキング5位(341.71ポイント)、4位アメリカとはわずか5.57ポイント差
  • 躍進の中身:VNL2026予選ラウンドを11勝0敗・勝ち点27で首位通過。7月15日には王者イタリアを3-2で破った
  • 次の舞台:決勝ラウンドは7月29日〜8月2日に中国・寧波(ニンポー)で開催。石川祐希・髙橋藍を軸に優勝を狙う
目次

最新の男子バレー世界ランキング(2026年7月19日時点)

まずは現在地の確認です。2026年7月19日に更新されたFIVB男子世界ランキングの上位10か国は、以下のとおりです。日本は堂々の5位につけています。

順位 国・地域 ポイント
1 ポーランド 391.38
2 イタリア 367.30
3 ロシア 352.10
4 アメリカ 347.28
5 日本 341.71
6 スロベニア 331.93
7 ブラジル 310.20
8 フランス 293.23
9 トルコ 270.95
10 ブルガリア 270.00

日本は5位・4位アメリカとはわずか5.57ポイント差

日本の341.71ポイントは、4位アメリカ(347.28)との差がわずか5.57ポイント。6位スロベニア(331.93)とは9.78ポイントの差があります。上位は僅差でひしめいており、今後の大会結果次第では表彰台圏内である4位以上も十分に射程に入る位置とみられます。かつて格上だった強豪と互角に渡り合える順位にまで、日本が押し上げてきたことがうかがえます。

そもそも世界ランキングのポイントはどう決まる?

FIVBの世界ランキングは、公式国際大会の試合ごとに勝敗と対戦相手の強さに応じてポイントが増減する「マッチベース」の仕組みが採られています。ざっくり言えば、格上を倒せば大きくポイントを得られ、格下に敗れれば大きく失う設計です。だからこそ、後述するVNLでの「強豪相手の連勝」が、日本の順位を効率よく押し上げる原動力になっています。単に試合をこなすだけでなく、誰にどう勝ったかが順位に直結するわけです。

上位国の勢力図:ポーランド首位、注目はロシアの「復帰」

首位は391.38ポイントのポーランド、2位に世界選手権を連覇してきたイタリアが続きます。ここで注目したいのが3位のロシアです。ロシアは2022年のウクライナ侵攻を受けてFIVBが国際大会への参加を制限していましたが、2026年7月、IOC(国際オリンピック委員会)が制限を撤廃したことを受けてFIVBもこれを解除。ランキングには凍結されていた当時のポイント(352.10)がそのまま反映される形で3位に復帰しました。実戦から長く離れていたチームが上位に並ぶことにファンからは戸惑いの声も上がっており、今後の実際の対戦でどう評価が動くかが注目されます。

なぜ日本は5位まで上がれたのか|VNL2026予選11連勝の快進撃

日本がこの順位にいる最大の理由が、ネーションズリーグ2026予選ラウンドでの圧倒的な戦績です。日本は予選ラウンドを11勝0敗・勝ち点27で終え、参加国のなかで首位に立ちました。3週にわたる各ラウンドを、下記のように勝ち上がってきました。

第1週
中国ラウンド
ウクライナ/ポーランド/中国/スロベニアに連勝
第2週
フランスラウンド
セルビア/イラン/アメリカ/フランスに全勝
第3週
日本ラウンド
王者イタリア撃破を含め連勝を継続、通算11勝0敗で首位通過

王者イタリア撃破で決勝ラウンド一番乗り(7月15日・3-2)

躍進を象徴したのが、地元・日本ラウンドで迎えた7月15日の王者イタリア戦です。日本はセットカウント3-2のフルセットの末に勝利。この勝利で予選3試合を残して決勝ラウンド進出を確定させ、その後も勝ち星を積み上げて予選11勝0敗という数字にたどり着きました。前述のとおり、こうした格上撃破こそが世界ランキングのポイントを大きく押し上げる要素であり、イタリア戦の1勝は勝ち点以上の意味を持っていたといえます。会場を埋めた7000人超のファンの前での白星は、チームにとっても大きな弾みになったとみられます。

▼ 7月15日 日本 3-2 イタリア(セット別スコア)
セット スコア 奪取
第1セット 24-26 イタリア
第2セット 25-19 日本
第3セット 25-20 日本
第4セット 23-25 イタリア
第5セット 15-12 日本

第1セットを24-26で落としながら、続く2セットを連取して主導権を握り、最終セットまでもつれる展開を制しました。この試合で髙橋藍が最多の26得点をマークするなど、競り合いを勝ち切る勝負強さを見せています。

躍進を支えた主役と「層の厚さ」|石川祐希・髙橋藍・西田有志

好調の要因は特定のスターだけではありません。主将のリーダーシップ、エースの得点力、そして誰が出ても戦える控えの厚み——この三位一体が今の日本の強さを支えています。

