ロイロノート新機能と活用事例!若手教員の業務効率化ガイド

GIGAスクール構想が全国の学校に定着し、授業支援アプリ「ロイロノート・スクール」は教育現場に欠かせない存在となりました。しかし、次々と追加される新機能をうまく使いこなせず、業務効率化の恩恵を十分に受けられていない先生方も多いのではないでしょうか。本記事では、注目のテキスト添削や生徒別共有ノートといった最新機能の使い方を、実際の活用事例とともにわかりやすく解説します。特に若手教員の皆様が明日からすぐに実践できるヒントを、具体的な場面に沿ってお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ロイロノート注目の新機能!業務効率化を実現するツール

ロイロノートは授業支援アプリとして、ICT教育の現場で幅広く活用されています。2025年から2026年にかけてのアップデートでは、教員の日常業務を大幅に効率化する機能が相次いで追加されました。なかでも教育現場からの要望が特に多かった「テキスト添削」と「生徒別共有ノート」は、個別最適な学びを実現するうえで大きな力を発揮する注目の機能です。

ここでは、それぞれの機能の特徴とメリットを整理してご紹介します。まずは各機能のポイントを押さえたうえで、次章の活用事例へとつなげていきましょう。

待望の「テキスト添削」機能でフィードバックを迅速に

提出箱に届いた生徒の回答に対して、テキスト入力で添削コメントを書き込める機能がついに登場しました。これまで手書きでしか対応できなかった添削作業が、キーボード操作でスピーディーにこなせるようになっています。

添削内容は青枠のカードとして表示され、文字の色や太さを自由に変更できるため、重要なポイントを視覚的に伝えやすくなっています。さらに、一度作成した添削カードはコピー&ペーストで使い回せるので、同じようなミスが多いクラスでは繰り返しの入力作業を大幅に省けるでしょう。

もちろん、従来の手書き機能との併用も可能です。たとえば、丸つけやちょっとした記号は手書きでサッと書き込み、詳しい解説や改善点のコメントはテキストで入力するといった使い分けができます。この組み合わせにより、フィードバックの質を落とすことなく業務効率化を図れる点が、多くの教員から高く評価されています。

テキスト添削の主な特徴をまとめると、次のとおりです。

  • 提出箱の回答に対してキーボードでテキストコメントを入力できる
  • 青枠カードの文字色・太さを変更でき、視覚的にわかりやすい添削が可能
  • 添削カードのコピー&ペーストにより、同様のコメントを効率よく再利用できる
  • 手書き添削との併用で、状況に応じた柔軟なフィードバックを実現できる

「生徒別共有ノート」で個別の学習状況を把握

生徒別共有ノートは、教員と生徒が一対一でやりとりできる共有ノートを一括で作成できる機能です。クラス全員分のノートをまとめて用意できるため、準備にかかる手間が大幅に減ります。

この機能の最大の魅力は、一覧画面から各生徒の操作状況をリアルタイムで確認できる点にあります。誰がどこまで進んでいるのか、どこでつまずいているのかを教員側の画面で一目で把握でき、必要なタイミングで声かけや個別指導に移ることができるのです。GIGAスクール環境において求められる個別最適な学びの支援に、直接つながる仕組みといえるでしょう。

また、生徒一人ひとりの学習記録がノートに蓄積されていくため、学期を通じた成長の過程を振り返る際にも役立ちます。面談や通知表の所見を書く場面で、具体的な学びの軌跡を参照できるのは、若手教員にとって特に心強いのではないでしょうか。

新機能を活かしたロイロノート活用事例

新しい機能の概要がわかったところで、次に気になるのは「実際の授業や業務でどう使えばいいのか」という点でしょう。ここでは、テキスト添削やテストカードのエクセル連携といった機能を活用した具体的な事例を紹介します。

まずは、主な活用シーンと期待できる効果を表で整理しました。

機能名活用シーン得られる効果
テキスト添削作文や意見文への個別コメント記入フィードバックの質向上と添削時間の短縮
テキスト添削+手書き併用算数・数学の丸つけと解説の同時添削手書きの手軽さとテキストの正確さを両立
生徒別共有ノート自主学習の進捗管理や個別課題の配布一人ひとりの学習状況をリアルタイムで把握
テストカードのエクセル連携小テスト・単元テストの問題作成と採点問題作成・採点にかかる時間を大幅に削減

