【8/30】長柄町長選2026の結果|月岡清孝氏が2496票で再選、投票率57.24%

【8/30】長柄町長選2026の結果|月岡清孝氏が2496票で再選、投票率57.24%

千葉県長柄町の町長選挙が2026年8月30日に投開票され、無所属現職の月岡清孝氏(55)が2,496票を獲得して再選しました。無所属新人で元町議の宮坂陽一郎氏(71)は523票で、票差は1,973票です。投票率は57.24%で、前回2022年の66.03%を8.79ポイント下回りました。投開票日の17日前に町を襲った「令和8年8月千葉豪雨」を受けた防災対策が争点のひとつとなった選挙で、開票の確定は同日午後11時06分でした。

この記事でわかること

  • 開票結果:月岡清孝氏2,496票(得票率82.7%)、宮坂陽一郎氏523票(同17.3%)。有効投票数は3,019票、無効票41票、投票総数3,060票でした。
  • 投票率が下がっても現職の票は増えた:月岡氏の得票は前回2022年の2,323票から173票増えています。投票率だけを見て「支持が薄れた」とは読めない構図です。
  • 豪雨は争点になりきらなかった:長柄町は大雨特別警報と災害救助法の対象自治体でしたが、選挙は現職の圧勝で終わりました。
  • 同時実施の町議補選は無投票:欠員1に対し30歳・農業の蒔田雄也氏だけが届け出て、告示日に当選が確定しています。
目次

長柄町長選挙2026の結果|当選者は月岡清孝氏、得票数2,496票

当選したのは無所属現職の月岡清孝氏(55)です。2,496票を獲得し、宮坂陽一郎氏を1,973票差で退けました。

523票にとどまった宮坂陽一郎氏(71)は無所属の新人でした。月岡氏はこれで2期目に入ります。

任期満了に伴うこの選挙は2026年8月25日に告示され、30日に投開票されました。立候補したのは2人で、いずれも無所属。町の選挙管理委員会が公表した開票結果によると、確定時刻は同日午後11時06分でした。

まず、確定した数字を一覧で示します。

候補者 年齢 党派・新現別 届出職業 得票数 得票率
月岡清孝(当選)55無所属・現職町長2,496票82.7%
宮坂陽一郎71無所属・新人会社役員523票17.3%

得票率は5倍近い開きになりました。2人の票がどう分かれたかを、そのまま横幅で示します。

得票の分かれ方(有効投票3,019票)

月岡清孝(当選)
2,496票
宮坂陽一郎
523票

得票数は月岡清孝氏2,496票、宮坂陽一郎氏523票

月岡氏2,496票、宮坂氏523票で、票差は1,973票です。有効投票3,019票のうち8割超を現職が集めました。

町選挙管理委員会が公表した開票結果によると、内訳は有効投票数3,019票、無効投票数41票、投票総数3,060票、持ち帰り・その他は0票です。按分による切り捨て票も、いずれの候補にも属しない票もありませんでした。

あわせて公表されている「法定得票数」は754.750票です。これは当選に必要な最低得票で、公職選挙法により首長選では有効投票総数の4分の1と定められています。3,019票の4分の1が754.75票にあたり、月岡氏の2,496票はこれを大きく上回りました。宮坂氏の523票は法定得票には届きませんが、供託金が没収される基準(有効投票総数の10分の1=約302票)は上回っています。

投票率57.24%は前回から8.79ポイント低下、投票総数は3,060票

投票率は57.24%で、前回2022年の66.03%を8.79ポイント下回りました。投票総数は3,060票です。

選挙人名簿の登録者数は告示前日の8月24日時点で5,378人と報じられていました。この5,378人で投票総数3,060票を割ると56.90%になり、公表されている57.24%とは0.34ポイントずれます。選挙管理委員会が投票率の算定に使うのは投票日当日の有権者数で、告示前日の登録者数とは母数が異なるためです。57.24%から逆算すると当日有権者数は5,346人前後になりますが、これは計算値であって町の公表値ではありません。

