【10/23】松井秀喜監督が誕生へ|巨人の来季監督に就任、長嶋さんとの約束

【10/23】松井秀喜監督が誕生へ|巨人の来季監督に就任、長嶋さんとの約束

プロ野球・巨人の来季の監督に、球団OBの松井秀喜氏(52)が就任することになりました。2026年10月23日午前にNHKが関係者への取材として伝え、中日スポーツは巨人の山口寿一オーナーが東京都内のホテルで記者会見したと報じています。松井氏が巨人のユニホームを着るのは、現役で巨人を離れた2002年以来です。

この記事では、松井秀喜監督がいつから指揮を執るのか、なぜこの時期に決まったのか、長嶋茂雄さんとの「約束」、これまでの巨人での指導歴、新監督を待つ課題を、中日スポーツなどの報道をもとに整理します。

この記事でわかること

  • いつからか:2027年シーズンの監督として、10月23日に就任が明らかになった
  • なぜ今か:5月に阿部慎之助前監督が辞任し、監督代行のもと2位で終えたチームがCSで敗退していた
  • 最初の課題:前日のドラフトで1位指名した、米球界挑戦を表明している織田翔希投手への対応
目次

松井秀喜監督はいつから?巨人の来季監督に就任へ

松井秀喜氏は2027年シーズンの巨人の監督に就任し、来季から指揮を執ります。

NHKは23日午前11時に「巨人の新監督に松井秀喜氏が就任へ」と伝え、各紙がこれに続きました。松井氏の今の肩書きは、ニューヨーク・ヤンキースのGM付特別アドバイザーです。契約年数や背番号、コーチの顔ぶれは、この記事の時点では公表を確認できていません。

発表は山口寿一オーナーの記者会見と報道

中日スポーツは、23日に巨人の山口寿一オーナーが都内のホテルで記者会見し、松井氏の就任を明らかにしたと報じています。

中日スポーツによると、巨人は3年ぶりのリーグ優勝と、2012年を最後に遠ざかっている日本一の奪還を、球団のレジェンドに託す形です。日刊スポーツは、23日午後に会見が開かれると伝えています。松井氏本人が会見で何を語ったかは、この記事の時点では確認できていません。発言が報じられたら、この記事に足していきます。

「第22代」と「16人目」、「24年ぶり」と「25年ぶり」の違い

第22代は就任の回数、16人目は人数で数えた数字とみられ、年数は基準にする年が違います。

スポーツ報知は「第22代監督」、日刊スポーツは「16人目」と書いています。巨人の監督には、長嶋茂雄さんや原辰徳さんのように2度以上務めた人がいるため、就任の回数で数えると「代」が多くなり、人数で数えると少なくなります。復帰の年数も、東京スポーツなどは「24年ぶり」、スポーツ報知は「25年ぶり」と書いています。巨人を離れた2002年から発表の2026年までを数えるか、指揮を執る2027年シーズンまでを数えるかの違いです。

なぜ今、松井秀喜監督なのか:今季の監督交代の流れ

5月に阿部慎之助前監督が辞任し、監督代行で戦ったシーズンが10月11日に終わったため、来季の監督を決める必要がありました。

今季の巨人の監督をめぐる流れを、日付の順に並べると次のとおりです。

5月26日

阿部前監督が辞任、橋上秀樹氏が監督代行に

10月10〜11日

2位でCSへ、DeNAに2連敗で敗退

10月22日

監督が決まらないままドラフトへ

10月23日

松井秀喜氏の就任が明らかに

シーズン途中で監督が替わり、来季の指揮官が決まらないままドラフトを迎えた末の発表でした。

5月に阿部慎之助前監督が辞任し、橋上秀樹氏が代行

阿部慎之助前監督は5月26日に辞任し、同じ日から橋上秀樹氏が監督代行として指揮を執りました。

山口オーナーは阿部前監督の辞任を受けた5月26日の会見で、後任について「全く白紙」と話していました。そのあとも、来季の監督は何も決まっていないと白紙を強調していたと日本経済新聞が報じています。阿部前監督の辞任の経緯と、その後の阿部氏の処遇の報道は「阿部慎之助前監督の巨人復帰は決まった?球団の正式発表と報道」で整理しています。

2位からCSファーストステージでDeNAに2連敗

巨人はリーグ2位でCSに進みましたが、ファーストステージで3位のDeNAに2連敗し、10月11日にシーズンを終えました。

デイリースポーツによると、10月10日の第1戦は東京ドームで1対2で敗れ、橋上監督代行は「最後の一本がなかなか効果的に出ずに」と振り返りました。ベースボールキングによると、11日の第2戦も1対4で敗れています。リーグは阪神が球団初の連覇を果たしていて、巨人は2024年以来のリーグ優勝を逃しました。