テキスト添削を用いた個別最適な学びの実践

テキスト添削機能が特に力を発揮するのは、国語の作文指導や社会科のレポート課題など、文章へのコメントが欠かせない場面です。従来であれば、一人ひとりの提出物に赤ペンで書き込む作業に膨大な時間がかかっていました。テキスト添削を活用すれば、キーボードで素早くコメントを入力でき、修正も簡単に行えます。

たとえば、作文の提出箱を開き、構成についてのアドバイスはテキストで丁寧に記述し、誤字脱字の指摘は手書きでさっと丸をつけるという使い分けが効果的です。こうした工夫により、教員の負担を軽減しながら、生徒にとっても読みやすく具体的なフィードバックを届けることができます。

よくあるコメントをテンプレートとしてコピー&ペーストで使い回せるのも見逃せないポイントです。「結論を先に書くと説得力が増します」「具体例を一つ加えてみましょう」といった定型的な助言は、あらかじめ用意しておくことで添削のスピードが格段に上がります。浮いた時間をより個別性の高いコメントに充てれば、フィードバック全体の質も自然と高まっていくでしょう。

テストカードのエクセル連携で小テスト業務を効率化

ロイロノートのテストカード機能は、授業中の小テストや単元の確認テストに活用できる便利なツールです。最新のアップデートでは、エクセルファイルから問題を一括で取り込める機能が加わり、テスト作成の手間が大きく軽減されました。

使い方はシンプルで、あらかじめエクセルに問題文と正答を入力しておき、そのファイルをロイロノートに読み込ませるだけで、テストカードが自動で生成されます。手作業で一問ずつ入力していた頃と比べると、準備にかかる時間は圧倒的に短くなります。毎週のように小テストを実施する教科では、その恩恵を強く実感できるはずです。

さらに、短文記述問題では数式の入力にも対応しており、数学や理科の教員にとっても使いやすい仕様になっています。自動採点と組み合わせれば、テストの実施から結果の把握までをスムーズに完結でき、採点業務にかかっていた時間を授業準備や生徒との対話に振り向けることが可能です。エクセル一括処理による業務効率化は、忙しい日々を送る若手教員にこそ積極的に取り入れてほしい機能といえるでしょう。

若手教員必見!授業づくりと教育DXのヒント

教員になって間もない時期は、授業の準備だけで精一杯という方も少なくないでしょう。教材研究に加えて学級経営や保護者対応、校務分掌と、やるべきことは山のようにあります。そんな若手教員にとって、ロイロノートを活用した先輩教員の実践事例や、同じ立場の仲間と学び合える場の存在は、日々の授業づくりを前に進める大きな原動力となるはずです。

ここでは、若手教員が活用できるイベント情報や書籍を通じた学びの機会をご紹介します。ICT教育のスキルを高めながら、主体的・対話的で深い学びを実現するためのヒントをつかんでいきましょう。

  • 同世代の教員と実践を共有し合うことで、自分だけでは気づけなかった視点が得られる
  • ロイロ認定ティーチャーの授業案を参考にすれば、ゼロから教材を作る負担が軽くなる
  • イベントやセミナーへの参加は、GIGAスクール環境でのICT活用に対する不安の解消にもつながる
  • 書籍や年鑑を手元に置いておけば、困ったときにいつでも立ち返れるガイドになる

若手教員向けイベントと実践共有の場を活用

ロイロノートでは、若手教員を対象としたオンラインセミナーや対面イベントが定期的に開催されています。たとえば「若手教員集結!〜情熱を架け橋に〜in東京」と題されたイベントでは、全国から集まった教員が学級経営や各教科の授業実践について発表し合い、活発な意見交換が行われました。

こうした場の魅力は、完成された模範授業を一方的に聞くだけではないところにあります。「この場面でシンキングツールをどう使ったか」「提出箱の活用で生徒の反応がどう変わったか」など、日常の試行錯誤をリアルに共有できるからこそ、自分の教室に持ち帰れるヒントが見つかるのです。

初めてのイベント参加に不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、同じ悩みを抱える若手同士だからこそ、気負わずに質問や相談ができる雰囲気があります。一度参加すると継続的なつながりが生まれ、日々の授業で困ったときに相談できる仲間が全国にできるという声も多く聞かれます。探究的な学びの実践に挑戦したい方にとって、こうしたコミュニティは心強い味方となるでしょう。

『ロイロノート年鑑』に学ぶ多様な授業案

授業づくりの引き出しを増やしたい若手教員におすすめしたいのが、『ロイロノート年鑑2026』です。この書籍には、ロイロ認定イノベーターと呼ばれる実践力の高い教員たちによる22本の授業案が収録されています。

