【10/12】レクサスLS F SPORTは1414万円|ガソリン車廃止で最安303万円上昇の内訳と装備・全価格

レクサスのフラッグシップセダン「LS」は、2026年9月10日に一部改良を受けて発売されました。いま一番安く買えるのは「LS500h “F SPORT”」の2WD(FR)で、価格は1414万円(消費税込)です。最上級の「LS500h “EXECUTIVE”」AWDは1805万円で、両者の差は391万円あります。
今回の改良では、ガソリン車の「LS500」と、入門グレードの「I package」がなくなりました。そのため、LSを買える最低価格は改良前の1111万円から1414万円へ、303万円上がっています。この記事では、F SPORTの価格と装備、全6タイプの新旧価格、最安が上がった理由の内訳を、レクサスの公式発表とトヨタのカタログの数字で整理します。
この記事でわかること
- F SPORTの価格:2WDが1414万円、AWDが1462万円。改良前より同じF SPORTで35万円高くなりました。
- 最安が303万円上がった理由:値上げ分は35万円だけで、残りはガソリン車とI packageの廃止によるものです。
- F SPORTで何が付くか:専用の20インチホイール、本革/ウルトラスエードのスポーツシート、28ウェイのフロントパワーシートなどが標準です。
レクサスLS F SPORTの価格はいくらか
LS500h “F SPORT”の価格は、2WDが1414万円、AWDが1462万円です(消費税込み)。
どちらもリサイクル料金を除いた、メーカー希望小売価格です。
レクサスの公式発表(2026年9月10日)に載っている価格です。F SPORTはLSの3タイプのうちいちばん安いタイプで、2WDはLS全体でも最安になります。
F SPORTの2WDとAWDの価格差
2WD(FR)とAWDの差は48万円です。ほかのタイプでも、AWDは2WDより48万円高い設定になっています。
| グレード | 駆動 | 価格(税込) | WLTCモード燃費 |
|---|---|---|---|
| LS500h “F SPORT” | 2WD(FR) | 1414万円 | 13.8km/L |
| LS500h “F SPORT” | AWD | 1462万円 | 12.2km/L |
燃費はレクサス公式サイトのパッケージ詳細に載っているWLTCモードの値です。
同じF SPORTは改良前より35万円高い
改良前のF SPORT 2WDは1379万円で、今回は35万円の値上げです。AWDも同じく35万円上がりました。
AWDは改良前が1427万円、改良後が1462万円です。
改良前の価格は、トヨタの中古車サイトのカタログに残っている2025年9月発売モデルの新車価格です。値上げの理由をレクサスは発表で説明していません。同じ時期に一部改良したレクサスRXも値上げしており、内容はレクサスRX一部改良は最大40万円値上げ|変更点と全価格にまとめています。
2026年9月のLS一部改良で何が変わったか
変わったのは、走りの仕立て直し、パノラマルーフの追加、ガソリン車の廃止の3つです。見た目の変更は小さめです。
LSは1989年のレクサス創設と同時に生まれた車で、いまのモデルは2017年に出た5代目です。改良は今回で9年目になります。
走り:センタートンネルの補強とREDS
車体の中央にあるセンタートンネルを新たに補強し、揺れの少ないしっかりした走りに仕立て直しました。
公式発表によると、これまでのフロントエンドとリヤエンドの補強に、センタートンネルの補強を足しています。リヤサスペンションブレースとラゲッジブレースには、熱硬化樹脂を塗って焼き付ける減衰構造「REDS」を使い、細かい振動を減らしました。電子制御サスペンション(AVS)と電動パワーステアリング(EPS)もチューニングし直しています。
装備:パノラマルーフと切子調カットガラス
開閉できるパノラマルーフが全車のメーカーオプションになりました。EXECUTIVEでは内装の選択肢が増えています。
パノラマルーフは前方にメッシュディフレクターを付け、開けたときの風切り音を抑えたと公式発表は説明しています。パノラマルーフはIR・UVカット機能付きで、チルトとアウタースライドで開き、前後に分かれた電動サンシェードが付きます(公式発表)。全車標準のムーンルーフ(1枚のサンルーフ)より開口が大きく、後席まで明るくなる装備です。EXECUTIVEでは、ドアのオーナメントパネルに切子調カットガラスを選べる内装色が増えました。外観では、リアのエンブレムが「LEXUS」の横文字に変わったとくるまのニュースが伝えています。
ラインナップ:LS500とI packageがなくなった
ガソリン車のLS500がなくなり、LSは全車がハイブリッドのLS500hになりました。I packageも消えています。
改良前は、LS500とLS500hのそれぞれに「I package」「F SPORT」「version L」「EXECUTIVE」の4タイプがあり、2WDとAWDを合わせて16通りありました。改良後はLS500hの3タイプ×2駆動の6通りです。
LS500(ガソリン)4タイプ
LS500h(ハイブリッド)4タイプ
