【10/22】馬場拓海が阪神2位|日体大のトルネード右腕はどんな投手か

【10/22】馬場拓海が阪神2位|日体大のトルネード右腕はどんな投手か

2026年10月22日のプロ野球ドラフト会議で、阪神タイガースは日本体育大学の馬場拓海(ばば・たくみ)投手を2位で指名し、交渉権を得ました。佐賀市出身の21歳の右腕で、体を大きくひねる「トルネード」気味のフォームから150キロ台の直球を投げ込むのが持ち味です。福岡大大濠高校では2年春にセンバツの甲子園に出場し、日体大では3年秋に防御率0.95で最優秀投手、4年時には大学日本代表に選ばれました。この記事では、馬場拓海がどんな投手なのかを、プロフィール、阪神が2位で指名した背景、投球フォームの特徴、媒体で数字が分かれる最速の扱い、佐賀から日体大までの歩み、他球団の2位指名との比較の順に、スポーツニッポン・スポーツ報知・佐賀新聞・高校野球ドットコム・日本テレビの報道をもとに整理します。

この記事でわかること

  • 馬場拓海の人物像:2004年12月20日生まれ、佐賀市出身。福岡大大濠から日体大に進んだ184センチの右投げ右打ちの投手です。
  • 投球の特徴:全身をひねるトルネード投法と、本人が「スリークオーター」と呼ぶ腕の角度から投げる直球と2種類のスライダーが武器です。
  • 阪神の指名:1位で明治大の榊原を単独指名した阪神は、2位で即戦力の投手として馬場を選びました。
目次

馬場拓海はどんな選手か

佐賀市出身で日本体育大学4年、トルネード気味のフォームから150キロ台を投げる右腕です。

スポーツニッポンとスポーツ報知が伝えたプロフィールを表にまとめます。体重は2紙で数字が違うため、両方を載せています。

項目 内容
名前 馬場 拓海(ばば・たくみ)
生年月日・年齢 2004年12月20日生まれ・21歳(ドラフト会議の時点)
出身 佐賀県佐賀市
経歴 諸富北小クラブ → 佐賀フィールドナイン(諸富中時代)→ 福岡大大濠高 → 日本体育大
体格 184センチ。体重はスポニチが90キロ、報知が88キロと報道
投打 右投げ右打ち
主な実績 2021年センバツ出場、首都大学リーグ3年秋に防御率0.95で最優秀投手、4年時に大学日本代表
指名 2026年ドラフト会議で阪神タイガースが2位指名

表のとおり、高校・大学ともに全国の舞台を経験してきた投手です。佐賀新聞は、佐賀県関係の選手として馬場の2位指名を速報で伝えました。

憧れはオリックスの山下舜平大投手

憧れは、同じ福岡大大濠の2学年先輩で、強い直球を武器とするオリックスの山下舜平大投手です。

スポーツニッポンによると、同じ右腕で強い直球を最大の武器とする点が、馬場が山下投手に憧れる理由です。スポーツ報知も、憧れの選手として高校の2学年先輩の山下投手を挙げています。直球で押す投球の手本が、同じ高校の先輩にいたことになります。

人物像をつかんだところで、阪神がこの投手を2位で選んだ背景を見ていきます。

阪神はなぜ2位で馬場拓海を指名したのか

1位で外野手を取った阪神が、2位では即戦力の投手を補ったと報じられています。

スポーツニッポンによると、阪神は1位で走攻守の3拍子がそろった明治大の外野手・榊原を単独で指名し、2位で即戦力投手として馬場を指名しました。指名の結果を見ると、1位で野手、2位で投手を獲得する並びになりました。

球団が2位の指名理由を詳しく説明したという報道は、10月22日の夜の時点では確認できていません。スカウトの評価や本人の会見での発言は、今後の報道で出てくる見込みです。

阪神の1位・2位指名を並べると

阪神の1位は明治大の外野手・榊原、2位は日体大の投手・馬場拓海で、上位2人とも大学生です。

順位 選手 所属・守備 報道の評価
1位 榊原 明治大・外野手 走攻守3拍子そろった外野手(単独指名)
2位 馬場拓海 日本体育大・投手 即戦力投手

3位以下の指名は会議の進行に合わせて決まっていくため、ここでは上位2人だけを載せています。

トルネード投法とはどんなフォームか

体を大きくひねって打者に背中を見せ、全身の反発力で投げるフォームで、馬場は中学時代から続けています。

スポーツニッポンによると、馬場の投法は体を大きくひねるスリークオーターのトルネードで、全身のひねりと反発力を利用します。トルネード投法は中学時代に始め、高校で腕を斜めに出すスリークオーターにしたといいます。高校野球ドットコムも、体を大きくひねるトルネード気味のフォームが特徴だと伝えています。ベースボールライターの西尾典文氏も6月の連載で、跳ねるような躍動感があるトルネード気味のスタイルを特長に挙げていました。

