【2026夏・甲子園】決勝は智弁和歌山-健大高崎に決定|準決勝7-1・1-0の分岐点と8月22日の日程

第108回全国高校野球選手権大会は8月20日、甲子園球場で準決勝2試合が行われ、決勝のカードが智弁和歌山(和歌山)と健大高崎(群馬)に決まりました。第1試合は智弁和歌山が横浜(神奈川)に7-1、第2試合は健大高崎が天理(奈良)に1-0。決勝は休養日をはさんで8月22日午前10時に始まります。

この記事でわかること

  • 準決勝2試合の最終スコアとイニングごとの得点
  • 智弁和歌山が3回に一挙4点を奪った場面の中身
  • 横浜のエース織田翔希がいつ、何失点で降板したか
  • 健大高崎が1点を守り切った試合の組み立て
  • 健大高崎の「初の決勝進出」が群馬県勢にとって何年ぶりか
  • 決勝の日程・開始時刻と、当日の追いかけ方
目次

2026年夏の甲子園、決勝は智弁和歌山-健大高崎に決まった

8月20日の準決勝で智弁和歌山が7-1、健大高崎が1-0で勝ち、決勝の顔合わせが決定しました。

大会14日目のこの日は、午前8時開始の第1試合に智弁和歌山と横浜、午前10時30分開始の第2試合に健大高崎と天理が登場しました。得点差も試合の質も対照的な2試合で、打ち合いを制した学校と、1点を守り抜いた学校が並んで決勝へ進む形になっています。

表1:8月20日・準決勝2試合の結果
試合 対戦(勝者を先に表記) スコア 決勝進出の意味
第1試合(午前8時) 智弁和歌山(和歌山)- 横浜(神奈川) 7-1 2021年の優勝以来、5年ぶりの決勝
第2試合(午前10時30分) 健大高崎(群馬)- 天理(奈良) 1-0 学校として夏は初の決勝進出

ここからは2試合それぞれについて、点が動いた回と、そこで何が起きていたのかを順に見ていきます。

準決勝第1試合:智弁和歌山7-1横浜、3回の4得点で何が変わったか

先制されていた智弁和歌山が3回に4点を奪って逆転し、そのまま押し切った試合でした。

先に動いたのは横浜です。1回、2番・田島陽翔の安打などで1死一、二塁とし、4番・川上慧の適時打で1点を先制しました。試合が動いたのは3回。智弁和歌山が連打で無死一、二塁とすると、4番・山田凜虎の適時二塁打で同点に追いつき、続く5番・楠本龍生が右翼へ勝ち越しの3ランを放ちました。この一発が大会第7号となり、1回の1点を一気にひっくり返しています。

表2:智弁和歌山7-1横浜のイニングスコア
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 安打 失策
横浜 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 5 0
智弁和歌山 0 0 4 0 0 0 3 0 X 7 14 2

安打数は14対5。3回の4点だけでなく、7回にもう3点を上乗せしたことで、終盤に横浜が追う展開そのものが消えました。

楠本龍生の勝ち越し3ランは大会第7号だった

3回に同点へ追いついた直後、右翼席へ運んだ3点本塁打で、これが今大会の第7号となりました。

楠本はこの日、3回の3ランに加えて7回にも適時打を放ち、1試合で4打点を記録しています。7回はさらに6番・井戸本陽向の2点適時打が続き、この回だけで3点。1点を追う立場から始まった試合を、2つのビッグイニングで7-1まで広げた形です。二塁打は横浜の小野、智弁和歌山の山田がそれぞれ記録しました。

織田翔希は2回1/3・4失点で降板した

横浜のエースは3回途中で降板し、投球回は2回1/3、失点は4という内容に終わりました。

投球回は2回1/3。3回途中から小林鉄三郎が救援し、4回2/3を投げています。織田は1回戦で沖縄尚学を相手に154キロ・12奪三振を記録した右腕で、この夏の甲子園でもっとも注目された投手の一人でした。準決勝では3回の連打から一気に崩れる形となり、横浜は28年ぶりの決勝進出を逃しています。