後任候補には高橋由伸氏や川相昌弘コーチの名前も

シーズンが終わった10月11日の時点で、後任の候補には松井氏のほか、高橋由伸氏や川相昌弘コーチの名前が挙がっていました。

日刊スポーツは11日、橋上監督代行の退任が濃厚になったと伝え、後任の候補としてOBの高橋由伸氏、松井秀喜氏、川相昌弘コーチらの名前を挙げていました。同紙は23日の記事で、松井氏が最後まで候補に残っていたと伝えています。結果として、ドラフトの翌日に発表される形になりました。

長嶋茂雄さんとの「約束」とは

松井氏は2025年6月、亡くなった長嶋茂雄さんとの「約束を果たしたい」と語っていて、その中身はまだ明かしていません。

中日スポーツによると、松井氏は2025年6月に長嶋さんを弔問したあと、「長嶋監督と生前、約束したこともあります。今はお話しすることはできませんが、その約束を果たしたい」と話しました。松井氏は1992年秋のドラフトで4球団が競合した末、当時の長嶋監督が当たりくじを引いて巨人に入った「師弟」の間柄で、2013年には2人そろって国民栄誉賞を受けています。

約束が巨人の監督になることを指すのかどうかは、松井氏本人が説明していないため分かりません。山口オーナーは2025年1月7日、松井氏がイチローさんとのテレビ対談で語った内容について問われ、「そういうこと(現場復帰)を言ってくれてんのかなと私は受け止めてはいますけれども」と話していたと東京スポーツが伝えています。

松井秀喜氏の巨人での指導歴:春季キャンプの臨時コーチ5度

松井氏に監督の経験はありませんが、巨人の春季キャンプで5度、臨時コーチとして若手を教えてきました。

スポーツ報知がまとめた、宮崎の春季キャンプでの臨時コーチの年と内容は次のとおりです。

年 当時の監督 主な内容
2014年 原辰徳 初めての臨時コーチ。若手の大田に密着
2016年 高橋由伸 2年ぶり。約7時間の指導
2018年 高橋由伸 小林に約50分のマンツーマン打撃指導
2024年 阿部慎之助 秋広に約45分の打撃講義。約7時間の指導
2026年 阿部慎之助 2月10〜12日の3日間。石塚、丸、リチャード、泉口らを指導

報知はこの5回を数えていて、2015年のOBとしての訪問は臨時コーチに入れていません。中日スポーツは「2014年から昨年まで5度」と書いていて、どの年を数えるかが報道で少し違います。2026年のキャンプでは、高卒2年目の石塚裕惺選手を「これからのジャイアンツを背負って立つ選手」と評価していました。

今年2月のキャンプで教えた選手たち

2026年2月の3日間は、高卒2年目の石塚選手や19年目の丸選手など、若手からベテランまで幅広く打撃を見ました。

スポーツ報知によると、指導の対象にはリチャード選手、泉口選手、中山選手らも入っていました。高卒1年目の藤井選手には、高校時代の「浦学のジャッジ」という呼び名にちなんだ言葉をかけています。同紙は、松井氏がヤンキースのGM付特別アドバイザーとして、アーロン・ジャッジ外野手を指導した経験があるとも伝えています。来季、この選手たちを監督として起用する立場になります。

(編集部分析)臨時コーチとして5度、それも若手に長い時間をかけてきた経緯を見ると、松井監督の色は打者の育成に出る可能性が高いと考えられます。編集部としては、松井監督が生え抜きの長距離打者を育てる方針を打ち出すかどうかに注目しています。

松井秀喜氏の経歴:日米通算507本塁打

松井氏は巨人で10年、メジャーで10年プレーし、日米通算507本塁打を打った強打者です。

日米通算507本塁打のうち、巨人での10年間が332本、メジャーでの10年間が175本です。巨人の4番として本塁打を量産し、メジャーではヤンキースの中軸として3年続けて100打点以上を挙げました。

中日スポーツや日刊スポーツ、オリコンなどの報道から、主な経歴を表にまとめます。

年 出来事
1974年 6月12日、石川県根上町(現在の能美市)に生まれる
1992年 星稜高3年の夏の甲子園で明徳義塾に5打席連続で敬遠される。秋のドラフトで4球団が競合し巨人へ
1993〜2002年 巨人で10年。本塁打王3度、リーグ優勝4度、日本一3度
2003年 FA権を使ってヤンキースへ移籍
2009年 ワールドシリーズで3本塁打、日本選手で初めてMVP
2012年 エンゼルス、アスレチックス、レイズを経て現役引退
2013年 長嶋茂雄さんとともに国民栄誉賞

