2025年から2026年にかけて、スーパーカブシリーズは歴史的な転換点を迎えます。長年愛された50ccモデルの生産終了と、原付免許で乗れる「新基準原付」適合モデル「スーパーカブ110 Lite」の登場が決まったからです。本記事では、12月に発売される新型Liteシリーズの詳細スペックや価格、そしてCT125ハンターカブやC125の2026年最新カラー情報まで、ホンダの最新カブニュースを総まとめで解説します。「自分の免許でどれに乗れるの?」という疑問もこれで解決です。
スーパーカブ2026年モデルの目玉「新基準原付」とは?
50cc生産終了と新基準原付(Lite)の誕生背景
長きにわたり日本のビジネスや生活を支えてきた50ccエンジンですが、近年の厳しい排ガス規制に対応することが技術的にもコスト的にも困難となり、ついに生産終了が決まりました。そこで登場するのが、新たな枠組みである「新基準原付」です。
これは従来の50cc以下の枠組みを残しつつ、エンジン自体は125cc以下のものを使用するという画期的なルール変更です。ただし、そのままではパワーがありすぎてしまうため、最高出力を4.0kW以下に抑える出力制御を行うことで、原付一種としての扱いを維持しています。ホンダはこの新基準に対応するため、信頼性の高い110ccエンジンをベースにした「スーパーカブ110 Lite」シリーズを開発しました。
原付免許・普通免許で乗れる?「Lite」の定義
ユーザーの皆様が最も気になっているのは「自分の持っている免許で乗れるのか」という点ではないでしょうか。結論から言えば、新基準原付であるLiteシリーズは、従来の原付免許や普通自動車免許で運転することができます。
車体やエンジンは110ccクラスのしっかりとした作りですが、前述の通り出力制御が行われているため、法律上の扱いは「原付一種(50cc以下)」と同じままです。ナンバープレートも市町村交付の白色(またはご当地ナンバー)のままで、二段階右折が必要な点や30km/h制限といった交通ルールも従来通り適用されます。今まで通りの免許と感覚で、より高性能な車体に乗れるようになったと考えてよいでしょう。
新型「スーパーカブ110 Lite」シリーズの全貌【価格・スペック】
スーパーカブ110 Lite / プロ Liteの特徴
2025年12月11日に発売される「スーパーカブ110 Lite」は、現行のスーパーカブ110をベースに開発されました。そのため、従来の50ccモデルと比べて車体剛性が高く、走行安定性が格段に向上しています。大きな変更点としては、足回りにキャストホイールが採用され、チューブレスタイヤに対応したことが挙げられます。これによりパンク時の修理が容易になり、日常使いでの安心感が増しました。
また、安全装備も進化しており、フロントにはディスクブレーキを採用し、転倒防止に役立つABS(アンチロック・ブレーキ・システム)も前輪に標準装備されています。新聞配達などの業務で活躍する「プロ」仕様も同様にLite化され、大型バスケットやキャリアの積載性はそのままに、基本性能が底上げされています。
クロスカブ110 Liteも登場!アウトドアスタイルの新原付
遊び心あふれるスタイルで人気のクロスカブにも、待望の新基準原付モデル「クロスカブ110 Lite」がラインナップされました。これまで50ccのクロスカブに乗っていた方や、普通免許で気軽にアウトドアテイストを楽しみたい方にとって朗報です。
こちらもベースモデルと同様にキャストホイール化されており、よりタフな印象を与えるデザインになっています。街乗りから休日のちょっとした散策まで、おしゃれにこなせる一台として注目が集まっています。もちろん出力は制御されていますが、110cc譲りのトルクフルな走りの雰囲気は健在で、坂道などでも余裕を感じられる仕上がりです。
【比較表】旧50cc vs 新型Lite 価格と装備の違い
新型Liteシリーズは装備が充実した分、気になるのは価格差です。旧来の50ccモデル(ファイナルエディション等を除く通常モデル)と、新型Liteの主な違いを以下の表にまとめました。
| 項目 | 旧スーパーカブ50 | 新型スーパーカブ110 Lite | 違いのポイント |
| メーカー希望小売価格 | 247,500円 | 335,500円 | 約9万円の上昇 |
| ブレーキ(前) | ドラム式 | ディスク式(ABS付) | 制動力が大幅向上 |
| ホイール | スポークホイール | キャストホイール | パンク修理が楽なチューブレス対応 |
| エンジン出力 | 2.7kW(3.7PS) | 2.7kW(3.7PS) | 数値は同じだがトルク特性が余裕あり |
| 変速機 | 3速 / 4速 | 4速 | 巡航時の快適性がアップ |
価格は約10万円近く上昇していますが、これは単なる値上げではありません。ディスクブレーキやABS、キャストホイールといった、かつては上級モデルにしかつかなかった装備が標準化されたことによるグレードアップです。安全性とメンテナンス性が飛躍的に向上しているため、長く乗ることを考えれば十分に価値のある進化と言えます。