和気匠太が8回1失点で試合をつくった

智弁和歌山の先発は8回を投げて1失点、初回の1点以外を与えませんでした。

1回に先制を許したものの、2回以降は無失点。打線が3回に逆転した後は、リードを守る側の投球に切り替わりました。智弁和歌山の決勝進出は2021年の優勝以来5年ぶりで、和歌山県勢の夏の甲子園通算勝利数はこの試合で132勝となり、京都と並ぶ歴代6位タイになっています。チームを率いる中谷仁監督については、元阪神捕手の経歴と「準備野球」を整理した記事でも取り上げました。

準決勝第2試合:健大高崎1-0天理、初回の1点を守り切った

健大高崎が初回に挙げた1点を9回まで守り、天理を完封して初の決勝進出を決めました。

点が入ったのは1回裏の一度だけです。先発投手でありながら4番に入る佐藤麻恩(3年)が適時打を放ち、これが決勝点になりました。天理は長尾亮大(3年)が先発し、9イニングを通じて健大高崎の追加点を許していません。守る側と打つ側の緊張が最後まで続いた、1点差の試合でした。

表3:健大高崎1-0天理のイニングスコア
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
天理 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
健大高崎 1 0 0 0 0 0 0 0 X 1

スコアの並びが示すとおり、勝敗を分けたのは初回の1点だけでした。

二刀流・佐藤麻恩の適時打が決勝点になった

1回裏、先発投手として登板する佐藤麻恩が4番打者として適時打を放ち、この1点が決勝点になりました。

佐藤の一打で試合を決める形は、この夏の健大高崎で2度目です。8月13日の東海大甲府戦も1-0で、その決勝点も佐藤の適時打でした。投げても打っても試合を動かす選手が、準決勝でも同じ役割を果たした形になります。なお準決勝での投手起用の内訳(誰が何回を投げたか)については、試合直後の時点で各社の詳報が出そろっていないため、本記事では確定した数字として扱いません。

天理は9イニング無得点で4強止まりとなった

天理は準決勝で1本も本塁を踏めず、9年ぶりの4強進出が最終成績となりました。

天理は準々決勝で三重を7-0で下し、橋本桜佑が154球を投げ切って完封していました。打線も金本相有の先制本塁打を含めて13安打を放っており、勢いを持って準決勝に入っています。その打線が0で抑えられた点に、この試合の難しさが表れています。

両校がここまで勝ち上がった道のりを並べると何が見えるか

智弁和歌山は打ち勝つ試合、健大高崎は1点差を守る試合を積み重ねて決勝にたどり着きました。

特に健大高崎は、準々決勝で延長10回を戦った直後の準決勝でも完封勝ちを収めています。1点をめぐる戦い方が大会を通じて一貫していることが、決勝カードの性格を分かりやすくしています。

図解1:健大高崎の勝ち上がり(本記事で確認できた範囲)

8月13日・2回戦

東海大甲府に1-0
佐藤麻恩の適時打と継投で完封

8月16日・3回戦

佐野日大に4-1
史上初の北関東ダービーを継投で制す

8月18日・準々決勝

有明との延長戦を制す
県勢13年ぶりの4強

8月20日・準決勝

天理に1-0
学校として初の決勝進出

群馬県勢が夏の甲子園の決勝に進むのは、2013年に優勝した前橋育英以来13年ぶりです。

決勝は8月22日午前10時開始|日程と当日の追いかけ方

決勝は8月22日土曜日の午前10時に始まり、大会第15日として行われます。

準決勝の翌日にあたる8月21日は休養日で、試合はありません。準々決勝の翌日にも休養日が置かれており、投手の負担を抑える日程がここでも適用された形です。大会全体の日程や開始時刻の考え方については、開幕時にまとめた日程一覧の記事も参考になります。