×2WD/AWD=16通り
最安 1111万円
LS500h(ハイブリッド)だけ
F SPORT/version L/EXECUTIVE
×2WD/AWD=6通り
最安 1414万円
選べる組み合わせは16通りから6通りに減り、安い側のグレードがまとめて消えた形です。
LSの最安が1111万円から1414万円へ上がった理由
303万円のうち値上げは35万円だけです。残りの268万円は、安いグレードがなくなったことによる差です。
改良前の最安はガソリン車の「LS500 I package」2WDで1111万円でした。改良後の最安「LS500h F SPORT」2WDの1414万円とはエンジンもグレードも違うので、303万円をそのまま「値上げ」と読むのは正確ではありません。トヨタのカタログの新車価格で、差を3つに分けるとこうなります。
LS500h I package 2WD=1257万円(改良前)
LS500h F SPORT 2WD=1379万円(改良前)
LS500h F SPORT 2WD=1414万円(改良後)
①と②の268万円は、改良前ならまだ選べた安いグレードが無くなったぶんの差です。同じ車を買う人にとっての値上げは③の35万円です。
ただ、これからLSを新車で買う人から見れば、入口が1414万円になったことに変わりはありません。1100万円台でLSに乗る道は新車ではなくなった、というのが今回の改良のいちばん大きな意味だといえます(編集部分析)。
LS全6タイプの新旧価格比較
3タイプとも値上げで、上げ幅はF SPORTが35万円、version Lが47万円、EXECUTIVEが32万円です。
改良前の価格はトヨタのカタログの2025年9月モデル、改良後はレクサスの公式発表の価格です。
| タイプ | 駆動 | 改良前 | 改良後 | 差 |
|---|---|---|---|---|
| LS500h “F SPORT” | 2WD | 1379万円 | 1414万円 | +35万円 |
| LS500h “F SPORT” | AWD | 1427万円 | 1462万円 | +35万円 |
| LS500h “version L” | 2WD | 1557万円 | 1604万円 | +47万円 |
| LS500h “version L” | AWD | 1605万円 | 1652万円 | +47万円 |
| LS500h “EXECUTIVE” | 2WD | 1725万円 | 1757万円 | +32万円 |
| LS500h “EXECUTIVE” | AWD | 1773万円 | 1805万円 | +32万円 |
| LS500h I package | 2WD/AWD | 1257万円/1305万円 | 廃止 | - |
| LS500(ガソリン)全4タイプ | 2WD/AWD | 1111万〜1627万円 | 廃止 | - |
上げ幅がいちばん大きいのはversion Lの47万円で、F SPORTの35万円は真ん中です。
LS F SPORTの装備と諸元
F SPORTは専用の外観と20インチホイール、スポーツシートを持つタイプで、快適装備も多くが標準です。
外観と内装の専用装備
F SPORT専用のグリルと20インチホイール、本革/ウルトラスエードのスポーツシートが標準で付きます。
レクサス公式サイトのパッケージ詳細によると、外観は“F SPORT”スピンドルグリルとメッシュタイプの“F SPORT”サイドグリルを備え、足元はスーパーグロスブラックメタリック塗装の20インチ“F SPORT”アルミホイールです。version LとEXECUTIVEは19インチのノイズリダクションアルミホイールなので、20インチを履くのはF SPORTだけです。
内装は、“F SPORT”ディンプル本革ステアリング(パドルシフト付き)と“F SPORT”12.3インチTFT液晶式メーターを備えます。シートは“F SPORT”本革/ウルトラスエードのスポーツシートで、運転席と助手席にヒーターとベンチレーション、後席左右にヒーターが付きます(以上、公式サイト)。くるまのニュースによると、フロントは28ウェイのパワーシートで、内装色はホワイト、ブラック&ホワイトグレー、フレアレッドの3つ、ボディカラーは8色です。
ほかに、ムーンルーフ、リアウインドウの電動サンシェード、12スピーカーの「レクサスLSプレミアムサウンドシステム」も標準とくるまのニュースは伝えています。運転支援では「Lexus Safety System +」に加え、「Lexus Teammate」の渋滞時支援(Advanced Drive)と駐車支援(Advanced Park)が全車標準と、くるまのニュースは伝えています。
F SPORT 2WDの主要諸元
全長5235mmの大柄な車体に、3.5L V6とモーターを組み合わせたハイブリッドを積みます。数字はトヨタのカタログからです。
| 項目 | LS500h “F SPORT” 2WD |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 5235×1900×1450mm |
| ホイールベース | 3125mm |
