【10/12】エスピノーザに巨人が調査|パ最多勝13勝の去就と床田FAの行方

【10/12】エスピノーザに巨人が調査|パ最多勝13勝の去就と床田FAの行方

オリックスのアンダーソン・エスピノーザ投手(28)について、巨人が調査を進めていると10月12日にデイリースポーツが報じました。エスピノーザは2026年に13勝を挙げ、日本ハムの北山亘基投手と並んでパ・リーグ最多勝を手にした右腕です。同じ記事では、国内FA権の取得条件を満たした広島・床田寛樹投手(31)への獲得調査と「4年16億円超」の準備も伝えられました。

この記事では、報道で何が分かっていて何がまだ決まっていないのかを分けたうえで、エスピノーザの経歴と3年分の成績、オリックスと巨人それぞれの先発事情、床田との比較までを、NPB公式の記録と各紙の報道をもとに整理します。

この記事でわかること

  • 報道の中身:巨人は床田の獲得調査と並行して、今季で契約が終わるとされるエスピノーザも調べていると報じられました。
  • エスピノーザの実力:2026年は23試合13勝6敗・防御率2.71で、来日3年目に初めて最多勝のタイトルを取りました。
  • まだ決まっていないこと:球団の正式発表はなく、オリックスとの再契約がまとまるかどうかが最初の分かれ目です。
目次

エスピノーザに巨人が調査とは?10月12日の報道の中身

巨人が先発補強の候補として、エスピノーザの動向を調べ始めたという報道です。獲得はまだ決まっていません。

報じたのは10月12日付のデイリースポーツです。記事の柱は広島・床田寛樹の獲得調査で、巨人は床田の権利行使に備え、出来高を含めて4年16億円超の大型契約を準備していると伝えました。そのうえで「パ・リーグ最多勝、オリックスのエスピノーザ投手の調査も進めていく」と書き、エスピノーザについては「今季で契約の終了する」と説明しています。

報道で分かっていること・分かっていないこと

分かっているのは「巨人が調べている」段階までで、交渉の開始や条件はまだ伝えられていません。

エスピノーザの調査を報じたのは今のところ1紙で、ほかの球団の動きも具体的には出ていません。

報道と公式の記録を分けると、次のようになります。

項目 中身 確かさ
巨人がエスピノーザを調査 先発補強の候補として動向を注視 報道(デイリースポーツ 10/12)
エスピノーザの契約 今季で終了 報道(同上)
他球団の関心 「他球団が関心を寄せている状況」 報道(スポーツ報知 10/10)
2026年の成績 23試合13勝6敗・防御率2.71 確定(NPB公式)
最多勝 北山亘基と並ぶ13勝で1位 確定(NPB公式)

表のとおり、成績とタイトルは確定していますが、移籍に関わる部分はすべて報道の段階です。ここから先の動きは、オリックスとの話し合いの結果しだいになります。

床田と同時に名前が出た理由

今季の巨人は先発のけがに悩み、左腕の床田と右腕のエスピノーザをそろって候補にしたと報じられています。

デイリースポーツによると、今季の巨人は山崎伊織投手がけがで開幕から出遅れ、夏場にはエースの戸郷翔征投手もけがで離脱しました。記事は「去就が注目されている左右の好投手の動向を注視しながら、ウイークポイントを埋めていく」とまとめています。

エスピノーザはどんな投手?経歴と来日3年の成績

エスピノーザは1998年3月9日生まれの右腕で、2024年にオリックスへ入団したベネズエラ出身の投手です。

背番号は00で、NPBの登録上の経歴はカブスからの加入となっています。

NPB公式の選手ページでは、身長183センチ・体重86キロ。来日前は米大リーグのパドレスで有望株として知られ、集英社のスポルティーバは2026年6月の記事で「パドレスのトッププロスペクト」「2度の手術を乗り越えた」と紹介しています。

来日3年で年々安定した成績

来日3年間の防御率はいずれも2点台で、2026年は勝ち星が一気に増えました。通算は68試合25勝23敗・防御率2.77です。

NPB公式の記録を年ごとに並べると、次のとおりです。

年 登板 勝敗 投球回 奪三振 防御率
2024 22 7勝9敗 133回2/3 113 2.63
2025 23 5勝8敗 129回2/3 119 2.98
2026 23 13勝6敗 149回1/3 136 2.71
通算 68 25勝23敗 412回2/3 368 2.77

防御率2点台ながら、2024年は7勝9敗、2025年は5勝8敗と負け越しました。2026年は投球回が3年間で最も多く、四球も33と前の2年(48・47)から減っています。

(編集部分析)防御率が2点台のまま勝ち星だけが大きく伸びたのは、四球が減って長いイニングを投げられるようになったことと、打線の援護がかみ合ったことの両方が効いたと考えられます。逆に言えば、2026年の13勝だけでなく3年続けて2点台という安定感こそが、他球団が目を付ける理由だと見られます。