前回と並べると、下がったのは投票率だけではないことが見えます。

項目 2022年8月28日 2026年8月30日 増減
投票率66.03%57.24%−8.79ポイント
有権者数5,758人(当日)5,378人(8月24日現在の登録者数)−380人
月岡清孝氏の得票2,323票2,496票+173票
月岡清孝氏の得票率62.0%82.7%+20.7ポイント
対立候補の得票1,422票(大岩よしじ氏)523票(宮坂陽一郎氏)−899票

当選した月岡清孝氏はどんな人物か

月岡清孝氏は55歳の無所属で、町議を経て2022年8月の町長選で初当選した人物です。今回の再選で2期目に入ります。

町に提出された立候補届出状況によると、生年月日は1971年2月4日、住所は長柄町山之郷、届出職業は「町長」、新現元別は「現」です。初当選した2022年の選挙では、元町議で農業に従事する新人として立候補し、同じく元町議の大岩よしじ氏(当時72)との一騎打ちを2,323票対1,422票で制していました。今回もまた一騎打ちで、相手はやはり町議経験者でした。

掲げたのは「子育て千葉県一の町」

月岡氏が掲げたのは「子育て千葉県一」の町づくりです。若い世代が住み続け、子どもを育てたいと思える町を目指すと表明していました。

1期目の子育て施策としては、学校給食費相当額の給付金制度が町の学校教育課から案内されています。2022年の初当選時にも給食費の無償化に意欲を示しており、方向性は1期目から一貫しています。人口6,288人・高齢化率43.3%という町の状況(後述)を踏まえると、子育て世帯の定着は町の存続に直結するテーマです。

挑んだ宮坂陽一郎氏は「地域資源で雇用を創出」

宮坂陽一郎氏は1955年1月19日生まれの71歳、無所属の新人です。「地域資源で雇用を創出」を掲げて現職に挑みました。

届出書類上の職業は「会社役員」、新現元別は「新」ですが、報道では元町議・前町議として紹介されています。町長選への立候補は初めてのため届出は「新」となり、議員としての経歴とは別物です。町内の資源を使って働く場をつくることで人口流出を止める、という主張でした。

なぜ豪雨直後の選挙で投票率が下がったのか

災害が争点として持ち込まれても、現職への対抗軸が立たなかったためと見られます。現職の絶対得票数はむしろ173票増えています。

投票率が下がると「現職への不満で有権者が離れた」と読まれがちですが、今回の数字はその読み方に合いません。投票に行かなくなったのは、現職を支持していた層ではなく、前回対立候補に投票していた層のほうです。対立候補の得票は1,422票から523票へ899票減り、投票者数そのものも約3,802人から3,060人へ742人減りました。減った742人と、対立候補が失った899票は、規模がほぼ重なります。

豪雨の被災から復旧作業のさなかにあった有権者が投票所に足を運びにくかった可能性も否定できませんが、これを裏づける公表データは確認できていません。ここは推測の域を出ないため、断定は避けます。確実に言えるのは、現職の票が増え、対抗票が縮み、その分だけ投票率が落ちたという構図です。

争点になった令和8年8月千葉豪雨と長柄町

令和8年8月千葉豪雨は2026年8月13日から14日にかけての記録的大雨で、長柄町も大雨特別警報と災害救助法の対象になりました。

気象庁が命名したこの豪雨では、千葉市で24時間降水量367.0mm、1時間降水量115.0mm(中央区)といずれも観測史上1位を記録しました。県全体で死者13人・行方不明者1人、床上浸水2,218棟・床下浸水1,987棟の被害が出ています。気象庁が気象現象に名前を付けたのは「令和2年7月豪雨」以来6年ぶりでした。

長柄町は8月13日午後10時40分に大雨特別警報の対象となった22市町村のひとつで、災害救助法が適用された25市町村にも含まれています。町単位の浸水棟数は国や県の公表資料では確認できませんでしたが、町が実施している支援策の内容から被害の性質は読み取れます。

