2026年1月、高校バレー界の最高峰である「春高バレー(第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会)」がいよいよ開幕します。3年生にとっては負けたら終わりの集大成となるこの大会。今年は男子の鎮西が高校3冠を達成するのか、それとも駿台学園が前人未到の4連覇を成し遂げるのかに大きな注目が集まっています。本記事では、そんな熱戦必至の2026年大会について、優勝予想や注目の組み合わせ、そして次世代の日本代表候補となる注目選手を徹底解説します。
【春高バレー2026】大会日程と組み合わせ・トーナメント表
開催期間と会場(東京体育館)
高校バレーボーラーの聖地、東京体育館を舞台に繰り広げられる「冬の祭典」。2026年の大会は1月5日に開幕し、約1週間にわたって熱戦が繰り広げられます。まずは大会のスケジュールを押さえておきましょう。
| 日程 | 内容 |
| 1月5日(月) | 開会式・男女1回戦 |
| 1月6日(火) | 男女2回戦 |
| 1月7日(水) | 男女3回戦・準々決勝 |
| 1月8日(木) | 休養日 |
| 1月9日(金) | 男女準決勝 |
| 1月10日(土) | 男子決勝・閉会式 |
| 1月11日(日) | 女子決勝・閉会式 |
初日から準々決勝までは連戦となるため、選手のコンディション管理が勝敗を分ける重要な要素となります。特に3回戦と準々決勝が行われる1月7日は、1日に2試合を戦うダブルヘッダーとなる過酷な日程です。この山場をどう乗り越えるかが、センターコートへの切符をつかむ鍵となるでしょう。
注目の組み合わせ決定!激戦区はどこ?
12月初旬に発表されたトーナメント表(組み合わせ)を見ると、今年もまた強豪校同士が早い段階で激突するブロックが生まれました。いわゆる死のグループと呼ばれる激戦区では、1回戦から決勝戦のようなハイレベルな試合が予想されます。
特に注目したいのは、シード校の初戦となる2回戦です。各都道府県の予選を勝ち抜いてきた実力校が、シード校に対してどのような対策を講じて挑むのかが見どころです。組み合わせ抽選の結果は、運も実力のうちと言われますが、この対戦カードが大会の行方を大きく左右することは間違いありません。
男子優勝予想:鎮西の3冠達成か、駿台学園の4連覇か
【本命】鎮西(熊本):一ノ瀬漣を擁する最強のエースバレー
男子の優勝候補筆頭として名前が挙がるのは、やはり熊本の鎮西高校です。今年度のインターハイと国スポ(国民スポーツ大会)を制しており、この春高バレーで優勝すれば悲願の「高校3冠」達成となります。
鎮西の強みは、何といっても伝統の「エースバレー」です。絶対的なエースにトスを集め、どんな苦しい状況からでも点を奪い取るスタイルは圧巻の一言。特に今大会の主役と目されるエースの一ノ瀬漣選手は、高さとパワーを兼ね備えた世代最強のスパイカーです。彼を中心とした攻撃力が爆発すれば、他校がそれを止めるのは至難の業でしょう。
【対抗】駿台学園(東京):緻密な守備で狙う史上初の4連覇
鎮西の3冠を阻む一番手は、東京の駿台学園です。昨年の春高王者であり、今回は史上初となる大会4連覇という偉業に挑みます。駿台学園の持ち味は、データに基づいた緻密なバレーと、ボールを落とさない驚異的な守備力にあります。
新チーム発足当初は主力の入れ替わりによる経験不足も懸念されましたが、シーズンを通して着実に力をつけ、組織力は完成の域に達しています。相手の強打を拾って切り返す粘り強さは健在で、ラリーが続くほど駿台学園のリズムになっていくでしょう。王者のプライドを懸けた戦いに注目です。
【ダークホース】東山(京都)と市立尼崎(兵庫)の底力
2強の争いに割って入る存在として見逃せないのが、京都の東山高校と兵庫の市立尼崎高校です。東山は「高速立体バレー」を掲げ、多彩なコンビネーションで相手ブロックを翻弄します。セッターを中心としたスピーディーな展開は、鎮西や駿台学園にとっても脅威となるはずです。
一方の市立尼崎は、堅実なレシーブと粘り強さが持ち味のチームです。派手さはなくとも、ミスの少ない丁寧なバレーで相手の隙を突き、接戦をものにする勝負強さを持っています。強豪ひしめく近畿ブロックを勝ち抜いてきた自信を胸に、虎視眈々と頂点を狙っています。
女子優勝予想:女王・金蘭会を止めるのはどこだ?
