【9/19】岡部芳彦教授が証言したウクライナ列車攻撃とは|ポーランド国境2km、ジョンソン元英首相らの外交列車が標的か

ウクライナ研究者で神戸学院大学教授の岡部芳彦氏が、9月13日にポーランド国境の近くで起きたロシア軍の列車攻撃について、当時の状況を証言しました。攻撃を受けたのはキーウとワルシャワを結ぶ旅客列車で、その直前まで、ボリス・ジョンソン元英首相ら欧州の要人を乗せた「外交列車」が近くの駅に停まっていました。岡部氏はこの外交列車に乗っていた1人です。FNNプライムオンラインが9月19日に伝えたインタビューで、岡部氏は「まさか自分たちの路線が攻撃されるとは」と語り、キーウの国際会議で聞いた米国の和平案への疑問も口にしています。本記事では、FNN・日本経済新聞・ロイター・AP通信などの報道をもとに、何が起きたのか、なぜこの攻撃が異例とされるのかを整理します(9月19日時点の情報です)。

この記事でわかること

  • 何が起きたか:9月13日、ポーランド国境から約2キロの地点で、キーウ発ワルシャワ行きの旅客列車がロシア軍のドローン攻撃を受けました。けが人は出ていません。
  • 岡部教授の立場:直前まで近くの駅に停まっていた外交列車に乗っており、ポーランドで降りたあとに攻撃を知りました。
  • 標的の見方:ウクライナ鉄道は、予定より早く出発した外交列車が本来の標的だった可能性があるとしています。ロシア側がそれを認めたわけではありません。
  • 和平案への疑問:会議で米国のクシュナー氏の説明を聞いた岡部氏は、「ウクライナは領土を譲ってくれ」と言っているように聞こえたと述べています。
  • 今後の焦点:岡部氏は、米中間選挙のあとに米国・ウクライナ・ロシアの3者協議へ向けた動きが進むとの見方を示しています。
目次

岡部芳彦教授は何を証言したのか?「まさか自分たちの路線が攻撃されるとは」

岡部教授は、自分が乗った路線が攻撃されたことに驚き、「怖いなと思った」と当時の心境を語りました。

FNNプライムオンラインによると、岡部氏はキーウで開かれた国際会議「ヤルタ欧州戦略会議」からの帰りで、ジョンソン元英首相ら外国の要人を乗せた特別列車に乗っていました。列車の中では異変を感じず、ポーランドの駅で列車を降りたあとで攻撃を知ったといいます(FNNプライムオンライン 9月19日)。

「侵攻当初を除けば攻撃はほとんどなかった」路線

岡部氏によると、この路線は外国の要人も使う重要なルートで、侵攻の初期を除けば攻撃はほぼなかったといいます。

ロイターも、この路線はキーウから欧州諸国へ戻る代表団がよく利用するルートだと伝えています。各国の要人がウクライナを訪れるときの通り道で、その路線の国境近くで攻撃が起きたことが、岡部氏の「まさか」という言葉につながっています。攻撃を免れた側の乗客が、あとから危険に気づいた形です。

ロシアの狙いは「つかみかねる」

岡部氏はロシア側の狙いを「つかみかねる」としつつ、西部への攻撃には隣国への誤射のリスクがあると指摘しました。

FNNによると、岡部氏は、首都キーウや軍事目標のある東部と違い、西部への攻撃は戦況への影響が限られる一方、隣国に誤って着弾するおそれが高いため、ロシア側はこれまで避けてきたとの見方を示しています。そのうえで「そのリスクを取ってでも、ウクライナ全土を攻撃することを始めたのだなと感じた」と述べました。この点は、あとの見出しで改めて整理します。

9月13日のヤホディン駅の列車攻撃で何が起きたのか?