本人は「スリークオーター」、報知は「巨人・大勢をイメージさせる」

腕の角度について、本人はスリークオーターと考えており、報道では「サイド気味」とも書かれています。

スポーツ報知は、最大の特徴は独特の投球フォームで、巨人の大勢投手をイメージさせると伝え、見出しでは「大勢2世」と呼びました。一方で本人は「スリークオーターだと思っている」と話しています。見る人によって横手に近く見えるほど、腕が低い位置から出てくるフォームだということです。

武器は威力のある直球と2種類のスライダー

150キロ台の直球の威力に加え、曲がり幅の違う2種類のスライダーを持っています。

スポーツ報知によると、サイド気味のフォームから投じる直球は威力抜群で、曲がり幅の違う2種類のスライダーも武器です。スポーツニッポンは150キロ台を連発するのが魅力だと書いています。直球で押し、横の変化で打者の目線をずらすのが基本の組み立てだと読めます。

では、その直球の最速はいくつなのでしょうか。ここは媒体によって数字が分かれています。

馬場拓海の最速は151キロか155キロか

報知は最速151キロ、高校野球ドットコムは10月10日の試合で自己最速155キロを計測したと伝えています。

数字を寄せずに、媒体ごとに並べると次のとおりです。

スポーツ報知
「最速151キロの変則右腕」(10月22日)
高校野球ドットコム
10月10日の武蔵大戦で自己最速155キロ(10月22日)
スポーツニッポン
150キロ台を連発するのが魅力(10月22日)

155キロは10月10日の試合での計測と日付が書かれているため、それより前の数字が151キロとして伝わっている可能性がありますが、どちらが正しいかは本記事では確かめられていません。球団の入団発表などで公式のプロフィールが出た時点で、この節を更新します。

佐賀から福岡大大濠、日体大へ:馬場拓海の歩み

佐賀市の小学校のクラブで野球を始め、福岡の強豪・福岡大大濠を経て、日体大でエース級に育ちました。

佐賀新聞とスポーツ報知によると、馬場は小学2年のときに諸富北小クラブで野球を始め、諸富中学校の時代は佐賀フィールドナインに所属しました。主な節目を時間の順に並べます。

小学2年
諸富北小クラブで野球を始める
中学時代
佐賀フィールドナインに所属。トルネード投法を始める
2021年3月
福岡大大濠の2年生でセンバツ出場。準々決勝で先発
日体大1年秋
首都大学リーグでデビュー
日体大3年秋
防御率0.95で最優秀投手
2026年7月
大学日本代表に選ばれる
2026年10月10日
武蔵大戦で139球を投げ、大学初の完投勝利
2026年10月22日
ドラフト会議で阪神が2位指名

図のとおり、ドラフトの12日前に大学初の完投勝利を挙げています。

2021年センバツでは2年生で準々決勝の先発を任された

2021年3月29日のセンバツ準々決勝・東海大相模戦で、2年生の馬場がエースに代わって先発しました。

ベースボールチャンネルと東京スポーツによると、この試合で福岡大大濠はエースの毛利海大投手ではなく2年生の馬場を先発に立てました。馬場は初回に2点を失い、2回にも2ランを浴びたところでエースと交代し、チームは0対8で敗れてベスト4進出を逃しています。全国の舞台で悔しい経験をした投手が、5年後にプロから指名されたことになります。

日体大では最優秀投手と大学日本代表

日体大では1年秋にデビューし、3年秋に最優秀投手、4年時に大学日本代表へと階段を上りました。

スポーツニッポンによると、3年秋には防御率0.95で最優秀投手に輝き、4年時には大学日本代表に選ばれました。スポーツ報知は、今年7月のワールド・カレッジ・ベースボール・チャンピオンシップに出場する大学日本代表に選ばれたと伝えています。高校野球ドットコムによると、今秋の10月10日の武蔵大戦では139球を投げて大学初の完投勝利を挙げました。