選手としての実績は球界でも指折りですが、報道に監督を務めた経歴は出てこず、チームを率いるのは今回が初めてとみられます。

新監督の最初の課題:ドラフト1位・織田翔希投手

新監督を最初に待つのは、前日のドラフトで1位指名した横浜高の織田翔希投手(18)への対応です。

巨人は10月22日のドラフト会議で、日本のプロ野球を経ずに米球界へ挑戦すると表明していた織田投手を1位で指名しました。スポーツニッポンによると、織田投手は指名のあとも「気持ちは全くぶれません」と話しています。同紙は、この指名に新監督となる松井氏の意向も反映されているとみられると伝えています。ヤンキースで7年プレーし、今もヤンキースの役職にある松井氏が説得に動くかどうかに注目が集まっています。

日刊スポーツは、巨人の1位指名を選手が断った例は過去に1人だけで、1973年に指名された投手が当時の川上哲治監督と面談したうえで社会人の熊谷組へ進んだと伝えています。新監督の就任と1位指名の交渉が同じ時期に重なるのは、異例の状況です。

(編集部分析)日本で育った有望な投手が、プロ野球を経ずに海外へ出る流れが続けば、国内リーグの土台が細ります。メジャーを知る松井氏が、日本で力をつけてから海を渡る道の価値をどう語るのかは、巨人だけでなく日本球界全体にとっての試金石になると考えられます。

来季のセ・リーグはどうなる:工藤新監督・藤川監督との対決

来季のセ・リーグは、中日の工藤公康新監督、阪神の藤川球児監督と、実績のある指揮官と松井監督がぶつかります。

日刊スポーツによると、中日はソフトバンクを7年率いて5度日本一に導いた工藤公康氏(63)が就任したばかりです。工藤氏は2000年から3年間、巨人で松井氏とチームメートで、2000年は長嶋茂雄監督、2002年は原辰徳監督のもとで、ともにリーグ優勝と日本一を経験しました。かつての同僚が、来季は敵の監督として向き合います。阪神は昨年就任した藤川球児監督(46)のもとで今季、球団初のセ・リーグ連覇を果たし、ここ4年で3度リーグ優勝しています。CSを勝ち上がって日本シリーズに進んだDeNAも含め、監督の顔ぶれで話題の多い1年になりそうです。

松井秀喜監督の就任にファンや著名人はどう反応した?

SNSには歓迎の声が相次ぎ、巨人ファンで知られるはなわさんやDAIGOさんも喜びの投稿をしました。

オリコンは、午前11時過ぎに一報が出ると「松井秀喜」「巨人新監督」などがトレンドの上位に並んだと伝えています。同社によると、SNSには「松井秀喜が巨人に帰ってくる!!!」「新監督、待ってました!!」といった声が並びました。巨人ファンで知られ、松井氏のものまねでもおなじみのタレントのはなわさんは、自身のインスタグラムに「松井ジャイアンツ!!ずっと願い続けた夢が叶いました!!」と投稿しました。歌手のDAIGOさんもXで「来年はとんでもない一年になる!!」と書き込んだと、スポーツ報知が伝えています。

オリコンは、ドラフトで1位指名した織田投手と結びつけて新監督の役割を予想する投稿も紹介しています。期待の大きさは、そのまま来季の成績への注目の大きさでもあります。

松井監督の誕生で気になる点を、最後に質問の形でまとめます。

松井秀喜監督のよくある質問

松井秀喜監督について、検索でよく調べられている点をまとめます。

Q. 松井監督の巨人は春季キャンプから見られますか?

A. 監督として最初に現場に立つのは、例年2月に宮崎で行われる春季キャンプになる見込みです。2027年の日程や公開練習の情報は、まだ発表されていません。

Q. 松井監督の背番号は55番ですか?

A. まだ分かりません。現役時代の巨人での背番号は55でしたが、監督としての背番号は、この記事の時点で発表を確認できていません。

Q. 巨人の監督に生え抜き以外が就いたことはありますか?

A. 今季の橋上秀樹氏の監督代行は、生え抜き以外が巨人の指揮を執る初めての例と報じられました。松井氏は巨人でプロ入りした生え抜きのOBです。

正式な就任の手続き、背番号、コーチ陣は、巨人の公式サイトのニュースで発表されます。織田投手の入団交渉の行方も、球団の発表と本人の会見で確かめるのが確実です。この記事でも、会見での松井氏の発言やコーチ陣の発表が出たら続報を足していきます。

参考情報

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