主将・石川祐希の勝負強さ

キャプテンを務める石川祐希は、フルセットのもつれた展開でも落ち着いてチームをまとめ、最後に勝ち切る勝負強さで評価を集めています。レセプション(サーブレシーブ)から攻撃へつなぐ働きや、細かな技術で流れを引き寄せるプレーが、接戦での安定感につながっているとみられます。

得点源・髙橋藍のオールラウンドな活躍

髙橋藍は強打のスパイクに加え、サーブやブロックでも存在感を発揮するオールラウンダーです。イタリア戦での26得点に象徴されるように、要所で得点を積み重ねてチームを牽引しています。攻守にわたる貢献度の高さが、日本の得点力の柱になっています。

西田有志ら控えを含む「誰が出ても勝てる」層の厚さ

今回の快進撃で見逃せないのが、主力を温存できるほどの選手層の厚さです。西田有志らアタッカー陣に加え、控えの選手が出場しても勝ち切れる総合力があり、連戦でもコンディションを保ちやすい構成になっています。「誰が出ても勝てる」というチーム全体の底上げこそ、長い予選を無敗で乗り切れた最大の理由の一つといえるでしょう(編集部分析)。

「昔を知るほど泣ける」低迷期からの復活ストーリー

この躍進が多くのファンの胸を打つのは、日本男子バレーがかつて世界ランキングで二桁順位に低迷していた時期を経てきたからです。強豪国の後塵を拝していた時代から、地道な強化と若い才能の台頭を積み重ね、いまや世界5位。SNS上でも「昔の低迷期を知っているからこそ、この全勝がうれしい」といった、長年のファンの感慨がにじむ声が広がっています。単なる順位の話ではなく、積み上げてきた時間の物語として受け止められている点に、今回の快進撃の特別さがあります。

▼ 世界ランキングのイメージ(低迷期 → 現在)
かつての低迷期
二桁順位
2026年7月
世界5位(341.71pt)

※順位のイメージを示した図。低迷期の具体的な順位は時期により変動します。

決勝ラウンドの展望|7月29日〜中国・寧波で優勝に挑む

予選首位で勝ち上がった日本は、7月29日から8月2日に中国・寧波(ニンポー)で行われる決勝ラウンドに臨みます。予選で見せた逆転力と選手層の厚さをそのまま持ち込めれば、優勝争いに絡む可能性は十分にあるとみられます。

項目 内容
大会 バレーボール ネーションズリーグ2026 男子 決勝ラウンド
日程 2026年7月29日〜8月2日
開催地 中国・寧波(ニンポー)
日本の位置づけ 予選ラウンド首位(11勝0敗・勝ち点27)で進出

準々決勝以降のトーナメントでは、イタリア・アメリカ・ポーランドといった強豪との対戦が予想されます。予選で王者イタリアを破った実績は、こうした一発勝負でも大きな自信になるはずです。石川・髙橋の好調が続けば、日本が「優勝候補の一角」として名乗りを上げる展開も現実味を帯びてきます。

男子バレー日本代表 世界ランキングのよくある質問

今回のテーマで検索されやすい疑問を、最後に整理します。

Q. 男子バレー日本代表の現在の世界ランキングは?

A. 2026年7月19日更新のFIVB男子世界ランキングで5位(341.71ポイント)です。4位アメリカとは5.57ポイント差の僅差につけています。

Q. ネーションズリーグ2026で日本は何勝しましたか?

A. 予選ラウンドを11勝0敗・勝ち点27で終え、首位で決勝ラウンド進出を決めました。7月15日には王者イタリアを3-2で破っています。

Q. なぜランキング3位のロシアはVNLで見かけないのですか?

A. ロシアは2022年以降、国際大会への参加が制限されていました。2026年7月に制限が解除され、凍結されていた当時のポイントでランキング3位に復帰した経緯があるため、上位順位と実戦での姿にギャップが生じています。

Q. 決勝ラウンドはいつ・どこで行われますか?

A. 2026年7月29日〜8月2日に、中国・寧波(ニンポー)で開催されます。日本は予選首位で臨みます。

まとめ:世界5位は「積み上げの成果」、決勝ラウンドに注目

男子バレー日本代表の世界ランキング5位は、VNL2026予選を11勝0敗で駆け抜け、王者イタリアまで撃破した積み上げの成果です。石川祐希のキャプテンシー、髙橋藍の得点力、そして西田有志らを含む層の厚さが、無敗の快進撃を支えました。7月29日から中国・寧波で始まる決勝ラウンドで、日本がどこまで頂点に迫れるか——かつての低迷期を知るファンほど胸が熱くなる夏になりそうです。

参考情報

  • Goal.com 日本「バレーボール男子世界ランキング最新順位」
  • Goal.com 日本「バレーボールネーションズリーグ男子2026 試合日程・結果・順位表」
  • TBS NEWS DIG/Yahoo!ニュース「バレー男子日本代表、王者イタリアをフルセットで破り8強入り」
  • バレーボールキング/Yahoo!ニュース「FIVBがロシアの国際大会への復帰を発表」
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