【8/20】角田裕毅がF1オランダGPに代役参戦|ハジャー負傷で動いた4人

角田裕毅が2026年F1第12戦オランダGPに出走します。レッドブルのアイザック・ハジャーが手首の負傷で欠場し、レーシングブルズのリアム・ローソンがレッドブルへ移り、空いたレーシングブルズの席にリザーブドライバーの角田が入る形です。2026年をリザーブとして過ごしてきた角田にとって、今季初のレース出走になります。
この記事でわかること
- 角田裕毅のオランダGP出走がどう決まったのか
- ハジャー負傷から4人が動いた玉突きの構造
- 角田が2026年にレースシートを失っていた経緯
- オランダGPの日程と、2026年から変わった日本国内の視聴方法
- この1戦で角田が何を見られる立場にあるのか
角田裕毅がF1オランダGPに代役参戦する
角田裕毅がレーシングブルズから2026年F1第12戦オランダGPに出走します。チームが日本時間8月19日夜に発表しました。
角田は2026年、レッドブルとレーシングブルズのテスト兼リザーブドライバーを務めています。レースの現場ではシミュレーター作業やチームの支援に回る立場で、グランプリの決勝を走る予定はありませんでした。今回はレギュラードライバーの欠場という不測の事態を受けた代役起用で、角田本人も直前まで出走が決まっていなかった形になります。
発表された内容を整理すると次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表 | 2026年8月19日(日本時間20時ごろ) |
| 出走ドライバー | 角田裕毅(レーシングブルズ) |
| 対象レース | 2026年F1第12戦オランダGP(ザントフォールト) |
| 起用の理由 | レッドブルのハジャーが手首負傷で欠場、ローソンがレッドブルへ |
| チームメイト | アービッド・リンドブラッド |
| 角田の2026年の立場 | レッドブル/レーシングブルズのテスト兼リザーブ |
1台の欠場が、2チーム4人の配置を動かしたことになります。
レーシングブルズが8月19日に発表した内容
発表の中身は、角田をオランダGPのレースドライバーとして起用するというものです。
リザーブからの1戦限りの登録で、以降のレースについての言及はありません。角田はチームを通じて「今週末、マシンに戻り、チームのために代役を務めることをうれしく思います」という趣旨のコメントを出しています。欠場するハジャーからも「楽しんで」というエールが送られたと報じられました。現時点で公表されているのは今大会ぶんの起用のみで、次戦以降どうなるかはハジャーの回復状況次第とみられます。
チームメイトはアービッド・リンドブラッド
オランダGPで角田と組むのは、レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドです。
2026年からレギュラードライバーを務めている若手で、通常はローソンと組んでいます。2026年のレッドブル陣営は、レッドブル・レーシングがマックス・フェルスタッペンとハジャー、レーシングブルズがローソンとリンドブラッドという4人体制です。角田と岩佐歩夢がレーシングブルズのリザーブに就き、角田はレッドブル側のリザーブも兼任しています。今回はその兼任の構造が、そのまま代役の連鎖として動いた形になります。
なぜ角田裕毅が呼ばれたのか|4人が動いた玉突きの構造
レッドブルの空席をローソンが埋め、その結果空いたレーシングブルズの席に角田が入ったからです。
欠員は1人でも、動いたドライバーは3人になりました。レッドブルは姉妹チームを持つ体制をとっており、上位チームに欠員が出たときに下位チームから引き上げ、下位チームの穴をリザーブで埋めるという運用ができます。今回はその設計どおりに動いた例だといえます。
図解:1人の欠場で3人が動いた
レッドブル
手首負傷で欠場
レーシングブルズ
レッドブルへ移る
リザーブ
レーシングブルズで出走
※リンドブラッドはレーシングブルズに残り、角田と組む。
ハジャーの手首負傷でレッドブルに空席ができた
発端は、レッドブルのハジャーが手首を負傷しオランダGPの欠場が決まったことです。