2位指名の12球団一覧で見る馬場拓海の位置

2位では12球団のうち6球団が投手を指名し、馬場は大学生投手3人のうちの1人でした。

日本テレビの報道によると、2巡目は高校生4人、大学生6人、社会人2人が指名されました。各球団の2位指名は次のとおりです。

リーグ 球団 2位指名(所属・守備)
セ 阪神 馬場拓海(日本体育大・投手)
セ 巨人 平田玲翔(大分商業高・投手)
セ DeNA 保西雅則(日本航空石川高・内野手)
セ 広島 西野啓也(立命館大・捕手)
セ ヤクルト 佐藤悠太(東北福祉大・外野手)
セ 中日 柴﨑聖人(王子・外野手)
パ ソフトバンク 有馬伽久(立命館大・投手)
パ 西武 柿本晟弥(パナソニック・投手)
パ 日本ハム 牟禮翔(九州国際大付高・外野手)
パ オリックス 仲井慎(駒澤大・投手)
パ ロッテ 前田侑大(高岡第一高・投手)
パ 楽天 岡田啓吾(明治大・内野手)

表のうち大学生の投手は、馬場のほか立命館大の有馬(ソフトバンク)と駒澤大の仲井(オリックス)の3人で、セ・リーグで大学生の投手を2位で取ったのは阪神だけでした。

今後の注目点:入団交渉から1年目まで

次の節目は阪神との入団交渉と、入団が決まったあとの背番号・契約内容の発表です。

ドラフト会議で決まるのは交渉権までで、入団は球団との交渉を経て決まります。これから馬場について確かめたいときは、次の順に見るのが近道です。

  • 入団交渉と仮契約:例年、指名あいさつのあと11月ごろに仮契約が報じられます。契約金や年俸の目安は、その時の報道で出ます。
  • 公式プロフィール:入団発表で球団が身長・体重・最速などを公表すれば、媒体で分かれている数字の答え合わせができます。
  • 大学の残りの試合:日体大の公式戦が残っていれば、指名後の投球も報じられます。
  • 春のキャンプ:1年目から一軍のキャンプに入るかどうかが、即戦力としての期待の大きさを示します。

入団発表や背番号・契約内容は、阪神タイガースの公式サイトのニュース欄(https://hanshintigers.jp/)で発表されます。入団が決まった時点で、背番号と契約内容をこの記事に追記します。

馬場拓海のよくある質問

Q. 2位で指名されたら、すぐに阪神の選手になるのですか?

A. なりません。ドラフト会議で阪神が得たのは交渉権で、本人と球団が条件で合意し、契約を結んで初めて入団が決まります。

Q. 指名のあと、本人のコメントは出ていますか?

A. 10月22日の夜の時点で、本記事が参照した報道には指名後の本人のコメントは載っていません。会見などで出た時点で追記します。

情報は2026年10月22日時点のものです。最新の動きは下の参考情報で確かめてください。

参考情報

  • 佐賀新聞「【速報】馬場拓海(日体大、佐賀市出身)、阪神タイガースから2位で指名 プロ野球のドラフト会議」(2026年10月22日) https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1815478
  • スポーツニッポン「【ドラフト会議】阪神はドラフト2位で日体大の“変則トルネード右腕”馬場拓海を指名」(2026年10月22日) https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2026/10/22/kiji/20261022s00001173425000c.html
  • ベースボールチャンネル「東海大相模、福岡大大濠を大差で降しベスト4進出」(2021年3月29日) https://www.baseballchannel.jp/etc/92673
  • 東京スポーツ「【センバツ】福岡大大濠『壁』に阻まれ初のベスト4進出ならず」(2021年3月29日) https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/26119
  • スポーツナビ 西尾典文「週刊ドラフトレポート2026」(2026年6月26日) https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/2026062500005-spnavi
  • スポーツ報知「【ドラフト】日体大・馬場拓海が阪神から2位指名…サイド気味フォームから最速151キロの〝大勢2世〟」(2026年10月22日)
  • 高校野球ドットコム「日本体育大・馬場拓海は阪神が2位指名!大学日本代表のトルネード右腕が大舞台へ」(2026年10月22日)
  • 日テレNEWS NNN「【ドラフト2位】巨人&日本ハムは2巡目も高校生を指名 6球団が投手を指名【12球団一覧】」(2026年10月22日)
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