町が実施している支援 対象・窓口
罹災証明書・被災証明書の発行税務住民課で受付後、被害調査を実施
消毒液の配布床上浸水の被害を受けた世帯/税務住民課
災害ごみの受け入れ罹災証明書取得者(申請中を含む)/8月23日までは役場、以降は建設環境課へ相談
住宅地の土砂撤去費の補助補助金の交付対象/総務課

床上浸水と宅地への土砂流入の両方に手当てが用意されている点から、町内でも住宅被害が発生していたことがわかります。告示は豪雨の12日後、投開票は17日後で、復旧の初期段階と選挙戦が完全に重なっていました。報道では「現職の町政運営に対する評価」「町の活性化への取り組み」と並んで、この豪雨を受けた防災対策が主な争点になるとされていました。

県内の豪雨対応をめぐる論点は、河川整備の優先順位にも及んでいます。この点は千葉豪雨とスーパー堤防仕分け|国管理河川の氾濫はゼロだったで詳しく扱っています。

同時実施の町議補選は無投票|30歳の蒔田雄也氏が当選

町長選と同時に告示された町議会議員補欠選挙は、欠員1に対して1人しか届け出がなく、無投票で当選が確定しました。

当選したのは蒔田雄也(まきた ゆうや)氏です。1996年1月30日生まれの30歳、無所属の新人で、届出職業は農業。住所は長柄町山之郷です。高齢化率43.3%の町で30歳の議員が誕生した一方、補選に立候補者が1人しか集まらなかったという事実も同時に残りました。町長選が一騎打ち、町議補選が無投票という組み合わせは、町の担い手の層の薄さをそのまま示しています。

長柄町はどんな町か|人口6,288人・高齢化率43.3%

長柄町は千葉県長生郡にある人口約6,288人の町で、県内の市町村で2番目に人口が少ない自治体です。高齢化率は43.3%に達します。

令和7年国勢調査の結果によると、人口は6,288人で、平成27年(2015年)比の増減率はマイナス8.4%。高齢化率は令和5年4月1日現在で43.3%と、県内7位の高さです。住民基本台帳ベースの人口も前年から減少が続いています。有権者数が4年で380人減っているのは、この人口動態がそのまま反映された結果です。

月岡氏が「子育て千葉県一」を、宮坂氏が「地域資源で雇用を創出」を掲げたのは、どちらも人口減少という同じ課題に対する処方箋でした。争点は「何をするか」ではなく「誰にやらせるか」に絞られており、その意味で今回の82.7%という得票率は、1期4年に対する町民の答えと読めます。

よくある質問

Q. 長柄町長選挙2026の当選者は誰ですか。

A. 無所属現職の月岡清孝氏(55)です。2,496票を獲得し、523票の宮坂陽一郎氏(71)を1,973票差で破って再選しました。2期目となります。

Q. 得票数と投票率はどれくらいでしたか。

A. 月岡清孝氏2,496票(得票率82.7%)、宮坂陽一郎氏523票(同17.3%)です。有効投票数3,019票、無効票41票、投票総数3,060票。投票率は57.24%で、前回2022年の66.03%を8.79ポイント下回りました。

Q. 開票結果が確定したのは何時ですか。

A. 2026年8月30日午後11時06分です。町の開票結果に確定時刻として記載されています。投票は午前7時から午後8時まで、町内4か所の投票所で行われました。

Q. 豪雨の被害は選挙結果に影響したのですか。

A. 防災対策は主な争点のひとつとされましたが、結果は現職の圧勝でした。現職の得票は前回より173票増えており、災害対応が現職批判につながった形跡は数字には表れていません。ただし被災による投票行動への影響を裏づける公表データはなく、断定はできません。

Q. 同時に行われた町議会議員補欠選挙はどうなりましたか。

A. 欠員1に対し、無所属新人で農業の蒔田雄也氏(30)だけが届け出たため、8月25日の告示時点で無投票当選が確定しました。町長選のみが投票に付されています。

参考情報

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