負傷した経緯や具体的な診断内容は、現時点で詳細が公表されていません。ハジャーは2026年からレッドブル・レーシングのレギュラードライバーを務めており、フェルスタッペンのチームメイトという立場にあります。欠場が今大会だけで終わるのか、複数戦に及ぶのかは発表されておらず、角田の起用がオランダGP限りかどうかもここに左右されます。なお、日本語表記は媒体によって「ハジャー」「ハジャール」と割れており、本記事では報道で多く使われている「ハジャー」に統一しています。
ローソンが昇格し、空いた席に角田が入った
ハジャーの代役としてローソンがレッドブルのRB22をドライブし、そのローソンが抜けたレーシングブルズの席に角田が入りました。
ローソンにとっては古巣への復帰にあたります。角田とローソンは、2025年にレッドブルとレーシングブルズの間で入れ替わりを経験した間柄で、今回は逆方向に近い形で再び席が動いたことになります。レッドブル陣営のドライバー人事が短い期間で何度も動いていることを、あらためて示す出来事だといえます。
角田裕毅はなぜ2026年にシートを失っていたのか
2025年途中にレッドブルへ昇格したものの、シーズン終了後にレギュラーシートを維持できなかったためです。
2026年はテスト兼リザーブという立場になっていました。角田は2021年にF1デビューし、レッドブルの育成組織のなかでキャリアを積んできました。2025年途中の昇格はキャリア最大の機会でしたが、そのシートは1シーズンを通じて保持されず、2026年はハジャーに引き継がれています。レースを走らないリザーブの仕事は、シミュレーターでのセットアップ検証やチームへの技術的なフィードバックが中心で、表に出にくい役割です。
| 時期 | 角田裕毅の立場 |
|---|---|
| 2021年〜2025年途中 | アルファタウリ/レーシングブルズのレギュラー |
| 2025年途中〜同年終了 | レッドブル・レーシングのレギュラーへ昇格 |
| 2026年 | レッドブル/レーシングブルズのテスト兼リザーブ |
| 2026年第12戦 | レーシングブルズから代役出走(今季初) |
この表が示すとおり、角田にとってオランダGPは約半年ぶりの実戦ということになります。
F1オランダGP2026の日程と放送時間
決勝は日本時間8月23日(日)22時開始予定で、生中継はフジテレビ系の有料サービスだけです。
開催は8月21日(金)から23日(日)、舞台はオランダのザントフォールト・サーキットです。サマーブレイク明けの一戦にあたり、ヨーロッパラウンドの終盤に位置します。日本時間では夜の時間帯にセッションが並ぶため、決勝は日曜夜にそのまま観られる日程です。
視聴方法は2026年から大きく変わりました。DAZNのF1配信は2025年シーズンで終了し、2026年は国内独占放映権をフジテレビが持っています。生中継を観る手段は次の3つです。
| 手段 | 形態 | 全戦生中継 |
|---|---|---|
| フジテレビNEXT | CS放送 | 対象 |
| フジテレビNEXTsmart | スマホ・タブレット向け配信 | 対象 |
| FOD(F1プラン) | 動画配信 | 対象 |
| 地上波 | ハイライト(年最大5戦) | 対象外 |
地上波は11年ぶりに復活しましたが生中継ではなくハイライトで、しかも全24戦のうち厳選した最大5戦のみです。オランダGPをライブで観るなら有料サービスへの加入が要ります。
| セッション | 日付(日本時間) |
|---|---|
| フリー走行 | 8月21日(金)〜22日(土) |
| 予選 | 8月22日(土)夜 |
| 決勝 | 8月23日(日)22:00開始予定 |
| 開催地 | ザントフォールト・サーキット(オランダ) |
各セッションの正確な開始時刻は主催者の公式スケジュールで最終確認してください。天候や運営判断で前後する場合があります。
この一戦で角田裕毅は何を見られているのか
見られているのは速さそのものより、準備期間なしでどこまでまとめられるかです。
リザーブが代役で走るとき、評価は順位より仕上げ方に置かれます。フリー走行から決勝まで通常どおり走れるとはいえ、シーズンを通して乗り続けているレギュラーとは条件が違います。マシンの挙動もタイヤの感触も、シミュレーターで補える範囲には限りがあります。その状態でクラッシュを避け、データを持ち帰り、チームメイトと比較できるだけの走りを残せるかが焦点になります。