【本命】金蘭会(大阪):インターハイ連覇の安定感
女子の優勝争いは、大阪の金蘭会高校が頭一つ抜けていると言えます。インターハイでの連覇が記憶に新しく、攻守において隙のない完成度の高いバレーを展開します。選手層の厚さも全国屈指で、誰が出ても戦力が落ちないのが強みです。
チームの中心となるのは、キャプテンであり世代を代表するオールラウンダー、馬場柚希選手です。強烈なスパイクだけでなく、リベロ顔負けのレシーブ力でチームを支えます。彼女のリーダーシップの下、金蘭会が女王の座を盤石なものにするのか、それとも波乱が起きるのかが最大の焦点です。
【対抗】就実(岡山)と下北沢成徳(東京)の激突
女王・金蘭会の対抗馬として挙げられるのが、岡山の就実高校と東京の下北沢成徳高校です。就実は過去に春高連覇の経験もあり、大舞台での戦い方を熟知しています。基本技術の高さと、ボールを繋ぐ執念は今年も健在です。
下北沢成徳は、伝統の「オープンバレー」で勝負を挑みます。高さを生かしたパワーあふれるスパイクは破壊力抜群で、相手の守備を力でねじ伏せる迫力があります。両校ともに金蘭会を倒すための対策を練り上げてきているはずであり、準決勝や決勝で対戦することになれば、激しい攻防が期待できるでしょう。
【注目】福岡女学院や東九州龍谷の躍進に期待
上位校を脅かす存在として、福岡女学院や大分の東九州龍谷にも注目です。福岡女学院は近年メキメキと力をつけてきており、チーム全体でボールを繋ぐ全員バレーが魅力です。勢いに乗れば、一気に上位へ駆け上がるポテンシャルを秘めています。
名門・東九州龍谷も虎視眈々と王座奪還を狙っています。高速コンビバレーは健在で、相手に的を絞らせない変幻自在の攻撃は見応え十分です。これらのチームがシード校相手にどのような戦いを見せるかが、大会の盛り上がりを左右する重要なポイントになるでしょう。
春高バレー2026で見逃せない注目選手5選
大会の勝敗を分けるのはチーム力ですが、苦しい場面で流れを変えるのはやはり「個の力」です。ここでは、今大会の主役となり得る、そして将来の日本代表(龍神NIPPON・火の鳥NIPPON)を背負って立つであろう注目のスター選手たちを紹介します。
男子注目:一ノ瀬漣(鎮西)― 世代最強のオールラウンダー
男子で最も注目すべきは、優勝候補・鎮西高校を率いる絶対的エース、一ノ瀬漣選手です。身長190cmを超える恵まれた体格から繰り出されるスパイクは、高さとパワーにおいて高校生レベルを超越しています。
彼がすごいのは攻撃面だけではありません。サーブやレシーブ、ブロックに至るまで、すべてのプレーにおいて高水準なスキルを持つ「オールラウンダー」である点です。苦しい時にトスを託せば必ず決めてくれる、まさに大黒柱。「鎮西のエース」という重圧を力に変え、チームを3冠へと導くことができるか、その右腕に注目してください。
女子注目:馬場柚希(金蘭会)― 攻守に輝くマルチプレーヤー
女子の注目は、金蘭会高校のキャプテン、馬場柚希選手です。彼女の魅力は、卓越したバレーセンスとリーダーシップにあります。強烈なスパイクで得点を重ねる一方で、リベロ並みの反応速度でボールを拾い上げる守備力も兼ね備えています。
コートの中では誰よりも声を出し、精神的支柱としてチームを鼓舞し続ける姿は、まさに「優勝請負人」。インターハイ連覇の実績を引っ提げ、最後の春高でどのような輝きを見せるのか。彼女のプレーからは一瞬たりとも目が離せません。
その他、期待の逸材たち(遠藤駿、忠願寺莉桜など)
もちろん、注目選手は2人だけではありません。全国各地から集結した猛者たちの中には、次世代のエース候補がまだまだいます。ここでは、特にチェックしておきたい選手をピックアップしました。