9月13日、ウクライナ西部ボリン州のポーランド国境近くで、旅客列車がロシア軍のドローン攻撃を受けました。

日本経済新聞は、ロシア軍が13日、ポーランドとの国境に近いウクライナ西部ボリン州で旅客列車をドローン(無人機)で攻撃し、キーウでの国際会議に出席したジョンソン元英首相ら欧州各国の元首脳や政府高官を乗せた列車が出発した直後だったと報じました(日本経済新聞 9月14日)。FNNは、攻撃地点を国境から約2キロ、外交列車が直前まで停まっていた駅をヤホディン駅と伝えています(FNNプライムオンライン 9月14日)。当日の流れを時系列で整理します。

9月13日前後の流れ(報道をもとに作成)
日付 できごと 出どころ
9月11日 キーウのヤルタ欧州戦略会議で、米国のクシュナー氏が和平案について発言 キーウ・インディペンデント
9月13日 会議を終えた要人らの外交列車が、ヤホディン駅を予定より早く出発 AP通信・FNN
9月13日 国境から約2キロの地点で、キーウ発ワルシャワ行きの旅客列車がドローン攻撃を受ける。乗客は避難し、けが人なし FNN・日本経済新聞
9月13日 国境検問所の近くでもガソリンスタンドやトラックに被害。検問所の業務が一時止まる FNN・ロイター
9月18日 岡部氏がBS日テレ「深層NEWS」でロシアの無人機について解説 読売新聞オンライン
9月19日 FNNが岡部氏の証言を報道 FNN

会議の閉幕から帰路につくまでのわずかな間に、要人が通ったばかりの線路の近くで攻撃が起きた、という順序です。

攻撃された列車と外交列車は別の列車

ドローンが当たったのは外交列車ではなく、その数分あとに同じ付近を通った別の旅客列車でした。

外交列車に乗っていたスウェーデンのビルト元首相は、ロイターに対し「攻撃を受けたのはわれわれの列車ではなく、われわれの数分後に国境検問所付近を通過した列車だった」と説明しています(ロイター 9月14日)。岡部氏が「近くに停車していた列車に乗っていた」とされるのは、この外交列車のことです。2つの列車の関係を図にすると次のようになります。

2つの列車の関係(FNN・AP通信・ロイターの報道をもとに作成)
外交列車(岡部氏が乗車)
ジョンソン元英首相、ビルト元スウェーデン首相、EU各国の安全保障担当者らが乗車。ヤホディン駅を予定より早く出発し、被害なし

数分後
旅客列車(攻撃を受けた)
キーウ発ワルシャワ行き。ポーランド国境から約2キロの地点でドローン攻撃。乗客は避難し、けが人なし
※外交列車が標的だったというのはウクライナ鉄道の見方で、ロシア側は認めていません。

要人を乗せた列車が予定を早めて駅を離れていなければ、攻撃の時刻と重なっていた可能性がある、という構図です。

けが人は出ず、国境検問所にも被害

旅客列車の乗客は避難してけが人はなく、国境検問所の近くでも車両などに被害が出ました。

AP通信は、攻撃を受けた列車はドローンが近づく間に避難を終えており、けが人はいなかったと伝えています(AP通信 9月13日)。FNNによると、国境検問所の近くではガソリンスタンドやトラックにも被害が出て、検問所の業務が一時停止しました。ロイターは、ドロフスク・ヤホディン国境検問所から1キロ弱の地点でも別の攻撃があったと報じています。

なぜ外交列車が標的だったとみられているのか?

ウクライナ鉄道が、予定より早く出発した外交列車こそ本来の標的だった可能性が非常に高いと発表したためです。

AP通信によると、ウクライナ国営鉄道は、ジョンソン元英首相、ビルト元スウェーデン首相、EU各国の安全保障担当者らを乗せた外交列車が、意図して予定より早くヤホディン駅を出発していたと説明しました。そのうえで、ロシアのドローンの本来の標的は外交列車だった可能性が非常に高いとの見方を示しています。FNNも、ウクライナ鉄道が外交列車が狙われた可能性を示唆していると伝えました。