2026年はパ最多勝13勝、北山亘基と分け合ったタイトル

エスピノーザは日本ハムの北山亘基投手と並ぶ13勝で、来日3年目にして初の最多勝を獲得しました。

NPB公式のパ・リーグ投手部門リーダーズでは、勝利数1位に北山とエスピノーザが13勝で並び、3位は12勝の5投手でした。防御率2.71は規定投球回に届いた投手の中で5位、完投1・完封1も記録しています。

13勝までの歩み

9月19日の日本ハム戦で13勝目を挙げて単独トップに立ち、最後に北山が並んでタイトルを分け合いました。

シーズンの流れを、時系列で並べると次のとおりです。

2025年11月26日:オリックスが来季(2026年)の契約合意を発表
2026年8月5日:初の2桁となる10勝目(報道)
2026年9月19日:日本ハム戦で13勝目、リーグ単独トップに(報道)
2026年10月6日:パ・リーグのレギュラーシーズン終了、北山と並び最多勝
2026年10月12日:巨人が調査と報道(デイリースポーツ)

最多勝が決まった6日後の10月12日に、巨人の調査が報じられました。(編集部分析)タイトルが他球団の評価を押し上げた面はあると考えられます。

なぜエスピノーザの去就が注目されるのか?今季で契約が終わるため

去就が注目されるのは、今季で契約が終わると報じられ、オリックスとの再契約がまだまとまっていないためです。

オリックスは2025年11月26日に、エスピノーザと2026年の契約で合意したと発表していました。ベースボールチャンネルによると、エスピノーザはこのとき「来シーズンもバファローズの一員になれることを大変嬉しく思っています」とコメントしています。その前の2025年10月にも、来季の残留が報じられていました。

来日3年目ではFA権に届かない

来日3年目では国内FA権の条件に届かず、床田のような「FA宣言」ではなく契約の扱いで動きが決まります。

(編集部分析)国内FA権は1軍登録の日数を何年分も積み上げて得る権利で、3年間では足りません。このため、オリックスが再契約をまとめるか、交渉が折り合わずに他球団も話ができる立場になるかが分かれ目です。どの時期にどんな条件で動くかは、球団の発表を待つ必要があります。

FAの仕組みや手続きの細かい部分については、球団や選手の正式な発表、日本野球機構の公表内容を確かめるのが確実です。

Q. エスピノーザの巨人移籍は決まったのですか?

A. 決まっていません。10月12日の報道は「巨人が調査を進めている」という内容で、球団の正式な発表はありません。

次は、残すかどうかを決めるオリックス側の事情を見ていきます。

オリックスはエスピノーザを手放せるのか?先発の駒不足

オリックスは先発の主力2人が手術で来季途中まで戻れない見込みで、エスピノーザが抜ければ先発はさらに減ります。

スポーツニッポンは10月4日、宮城大弥投手と山下舜平大投手が今年5月にそれぞれ利き腕の肘のじん帯再建術を受け、実戦復帰は来季途中が見込まれると報じました。スポーツ報知は10月10日、曽谷龍平投手も終盤に左肘の違和感で離脱したと伝え、「先発の駒不足は否めない」と書いています。

オリックスも床田と藤浪を調査

オリックスも先発補強に動き、床田と、DeNAを戦力外となった藤浪晋太郎投手の調査が報じられています。

床田をめぐっては、巨人と競う形になっています。

スポーツニッポンは10月4日、オリックスが床田の権利行使に備えて調査を進めていると報道しました。スポーツ報知は10月10日、藤浪の調査を伝え、2年ぶりのBクラスとなる4位に沈んだ今季の反省から、先発陣の強化を最大の課題にしていると書いています。同紙によると、今季の主な先発陣は次の成績でした。

投手 登板 勝敗 防御率
エスピノーザ 23試合 13勝6敗 2.71
九里亜蓮 27試合 9勝12敗 3.19
高島泰都 23試合(先発20) 7勝6敗 —

勝ち星ではエスピノーザが2位の九里に4勝差をつけており、チームの先発の柱だったことが分かります。(編集部分析)宮城と山下が来季途中まで戻れないなかで、最多勝投手まで抜ければ、補強で埋める穴は2人分から3人分に広がります。オリックスが残留に全力を挙げると見るのが自然です。

岸田監督の続投と「このままではいけない」

オリックスは10月3日に岸田護監督の来季続投を正式に発表し、指揮官は危機感を口にしています。補強もその流れの中にあります。

スポーツニッポンによると、就任3年目を迎える岸田監督は「このままではいけない思いが一番」と話し、小浜裕一球団本部長も「全面的にサポートしていく」と述べて、施設面を含めたコンディショニング面での組織改革を示唆しました。スポーツ報知は、岸田監督が4年ぶりの優勝を目指すと誓っていると伝えています。宮城と山下が肘の手術で長く抜けた今季の反省が、けがを防ぐ体制づくりと先発の補強という2つの方向に表れている形です。