図解2:準決勝から決勝までの3日間

8月20日(木)第14日

準決勝2試合
午前8時/午前10時30分

8月21日(金)

休養日
試合なし

8月22日(土)第15日

決勝 午前10時開始
智弁和歌山-健大高崎

試合の経過をリアルタイムで追う場合は、NHKの中継のほか、朝日新聞社と関連各社が運営する一球速報のサービスで打席ごとの経過を確認できます。

決勝の見どころは「智弁の打線」対「健大高崎の1点差の戦い方」

14安打7得点の打線と、準決勝を完封で切り抜けた守りの対戦という構図になります。

ただし高校野球の1試合は、当日の投手の状態や1つの守備で大きく振れます。ここでは準決勝までに確認できた事実から見どころを整理するにとどめ、どちらが有利かという予想は書きません。

智弁和歌山は2つのビッグイニングで試合を決めた

準決勝では3回に4点、7回に3点と、点の取り方が2つの回に集中していました。

連打から一気に走者をためて長打で返す形は、この試合の3回にはっきり出ています。楠本の1試合4打点も、その流れの中で生まれたものでした。決勝でも、走者が同時に2人以上たまる場面をどう抑えるかが、健大高崎にとっての焦点になります。

健大高崎は準々決勝の延長10回から中1日で完封した

8月18日の延長戦を戦った後、休養日をはさんで臨んだ準決勝を0点で抑えました。

この夏の健大高崎は、複数の投手をつなぐ形と、1人が投げ切る形の両方で勝ってきています。決勝でも同じ選択肢を持って入れる点が、日程の詰まった終盤では強みになります。

よくある質問

Q. 2026年夏の甲子園の決勝はいつ、何時からですか?

A. 8月22日(土)の午前10時開始で、大会第15日として行われます。前日の8月21日は休養日で試合はありません。

Q. 決勝に進んだのはどの2校ですか?

A. 智弁和歌山(和歌山)と健大高崎(群馬)です。8月20日の準決勝で、智弁和歌山が横浜に7-1、健大高崎が天理に1-0で勝ちました。

Q. 健大高崎の決勝進出は初めてですか?

A. 学校として夏の甲子園で決勝に進むのは初めてです。群馬県勢としては、2013年に優勝した前橋育英以来13年ぶりの決勝進出になります。

Q. 横浜の織田翔希投手はどうだったのですか?

A. 先発しましたが3回途中で降板し、投球回は2回1/3、失点は4でした。3回途中から小林鉄三郎が4回2/3を投げています。横浜は28年ぶりの決勝進出を逃しました。

Q. 智弁和歌山が決勝に進むのは何年ぶりですか?

A. 2021年に優勝して以来、5年ぶりです。この試合で和歌山県勢の夏の甲子園通算勝利は132勝となり、京都と並ぶ歴代6位タイになりました。

参考にした報道と資料

  • NHKニュース「高校野球 夏の甲子園 準決勝 智弁和歌山が5年ぶり決勝へ 横浜に逆転勝ち」
  • NHKニュース「高校野球 健大高崎が初の決勝進出 天理に競り勝つ」
  • 日本高等学校野球連盟「第108回全国高等学校野球選手権大会 組み合わせ表」
  • ベースボールチャンネル「智弁和歌山、横浜を撃破し5年ぶり決勝進出! 楠本龍生が勝ち越し3ラン&4打点」
  • ベースボールチャンネル「【甲子園速報】健大高崎 対 天理 試合経過・結果・スタメン 夏の甲子園2026 準決勝」
  • 読売新聞オンライン「智弁和歌山が楠本龍生の勝ち越し3ランで逆転、横浜の先発・織田翔希は3回途中で降板」
  • 上毛新聞電子版「健大高崎(群馬)きょう20日に準決勝 第2試合で天理(奈良)と対戦 勝てば初の決勝進出」
  • 神奈川野球「準決勝 智弁和歌山 7-1 横浜」
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