【10/31】甲斐拓也が楽天へ金銭トレード|巨人FA2年目の異例移籍、理由は捕手事情

【10/31】甲斐拓也が楽天へ金銭トレード|巨人FA2年目の異例移籍、理由は捕手事情

巨人の甲斐拓也捕手(33)が、金銭トレードで楽天へ移籍することになりました。両球団が10月30日に発表しています。2024年オフに国内FA権を行使し、5年総額15億円(推定)の大型契約で巨人に入ってから、わずか2年での移籍です。契約は2029年まで残っており、報道各社は「前例の少ない、契約期間中のトレード」と伝えています。

この記事では、時事通信、パ・リーグ.com(スポーツ報知)、デイリースポーツ、Full-Count、中日スポーツ、東スポWEBの報道をもとに、甲斐が楽天へ移る理由を巨人側と楽天側の両方から整理し、今季の成績、楽天の捕手事情、過去に似た移籍の例、来季の見通しまでまとめます。

この記事でわかること

  • 何が起きたか:巨人の甲斐拓也が金銭トレードで楽天へ。5年契約の2年目、契約を3年残しての移籍です。
  • 巨人が出した理由:今季の一軍出場は13試合にとどまり、水野雄仁編成本部長は「いい形で活躍できる場を」と説明しました。
  • 楽天が取った理由:主戦捕手の太田光が国内FA権の行使を表明し、伊藤光も構想外に。経験のある捕手が必要でした。
  • 来季の見通し:ドラフトで指名した渡部海(青学大)らを育てながら、甲斐がまとめ役を担う形が見込まれます。
目次

甲斐拓也の楽天移籍は何が決まった?

巨人の甲斐拓也が金銭トレードで楽天へ移ることが、10月30日に両球団から発表されました。

時事通信によると、甲斐は川崎市のジャイアンツ球場で取材に応じ、「びっくりも寂しさもある」と話しました(時事ドットコム|甲斐拓也が楽天へ 巨人から金銭トレードで)。東スポWEBの取材には「僕自身勝ちに飢えてるところがある。求められてるものをしっかりできるようにしていきたい」と前を向いています(東スポWEB|甲斐拓也 楽天との金銭トレードに「僕自身勝ちに飢えてるところがある」)。移籍の基本情報をまとめると次のとおりです。

項目 内容
発表日 2026年10月30日(巨人・楽天の両球団)
移籍の形 金銭トレード(交換選手なし)
巨人との契約 2024年オフにFAで加入、5年総額15億円(推定)、2029年まで
巨人での背番号 10(阿部慎之助前監督の現役時代の番号を継承)
楽天での背番号 10月31日時点で未発表

楽天での背番号や入団会見の日程は、10月31日朝の時点で両球団から発表されていません。

なぜ5年契約の途中で巨人は甲斐を出したのか?

今季は一軍で13試合しか出られず、出場の機会をつくれなかったためと巨人は説明しています。

中日スポーツによると、水野雄仁編成本部長は「せっかく来てもらいましたが、出場機会がなかなかなかった。いい形で活躍できる場をと思っていたところ、たまたま気持ちが折り合いましたので、引き受けてもらって移籍となりました」と話しました(中日スポーツ|巨人・甲斐拓也、金銭で楽天に電撃トレード!)。

パ・リーグ.comに転載されたスポーツ報知の記事は、巨人では大城卓三と主将の岸田行倫の先発マスクが中心になっていたと伝えています(パ・リーグ.com|電撃金銭トレードで巨人・甲斐拓也を獲得 5年契約途中で異例の移籍)。同じ報知の解説記事は、巨人が元来「選手ファーストで飼い殺しをしない」方針を持つとも書いています。契約を3年残したまま、ベンチに置き続けるより本人が出られる場所を選んだ形です(編集部分析)。

甲斐拓也の巨人での2年間の成績は?

1年目は68試合で打率.260でしたが、2年目の今季は一軍13試合で打率.100に終わりました。

各紙の報道から、巨人での2年間の一軍成績を並べると次のようになります。

年 一軍試合 打率 本塁打 打点 できごと
2025年 68 .260 4 20 夏に右手を骨折して離脱
2026年 13 .100(20打数2安打) 2 2 10年ぶりに開幕を二軍で迎える

2025年の数字はFull-Countなど、2026年の打数と安打は東スポWEBによります(Full-Count|楽天、甲斐拓也を金銭トレードで電撃獲得)。今季の2本の本塁打はどちらも決勝本塁打で、先発マスクは3試合でした。東スポWEBによると、5月31日のファームの阪神戦では送球の際に右肩に違和感を覚えて途中で退いています。骨折の部位は、デイリースポーツが「右手中手骨」、スポーツ報知が「右手中指」と書いており、媒体で表記が分かれています。

楽天はなぜ甲斐拓也を取ったのか?