掲載されている授業案は、個別最適な学びや協働的な学びといった最新の教育トレンドを踏まえた内容ばかりです。小学校から高等学校まで幅広い校種・教科に対応しているため、自分の担当に近い事例を見つけやすいのが特長といえます。単に手順を並べるだけでなく、なぜその場面でロイロノートを使うのかという意図まで丁寧に書かれているので、授業設計の考え方そのものを学ぶことができるでしょう。

たとえば、共有フォルダを活用して生徒同士が資料を持ち寄る協働学習の事例や、iPadとシンキングツールを組み合わせた思考の可視化の実践などが紹介されています。「教科書どおりの授業から一歩踏み出したいけれど、何から始めればいいかわからない」と感じている先生にとって、具体的な道しるべとなる一冊です。

【ロイロノート年鑑2026】

管理機能のアップデートで学校全体のGIGAスクール推進

ロイロノートの進化は、授業を行う教員向けの機能だけにとどまりません。学校や自治体の管理者が使う管理ページにも重要なアップデートが加わっており、教育DXを組織全体で推進するための基盤が着実に整ってきています。

管理者向け機能の強化は、一見すると教壇に立つ先生には関係が薄いように思えるかもしれません。しかし、セキュリティやアカウント管理の仕組みが整うことで、現場の教員が安心してICT教育に取り組める環境が生まれます。ここでは、特に注目すべき二つのアップデートを見ていきましょう。

一つ目は、Webフィルタ機能の詳細設定です。管理ページからIPアドレスによるアクセス制限を細かく設定できるようになり、生徒が不適切なサイトにアクセスするリスクを学校の実情に合わせてコントロールできます。Webフィルタとは、インターネット上の有害なコンテンツへのアクセスを制限する仕組みのことで、GIGAスクール環境で端末を安全に運用するうえで欠かせない機能です。

二つ目は、年次処理におけるエクセル一括処理の改善です。年度替わりの時期には、クラス替えや進級に伴うアカウントの更新作業が発生します。従来は手作業での対応に多くの時間を費やしていましたが、エクセルファイルを使った一括処理がよりスムーズになったことで、管理者の負担が大幅に軽減されました。年度初めの慌ただしい時期にこそ、こうした業務効率化の恩恵は大きく感じられるものです。

学校全体でロイロノートを活用していくためには、管理者と教員が連携し、安全で使いやすい環境を整えることが不可欠です。管理機能のアップデートにも目を向けることで、組織的なGIGAスクール推進の一歩を踏み出せるのではないでしょうか。

なお、GIGAスクール環境を整えるうえで、端末の導入や管理体制に不安を抱える学校も多いのではないでしょうか。そうした課題を包括的にサポートしているのが、田中電気株式会社です。田中電気はiPadOS、ChromeOS、Windowsの3つのOSに対応した学習用端末を幅広く取り扱っており、導入実績は100校以上、累計100,000台を超えています。端末のキッティングやフィルタリング設定といった初期導入の支援はもちろん、故障対応やアカウント管理、保護者への販売・集金業務まで、専任のヘルプデスクチームがワンストップで対応してくれるため、端末管理を担当する先生の負担を大幅に軽減できます。ロイロノートのような授業支援アプリを最大限に活かすためにも、土台となる端末環境の整備と運用サポートは欠かせません。GIGAスクール端末の導入や運用に課題を感じている場合は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

田中電気株式会社 GIGAスクール支援サイト:https://tanaka-giga.com/

まとめ

本記事では、ロイロノートに追加されたテキスト添削や生徒別共有ノートといった新機能の内容と、それらを活かした具体的な活用事例をご紹介しました。テストカードのエクセル連携による小テスト業務の効率化や、管理ページのアップデートによる学校全体のDX推進まで、幅広い視点からロイロノートの最新情報をお伝えしてきました。

若手教員にとって、日々の授業準備や校務に追われる中で新しいツールを試す余裕がないと感じることもあるかもしれません。しかし、今回ご紹介した機能はどれも「今ある業務をもっと楽にする」ことを目的に設計されたものばかりです。まずは一つ、たとえばテキスト添削のコピー&ペーストを明日の添削作業で試してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

小さな一歩が積み重なれば、授業の質も、働き方も、きっと変わっていきます。ぜひ本記事を参考に、ロイロノートの新機能を日々の実践に取り入れてみてください。

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