「標的だった」はウクライナ側の見立て

外交列車が狙われたというのはウクライナ鉄道の見方で、ロシア側が認めた事実ではありません。

ロシアはこの攻撃で外交団を狙ったとは表明していません。ウクライナ鉄道の発表は、外交列車が予定より早く出発した直後に攻撃があったことをもとにした見立てです。ABEMA TIMESのように「暗殺未遂か」という見出しを掲げた報道もありますが(ABEMA TIMES 9月17日)、本記事では標的を断定せず、「ウクライナ鉄道はそう見ている」という形で扱います。

ジョンソン元首相や各国の反応

ジョンソン元首相は攻撃を「無差別かつ無意味」と非難し、ウクライナの外相は「プーチンのテロ」と呼びました。

各国の関係者の反応を並べると、次のとおりです。

列車攻撃をめぐる各国関係者の発言
発言者 発言の要旨 出どころ
ジョンソン元英首相(外交列車に乗車) 攻撃を「無差別かつ無意味なもの」と非難 ロイター
ビルト元スウェーデン首相(同) 攻撃されたのは自分たちの数分後に通った列車だった ロイター・AP通信
シビハ・ウクライナ外相 攻撃を「プーチンのテロ」と非難 FNN
シコルスキ・ポーランド外相 ロシアの攻撃が増えていることを「事態の悪化」と表現 ロイター
岡部芳彦・神戸学院大教授(同) 「怖いなと思った。まさか自分たちの路線が攻撃されるとは」 FNN

乗っていた当事者の証言がそろっており、日本人の研究者がその場にいたことも、日本で関心が高まった理由の1つです。

ポーランド国境近くへの攻撃は何が異例なのか?

岡部氏は、隣国への誤射リスクがあるため、ロシアはこれまで西部の国境付近への攻撃を避けてきたとみています。

岡部氏がFNNに語った見方を整理すると、東部や首都と西部とでは、攻撃する側にとっての損得が大きく違います。

岡部氏が示した「西部への攻撃」の位置づけ(FNNの報道をもとに作成)
地域 戦況への影響 隣国への誤射リスク
首都キーウ・東部 大きい(首都機能・軍事目標がある) 小さい
西部の国境付近 限られる 高い(ポーランドはNATO加盟国)

得るものが少なく、失うおそれの大きい場所を攻撃したことが、「ウクライナ全土を攻撃することを始めた」という岡部氏の受け止めにつながっています。

NATO加盟国ポーランドとの距離は約2キロ

攻撃地点はポーランド国境から約2キロで、少しずれればNATO加盟国の領内に届く距離でした。

ポーランドは北大西洋条約機構(NATO)の加盟国です。加盟国の領土に被害が及べば、NATOとしての対応が議論される可能性があります。ポーランドのシコルスキ外相は、ロシアの攻撃が増えていることを「事態の悪化」と表現しました(ロイター)。国境からの近さも、この攻撃が注目される要因の1つです。ただし、ロシアが意図してこの地点を選んだのかどうかは、報道からは確認できません。

ヤルタ欧州戦略会議とはどんな会議か?

ヤルタ欧州戦略会議は、ウクライナと欧州の将来を話し合うため2004年に始まった、毎年開かれる国際会議です。

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、会議はウクライナの企業家ビクトル・ピンチュク氏が創設しました。2013年まではクリミア半島のヤルタで開かれていましたが、ロシアによるクリミアの「併合」を受け、2014年からはキーウで開かれています。2025年の第21回には、30カ国以上から800人を超える政財界のリーダーや専門家、軍人などが参加しました(ジェトロ ビジネス短信 2025年9月)。英語名の頭文字をとって「YES」とも呼ばれます(ヤルタ欧州戦略会議 公式サイト)。

今年の会議は戦争終結の外交が議題に

今年の会議でも戦争終結へ向けた外交が話し合われ、米国のクシュナー氏も参加しました。

FNNによると、岡部氏が参加した会議では戦争終結に向けた外交が議論され、トランプ大統領の娘婿のクシュナー氏も参加しました。欧州の元首脳や安全保障担当者が一堂に会する場で、その帰路に今回の攻撃が起きたことになります。