| 選手名 | 学校名(都道府県) | ポジション | 特徴 |
| 遠藤 駿 | 駿台学園(東京) | セッター | 精密機械のようなトスワークで4連覇を演出する司令塔。 |
| 忠願寺 莉桜 | 東九州龍谷(大分) | アウトサイドヒッター | キレのあるスパイクと勝負強さが光る九州の点取り屋。 |
| 高木 健太 | 東山(京都) | ミドルブロッカー | 圧倒的な高さとスピードで相手の攻撃を封じる壁。 |
| 佐々木 愛 | 下北沢成徳(東京) | アウトサイドヒッター | 伝統のオープンバレーを体現するパワースパイカー。 |
これらの選手たちが、東京体育館という最高の舞台でどのようなドラマを生み出すのか。名前と顔を覚えておくと、試合観戦がより一層楽しくなるはずです。
【FAQ】テレビ放送・ネット配信と現地観戦の注意点
「会場には行けないけれど試合が見たい!」「現地で応援したい!」という方のために、観戦に関する情報をQ&A形式でまとめました。事前にチェックして、スムーズに春高バレーを楽しみましょう。
テレビ放送やネット配信で全試合見られる?
結論から言うと、ネット配信を活用すれば全試合視聴可能です。
1回戦から準々決勝までの熱戦は、スポーツメディア「スポーツブル(SPORTS BULL)」内の「バーチャル春高バレー」で無料ライブ配信されます。スマホやPCがあれば、どこにいても母校や注目校の試合をリアルタイムで応援できるのが嬉しいポイントです。
【バーチャル春高バレー】
一方、テレビ放送に関しては、フジテレビ系(地上波・CS・BS)で放送されます。特に男女の決勝戦は地上波で全国放送される予定ですので、最高画質で感動のフィナーレを目撃したい方はテレビの前で待機しましょう。CS放送では、1回戦からの注目カードを放送する場合もあるため、番組表の確認をおすすめします。
冬の東京体育館、現地観戦の持ち物は?
現地観戦に行かれる方が最も気をつけるべきなのが「寒さ対策」です。試合が行われる東京体育館の中は暖房が効いていますが、入場待機列や再入場の際は屋外で長時間待つ可能性があります。
1月の東京は底冷えしますので、厚手のコートやマフラーはもちろん、貼るカイロを用意しておくと安心です。一方で、館内は熱気で暑く感じることもあるため、脱ぎ着しやすい「重ね着(レイヤード)」スタイルで行くのがベストです。また、長時間座って観戦することになるため、お尻の下に敷くクッションやブランケットがあると快適に過ごせます。
まとめ:冬の祭典、青春の輝きを目撃せよ
2026年の春高バレーは、男子の鎮西による3冠挑戦、駿台学園の4連覇、そして女子の金蘭会の盤石な強さに注目が集まります。しかし、高校スポーツの醍醐味は「筋書きのないドラマ」です。
絶対王者と言われるチームが敗れる波乱や、無名のチームが旋風を巻き起こすジャイアントキリングが起こるのも春高ならでは。3年生にとっては、仲間と共に戦う最後の大会です。勝っても負けても、コート上で流される涙は、見る者の心を熱く揺さぶります。
一ノ瀬選手や馬場選手といったスタープレーヤーの活躍はもちろん、ボールを必死に追いかけるすべての高校生たちのひたむきな姿に、きっと胸を打たれるはずです。
さあ、感動の瞬間を共有しよう
今年の春高バレーは、歴史に残る激闘になる予感がします。
あなたは、どのチームを応援しますか?
まずは**「バーチャル春高バレー」で初戦のスケジュールをチェック**して、気になる試合の配信予約を済ませましょう。そして、1月5日の開幕を万全の状態で迎えてください。
高校生たちの熱い冬を、一緒に見届けましょう!