さよなら50cc…「ファイナルエディション」の有終の美
1966年「C50」をオマージュした特別デザイン
新しい時代が始まる一方で、半世紀以上にわたって日本の道を走り続けてきた「50ccエンジン」のスーパーカブは、その長い歴史に幕を下ろします。この最後を飾るために用意されたのが、往年の名車を彷彿とさせる「スーパーカブ50 ファイナルエディション」です。
このモデルは、現在のデザインの基礎となった1966年発売の「スーパーカブ C50」をモチーフにしています。当時の雰囲気を再現した「ボニーブルー」のボディカラーは、どこか懐かしく温かみを感じさせますね。シートもシルバーとグレーのツートンカラーで仕立てられ、フロントには専用のエンブレムが輝きます。
また、メーター周りやキーにも記念のデザインが施されており、単なる移動手段を超えた、所有する喜びを満たしてくれる一台に仕上がっています。期間限定の受注生産だったため、すでに新車での入手は難しくなっていますが、50ccカブの集大成として長く語り継がれる存在になるでしょう。
ハローキティ・コラボモデルも話題に
ファイナルエディションと同時期に発表され、大きな話題を呼んだのが「ハローキティ」とのコラボレーションモデルです。これはハローキティの50周年を記念した特別な一台で、カブのレトロな可愛らしさとキティちゃんの世界観が見事にマッチしていました。
サイドカバーに描かれたキャラクターや、メーター内に隠されたリボンなど、遊び心あふれるデザインが特徴です。長年実用車として働いてきた50ccのカブが、最後にこうしたポップで華やかなモデルで締めくくられたことは、多くのファンにとって印象的な出来事でした。ホンダがこの小さなバイクに込めた愛情が感じられますね。
CT125ハンターカブ・C125など派生モデルの2026年最新情報
CT125ハンターカブ(2026)は待望のブラックが登場
原付二種の枠を超えて大ヒットしているCT125ハンターカブにも、2026年モデルとして魅力的なニュースが飛び込んできました。2026年2月20日(木)に、待望の新色「アステロイドブラックメタリック」が追加されます。
これまでハンターカブといえば赤やカーキといった自然に馴染む色が中心でしたが、今回のブラックは都会的で引き締まった印象を与えます。精悍な黒いボディはカスタムベースとしても人気が出そうですね。また、排ガス規制への対応に伴い、マフラープロテクターのデザインが一部変更されています。
価格は原材料費の高騰などの影響で従来より少し上がっていますが、タフな走りと唯一無二のスタイルは健在です。キャンプツーリングから街乗りまで、相棒としてさらに頼もしく進化しています。
スーパーカブC125・モンキー125等の欧州・海外2026モデル
日本国内での発表に先駆けて、欧州やタイなどの海外市場では2026年モデルのトレンドが見え始めています。特に注目なのが、上級モデルであるスーパーカブC125の動向です。
海外で発表されたC125の新色には、シックな「パールグレー」や上品な「マットシルバー」などがラインナップされており、大人の趣味性をより高めるカラーリングとなっています。また、兄弟車ともいえるモンキー125では、かつて人気だったチェック柄のシートが復活したモデルも登場しました。
これらの欧州仕様や海外仕様がそのまま日本に導入されるとは限りませんが、これまでの傾向を見ると、遅れて国内販売される可能性は大いにあります。こだわり派のライダーは、海外からの続報にも注目しておくと良いでしょう。
まとめ:2026年はカブシリーズの選び方が変わる
免許と用途で選ぶ!あなたにおすすめの2026年モデルは?
2026年は、50ccの終了と新基準原付の登場、そして人気モデルの進化と、カブシリーズにとって激動の年となります。選択肢が増えた分、どれを選べばいいか迷ってしまう方も多いはずです。最後に、免許や用途に合わせたおすすめの選び方を整理しました。
- 原付免許または普通自動車免許しか持っていない方迷わず**「スーパーカブ110 Lite」または「クロスカブ110 Lite」**を選びましょう。面倒な免許取得なしで、最新の装備と安定した走りを楽しめます。
- 小型限定普通二輪免許(125ccまで)以上を持っている方30km/h制限などを気にせず走りたいなら、出力制限のない従来の**「スーパーカブ110」や「クロスカブ110」**がベストです。
- アウトドアや趣味のツーリングを楽しみたい方新色のブラックが登場する**「CT125ハンターカブ」**がおすすめです。荷物を積んで遠出するなら最強の相棒になります。
- 質感やデザインにこだわりたい方上質な仕上げの**「スーパーカブ C125」**の新色情報をチェックしつつ、自分好みの一台を探してみてください。
新しいLiteシリーズの登場は、これまで「50ccは怖いし、免許を取るのも大変」と諦めていた方にとって、カブライフを始める絶好のチャンスです。
ぜひ一度、お近くのホンダバイク販売店へ足を運び、実車を見て、またがってみてください。きっと、あなたの生活を新しく彩る一台が見つかるはずです。