クシュナー氏は会議で何と言ったのか?岡部氏の受け止めは

クシュナー氏は、ロシアが示した線までウクライナが退けば、残りの合意内容は用意できていると説明しました。

キーウ・インディペンデントによると、クシュナー氏は9月11日の会議で、プーチン大統領がモスクワでの協議で自らの求める線を示したと紹介し、「ウクライナがその線まで撤退したいのであれば、残りの合意はすでに組み上がっている」という趣旨を述べました(キーウ・インディペンデント 9月13日)。ロシアの経済紙コメルサントは、クシュナー氏が平和の最大の障害をウクライナ側の領土譲歩への消極姿勢だと述べ、米国が今後数週間のうちに双方へ新たな案を示す予定だと伝えています(コメルサント 9月13日)。

岡部氏「領土を譲ってくれと聞こえた」

岡部氏は、クシュナー氏から戦争を終わらせたい意思を感じた一方で、その進め方には疑問を持ったと述べています。

FNNによると、岡部氏は「平和のためだったら、ウクライナは領土を譲ってくれ、ロシアの条件を飲んでくれというように聞こえた。ただ、それがウクライナにとっていいかどうかは別問題」と語りました。和平を急ぐ米国と、領土の譲歩を拒むウクライナとの間の溝が、現地の会議でもそのまま表に出ていたことがうかがえます。

9月の和平協議の流れ

9月に入り、米国の特使がモスクワとキーウを続けて訪ね、新たな和平案を協議しています。

時事通信によると、プーチン大統領は9月5日、クレムリンで米国のウィトコフ中東担当特使とクシュナー氏と約3時間会談しました(時事通信 9月6日)。翌6日には、2人がキーウでゼレンスキー大統領と会談しています。ゼレンスキー氏は米国の新しい和平案を「分析する」と述べ、ウクライナと米ロの3カ国協議の再開が必要だと指摘しました。領土問題については「首脳レベルでのみ解決できる複雑な問題」と語っています(時事通信 9月7日)。

9月の和平協議と列車攻撃の流れ(時事通信・キーウ・インディペンデント・FNNの報道をもとに作成)
9月5日 モスクワ
プーチン氏が米特使2人と約3時間会談
9月6日 キーウ
ゼレンスキー氏が米特使と会談。和平案を「分析する」
9月11日 キーウ
会議でクシュナー氏が「線まで退けば残りは用意済み」
9月13日 国境
会議帰りの外交列車の直後に列車攻撃
※和平案の具体的な中身は、各社とも公式には明らかにされていないと伝えています。

米国が和平案をめぐってモスクワとキーウを行き来していた時期と、欧米の関係者が集まった会議の帰り道で起きた列車攻撃の時期が重なっています。

ロシアの「ジェット推進式無人機」とは?岡部氏が指摘した見極めの難しさ

ロシアが量産を進めるジェットエンジン付きの無人機で、ミサイルと組み合わせた集中攻撃を可能にするとみられています。

読売新聞オンラインによると、岡部氏は9月18日、防衛研究所研究幹事の兵頭慎治氏、元陸上自衛隊中部方面総監の山下裕貴氏とともにBS日テレ「深層NEWS」に出演し、ロシア軍のジェット推進式無人機の大量生産とウクライナの対抗策を議論しました(読売新聞オンライン 9月19日)。

3人の専門家が挙げたポイント

量産の背景、ウクライナの対抗策、迎撃の難しさの3点が、番組で専門家から示されました。

「深層NEWS」(9月18日)での各氏の指摘(読売新聞オンラインの報道をもとに作成)
出演者 論点 指摘の要旨
兵頭慎治氏(防衛研究所研究幹事) 量産の背景 中国製の安価なジェットエンジンの入手と国家主導の量産体制により、「ミサイルを組み合わせた集中攻撃ができる」
山下裕貴氏(元陸自中部方面総監) 対抗策 ジェット推進式の迎撃型無人機の開発などが考えられる
岡部芳彦氏(神戸学院大教授) 迎撃の難しさ 「おとり機も交ざって来るので見極めが難しい」