| 車両重量 | 2230kg |
| エンジン | 8GR-FXS 3.5L V型6気筒(3456cc) |
| エンジン最高出力/最大トルク | 299PS(220kW)/356N・m |
| 変速機 | マルチステージハイブリッドトランスミッション |
| WLTCモード燃費 | 13.8km/L(市街地10.6/郊外13.9/高速道路15.7) |
| 燃料タンク | 82L |
| タイヤ | 前245/45RF20・後275/40RF20(ランフラット) |
| 最小回転半径 | 5.6m |
タイヤは前後でサイズが違い、後ろのほうが太い組み合わせです。最小回転半径5.6mは、この全長の車としては小回りが利く部類です(編集部分析)。
F SPORTとversion L・EXECUTIVEの違い
F SPORTは走りの見た目、version Lは前席の上質さ、EXECUTIVEは後席の快適さに重きを置いたタイプです。
シートとホイールはレクサス公式サイト、後席とオーディオはくるまのニュースの記事で確認できたものです。確認できなかった欄は「※確認中」としています。
| 項目 | F SPORT | version L | EXECUTIVE |
|---|---|---|---|
| 価格(2WD) | 1414万円 | 1604万円 | 1757万円 |
| ホイール | 20インチ(F SPORT専用) | 19インチ ノイズリダクション | 19インチ ノイズリダクション |
| シート表皮 | 本革/ウルトラスエード | L-ANILINE本革 | セミアニリン本革 |
| 後席 | 左右シートヒーター | 左右シートヒーター&ベンチレーション | 22ウェイ電動・リラクゼーション・電動オットマン(左) |
| オーディオ | 12スピーカー | ※確認中 | マークレビンソン23スピーカー |
| 後席ディスプレイ | なし(報道に記載なし) | ※確認中 | 11.6インチ×左右 |
EXECUTIVEとの価格差343万円(2WD同士)は、ほぼ後席の装備の差だと読めます。自分で運転し、後ろに人を乗せる機会が少ないなら、F SPORTで不足は出にくい構成です(編集部分析)。
LS F SPORTを買う前に確かめたいこと
確かめたいのは、新車のガソリン車はもう無いこと、後席の装備が要るか、改良前より35万円高い価値があるかの3点です。
ガソリンのLS500を考えていた人
新車のLS500はもう選べません。新車で買うならLS500hを選ぶことになります。
ガソリンのV6ツインターボの走りにこだわるなら、新車ではなく、すでに登録された車を探すことになります。その場合は、改良前の新車価格(LS500は1111万〜1627万円)を相場を見るときの目安にできます。
改良前のモデルと比べたい人
同じF SPORTなら、改良後は35万円高い代わりに、車体の補強と足まわりの見直しが入っています。
35万円の差をどう見るかは、走りの改良とパノラマルーフのオプションにどれだけ価値を感じるか次第です。見積もりを取るときは、パノラマルーフを付けるか、2WDかAWDかで総額が大きく変わるので、条件をそろえて比べるのがおすすめです。
次にやること
レクサス店で、F SPORTの2WDとAWD、パノラマルーフの有無で見積もりを並べてもらうのが早道です。
雪の多い地域ならAWD(+48万円・燃費12.2km/L)、それ以外なら2WD(燃費13.8km/L)が基本線になります。レクサスのほかの新型の動きは、レクサス新型NX世界初公開の記事でも整理しています。
レクサスLS F SPORTのよくある質問
本文で触れきれなかった疑問を3つまとめます。
Q. F SPORTは後ろの席に人を乗せる使い方に向きますか?
A. 後席は左右にシートヒーターが付きますが、ベンチレーションはありません(公式サイト)。後席に人を乗せることが多いなら、version LかEXECUTIVEと見比べてください。
Q. 乗り出し価格はいくらになりますか?
A. 1414万円は車両本体の価格で、税金や登録費用、オプションは含みません。正確な総額はレクサス店の見積もりで確かめてください。
Q. F SPORTは何人乗りですか?
A. 5人乗りです(トヨタのカタログ)。全長5235mm・全幅1900mmなので、自宅や勤め先の駐車場に入るかも先に確かめておくと安心です。
レクサスから追加の発表があれば、続報として追記します。
参考情報
- トヨタ自動車 グローバルニュースルーム「LEXUS、「LS」を一部改良」(2026年9月10日)
- レクサス公式サイト「LS パッケージ詳細」(グレード別装備・燃費)
- トヨタ自動車 中古車カタログ「レクサス LS」(2025年9月モデル・2026年9月モデルの新車価格と諸元)
- くるまのニュース「レクサスの新型「FRセダン」公開! 最安モデル「LS F SPORT FR」とは」(2026年9月25日)
- くるまのニュース「レクサス新型「最高級セダン」発表! 全車“ハイブリッド”へ進化」(2026年10月5日)
- くるまのニュース「レクサス「“新型”FRセダン」発表! 「新LS」一部改良モデル発売」(2026年9月10日)