(編集部分析)けがの多さを組織の問題として見直す以上、今季けがなく23試合に先発し、最も多くの投球回を投げたエスピノーザの価値は、オリックスにとって数字以上に大きいと考えられます。

巨人はなぜ先発を補強するのか?けがに泣いた2026年

巨人が先発を補強したいのは、今季は主力先発がけがで相次いで抜け、来季に向けて計算できる投手を増やしたいためです。

デイリースポーツの報道では、山崎伊織が開幕から出遅れ、夏場には戸郷翔征も離脱しました。NPB公式の記録では、規定投球回に届いた巨人の投手として井上温大投手が23試合10勝8敗・防御率2.02(セ・リーグ3位)を残しています。

床田に準備するとされる「4年16億円超」

巨人は床田に出来高込みで4年16億円超を準備と報じられ、エスピノーザより先に名前が挙がった本命です。

同紙は床田を「巨人キラー」と呼び、4年連続で規定投球回に到達している実績と経験が補強ポイントに合うと説明しています。今季もチームとして苦しめられてきた左腕に白羽の矢を立てた、という書き方です。床田は今季、国内FA権の取得条件を満たしており、権利を使うかどうかは本人の判断になります。

(編集部分析)巨人が床田に具体的な金額まで用意していると報じられた一方、エスピノーザは「調査を進めていく」という書き方にとどまっています。現時点では床田が第一の候補で、エスピノーザはオリックスとの交渉の行方を見ながら動く2番目の候補と読むのが自然です。

チームは監督人事も動いている

巨人は途中で阿部慎之助前監督が辞任し、橋上秀樹監督代行が率いてきたため、オフは首脳陣の体制も焦点です。

阿部前監督の球団復帰をめぐる経緯は「阿部慎之助前監督の巨人復帰は決まった?球団の正式発表と報道を整理」でまとめています。(編集部分析)監督が替わる可能性があるオフに、投手陣の補強だけ先に方針が報じられるのは、誰が監督になっても先発の不足は埋めなければならない、という球団の判断の表れと見られます。

エスピノーザと床田寛樹を比べると?2026年の成績比較

2026年は勝ち星と奪三振でエスピノーザが上回り、防御率はほぼ同じです。床田は4年連続の規定投球回到達が報じられています。

NPB公式の記録で、2人の2026年を並べます。リーグが違うため、単純な比較には限りがある点に注意してください。

項目 エスピノーザ(オ) 床田寛樹(広)
投打・年齢 右投・28歳 左投・31歳
登板 23 23
勝敗 13勝6敗 8勝6敗
投球回 149回1/3 143回1/3
奪三振 136 84
与四球 33 36
防御率 2.71 2.76
移籍の形 契約満了後の交渉(報道) 国内FA権の行使が前提

防御率は0.05差でほぼ互角ですが、奪三振はエスピノーザが52個多く、三振を取れる右腕と、試合をつくり続ける左腕という違いがはっきり出ています。

(編集部分析)巨人にとっては、床田がFA宣言をするかどうか、エスピノーザがオリックスと再契約するかどうかという、相手側の決断が2つ重なっている状態です。どちらか一方だけでも決まれば、もう一方への動き方も変わると考えられます。

エスピノーザの今後はどうなる?これから見るべき3つの点

今後の焦点は、オリックスとの再契約、床田のFA宣言、巨人の監督人事の3つで、どれも正式発表待ちです。

  • オリックスとの再契約:まとまれば移籍の話はそこで終わります。最初で最大の分かれ目です。
  • 床田のFA宣言:巨人とオリックスの両方が調査していると報じられており、床田の決断が両球団の補強の順番を左右しそうです。
  • 巨人の新体制:首脳陣が固まると、補強の優先順位がはっきりする可能性があります。

現時点では、どれも報道の段階にとどまっています。本サイトでは、正式な発表が出た段階で続報として整理する予定です。

エスピノーザ移籍のよくある質問

本文だけでは答えにくい疑問を、分かっている範囲で答えます。

Q. オリックスは残留交渉をしているのですか?

A. 球団から交渉状況の発表はありません。スポーツニッポンは10月4日の時点で「去就も不透明」と報じています。

Q. 巨人がエスピノーザと話し合えるのはいつですか?

A. 現時点では分かりません。オリックスとの再契約がまとまらず、他球団も交渉できる立場になった後になるとみられ、時期は球団の発表待ちです。

Q. エスピノーザの今季の年俸はいくらですか?

A. 公表された金額は確認できていません。2025年11月の契約合意を伝えた報道にも、年数や金額は書かれていません。

正式な発表が出たら、上の答えも更新していきます。出典は下の参考情報にまとめました。

参考情報

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