図解:代役出走で問われる3つ
ぶつけずに完走し、週末をとおして走行データを残せるか
同じマシンのリンドブラッドとどこまで差を詰められるか
ハジャー欠場が延びた場合に任せられると判断されるか
(編集部分析)リザーブという役割は、外から見ると待機に見えますが、実際には「呼ばれた週にいきなり結果を出す」ことを求められる仕事です。契約を失っても現場に残り、シミュレーターで走り続けて出番に備えるという選択は、日本人ドライバーがF1で席を保ち続けることの難しさをそのまま映しています。今回の1戦が来季につながるかどうかは結果次第ですが、少なくとも「乗れば走れる」ことを示す機会が半年ぶりに巡ってきたことは事実です。F1の直近のレース結果については「【7/26】F1第11戦ハンガリーGP決勝結果まとめ|ノリス今季初勝利・フェルスタッペン2位・アストンは13位14位」で扱っています。
角田裕毅のオランダGP参戦のよくある質問
読者から寄せられやすい疑問を4つ整理しました。
Q. 角田裕毅はレッドブルとレーシングブルズのどちらから出るのですか。
A. レーシングブルズからです。レッドブルの空席にはローソンが入るため、角田はローソンが抜けたレーシングブルズの1台を担当します。
Q. 次戦以降も角田裕毅が走るのですか。
A. 現時点で発表されているのはオランダGPぶんだけです。ハジャーの回復状況によって変わるため、続報を待つ必要があります。
Q. ハジャーはどこを負傷したのですか。
A. 手首と報じられています。負傷した経緯や診断の詳細、復帰見込みは公表されていません。
Q. 決勝は日本時間で何時からですか。
A. 8月23日(日)22時開始予定です。生中継はフジテレビNEXT・NEXTsmart・FODのいずれかで、開始時刻は公式スケジュールで最終確認してください。
週末の走行が始まれば、角田がどの位置でまとめてくるかが見えてきます。結果は決勝後にあらためて整理します。
参考情報
- autosport web「角田裕毅のF1代役参戦が正式発表! レーシングブルズからオランダGPに挑む」(2026年8月19日)https://www.as-web.jp/f1/1343139
- F1-Gate.com「角田裕毅 F1オランダGP参戦決定!レーシングブルズから緊急復帰」https://f1-gate.com/yuki-tsunoda/f1_96456.html
- スポーティングニュース日本版「角田裕毅、F1オランダGP出場決定! レーシングブルズから出走 ローソンがレッドブルで代役」https://news.yahoo.co.jp/articles/52dc51048ac2797e470a221f6be3720f2746afb3
- オートスポーツweb「F1オランダGP出場の角田裕毅『再びマシンに乗れることになりうれしい』欠場ハジャーから『楽しんで』とエール」https://news.yahoo.co.jp/articles/84d2e04911e17b00d69baa8e1eae5faea9f255dd
- autosport web「レーシングブルズF1、2026年リザーブドライバーとして角田裕毅と岩佐歩夢の日本人ペアを正式発表」https://www.as-web.jp/f1/1291385
- TopNews「角田裕毅、F1オランダGP出場決定!ハジャー手首負傷で欠場、ローソンはレッドブル復帰」https://topnews.jp/2026/08/20/news/f1/f1drivers/yuki-tsunoda/253678.html
- AV Watch「2026年F1の視聴方法まとめ。『FOD F1』チャンピオンコース加入してみた」https://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/2090219.html
- Formula1-Data「2026年『F1視聴方法』完全ガイド:フジNEXT・FODと地上波」https://formula1-data.com/article/how-to-watch-f1-on-tv