主戦捕手の太田光がFAで流出する可能性があり、捕手陣の層の薄さを埋める補強だからです。

スポーツ報知の解説記事によると、太田は今季100試合に出場した主戦捕手ですが、国内FA権の行使の意向を表明して去就が不透明です。今季ブレイクしたYG安田は一塁や指名打者での起用が中心で、ベテランの伊藤光は今オフに構想外となりました(パ・リーグ.com|【解説】楽天が巨人・甲斐拓也を金銭トレードで獲得した理由)。

石井一久GMは時事通信の取材に「勝者のメンタリティーを持っている捕手。そういうところは来季に向けたうちの課題。広い視野でチームを鼓舞してくれると思う」と話し、報知には「双方が合意の上で決断に至った。基本的には甲斐選手を迎え入れたい思いで相談した」と明かしています。今季最下位に沈んだ楽天にとって、日本一を何度も経験した捕手は、技術だけでなく勝ち方を知る存在として期待されています。

楽天の捕手陣は来季どうなる?

甲斐を中心に、ドラフトで指名した渡部海と萩原義輝ら若手を育てる形が見込まれます。

報知によると、楽天はドラフトで渡部(青学大)と萩原(東芝)の即戦力の捕手2人を指名し、ほかに堀内謙伍や田中貴也も控えています。現時点の顔ぶれを整理すると次のとおりです。

選手 立場(10月31日時点の報道)
甲斐拓也 巨人から金銭トレードで加入
太田光 今季100試合出場。国内FA権の行使を表明
YG安田 一塁・指名打者が中心で捕手出場は限定的
渡部海 ドラフト指名(青学大)
萩原義輝 ドラフト指名(東芝)
伊藤光 今オフに構想外

石井GMは「(渡部に)背中を見せられる選手が入ることで成長できる」とも話しています。太田がFAで他球団へ移った場合、開幕からしばらくは甲斐が主にマスクをかぶり、新人が経験を積むにつれて出番を分けていく流れになるとみられます(編集部分析)。

FA加入した捕手が契約途中で移籍した例はある?

2018年オフにFAで巨人に入った炭谷銀仁朗が、2021年7月に金銭トレードで楽天へ移った例があります。

デイリースポーツによると、炭谷は2021年7月4日に巨人から楽天へ金銭トレードで移籍しました。巨人と楽天のトレードは、楽天が発足した2004年オフから数えて13件目と伝えられています(デイリースポーツ|炭谷移籍で18年オフから6例目 巨人&楽天の間でトレード急増の背景)。

FAで迎えた経験豊富な捕手を、出場機会を理由に楽天へ送るという流れは、今回の甲斐と重なります。ただし炭谷はシーズン途中の移籍で、甲斐はシーズン後の移籍という違いがあります。巨人と楽天は、ここ数年でトレードを重ねてきた間柄でもあります。

甲斐拓也はどんな捕手?

育成選手から日本一の正捕手になり、ゴールデングラブ賞7度、ベストナイン3度を受けた捕手です。

デイリースポーツとスポーツ報知によると、甲斐は1992年11月5日生まれの33歳で、大分県出身。楊志館高から育成ドラフト6位でソフトバンクに入り、2013年11月に支配下登録されました(デイリースポーツ|巨人・甲斐が楽天へ電撃金銭トレード 両球団発表)。「甲斐キャノン」と呼ばれる強肩で、ソフトバンクでは2017年から4年連続の日本一に貢献し、2018年には日本シリーズのMVPに選ばれています。

日本代表としても2019年のプレミア12、2021年の東京五輪、2023年のWBCを経験しました。11月で34歳になり、来季はプロ17年目です。2年ぶりのパ・リーグで、再び正捕手の座を取れるかが注目されます。

甲斐拓也の楽天移籍のよくある質問

交換選手はおらず、楽天での背番号はまだ発表されていません。

Q. 金銭トレードとは何ですか?

A. 選手どうしを交換するのではなく、受け入れる球団が相手球団にお金を払って選手を獲得する形のトレードです。戦力の釣り合いを取る必要がないため、出場機会を求める選手の移籍で使われることが多い形です。

Q. 巨人との5年契約はどうなりますか?

A. 移籍の際に契約がどう引き継がれるかは、10月31日時点で球団から公表されていません。報道では、巨人との契約は2029年まで残っていたとされています。

この先は、楽天イーグルス公式サイトのニュース一覧で、①楽天での背番号 ②入団会見の日程 ③太田光の去就、の3つを確かめてください。太田の行き先が決まると、来季の楽天で甲斐がどれだけマスクをかぶるかを判断しやすくなります。

参考情報

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