速くて数の多い無人機に、おとりが混ざる。守る側がすべてを見分けて撃ち落とすのは難しい、というのが3人に共通する見立てです。なお、13日の列車攻撃に使われた機体の種類は、本記事で参照した報道では特定されていません。

岡部芳彦とはどんな人物か?ウクライナ名誉領事を務める研究者

岡部芳彦氏は神戸学院大学経済学部の教授で、日本とウクライナの交流史を専門とする研究者です。

神戸学院大学の紹介記事によると、岡部氏は1991年、高校3年生のときにソ連崩壊を目撃するツアーに参加し、モスクワやサンクトペテルブルク、キーウを訪れました。キーウで受けた人々の温かさがきっかけで「ウクライナという国に恋をした」と語っています。2024年7月からは在神戸ウクライナ名誉領事を務めています(神戸学院大学 學報.net)。

岡部芳彦氏の主な経歴(神戸学院大学の公表資料をもとに作成)
時期 できごと
1991年 高校3年生でソ連崩壊を目撃するツアーに参加し、キーウを訪問
2021年 著書『日本・ウクライナ交流史 1915-1937』を刊行
2022年 著書『日本・ウクライナ交流史 1937-1953』を刊行
2023年9月 ヴァシル・ステファニューク記念プレカルパチア国立大学の名誉教授
2024年7月 在神戸ウクライナ名誉領事に就任
2024年12月 ボリス・グリンチェンコ記念キーウ首都大学の名誉教授
2025年6月 ゼレンスキー大統領からウクライナ大統領賞「黄金の心」を受賞

30年以上ウクライナに関わってきた研究者が、自ら戦時下の鉄路を使い、攻撃の現場の近くに居合わせたことになります。

ゼレンスキー大統領から「黄金の心」を受賞

岡部氏は2025年6月、人道支援やウクライナの主権と領土保全への支持を理由に、大統領賞を受けています。

神戸学院大学によると、岡部氏は2025年6月6日、ゼレンスキー大統領からウクライナ大統領賞「黄金の心」を授与されました。受賞理由は「人道支援の提供、およびウクライナ国家の主権と領土保全の支持」とされています(神戸学院大学 経済学部)。岡部氏の発言は、ウクライナの立場に近い研究者の見方として読むのが適切です。

今後の焦点は?3者協議は実現するか

岡部氏は、11月の米中間選挙のあとに、米国・ウクライナ・ロシアの3者協議へ向けた動きが進むとみています。

FNNによると、岡部氏は「交渉のポイントがない中、3者協議に持ち込めるだけでも、大きな進展ではないか」と語りました。コメルサントによれば、米国は今後数週間のうちにロシアとウクライナの双方へ新たな案を示す予定です。一方、ゼレンスキー氏は領土問題を首脳レベルで解決すべき問題としており、ロシアが示した線と、それを拒むウクライナの隔たりは埋まっていません。

次に見るべきポイント

米国の新たな案の中身、3者協議の開催時期、西部への攻撃が続くかどうかの3点です。

  • 米国の新しい案:クシュナー氏が示唆した「創造的な案」が、領土の扱いをどう変えるのか。
  • 3者協議の時期:岡部氏が見立てるように、米中間選挙のあとに開催へ動くのか。
  • 西部への攻撃:ポーランド国境付近への攻撃が今回限りか、続くのか。続けば、要人がキーウを訪れる経路そのものが見直しを迫られます。

今回の攻撃では誰もけがをしませんでしたが、要人の通り道が狙われた可能性が指摘されています。この件の続きを追うときは、ウクライナ国営鉄道や各国政府の発表、米国の和平案の公表、3者協議の日程の報道を確認するのが確実です。岡部氏本人の解説は、下のよくある質問で紹介している発信先で読めます。本記事も続報が入り次第、内容を更新します。

よくある質問

Q. 岡部芳彦教授はけがをしたのですか?

A. していません。FNNによると、岡部氏は攻撃を受けた列車ではなく、その直前まで近くに停まっていた外交列車に乗っていました。列車の中では異変を感じず、ポーランドの駅で降りたあとに攻撃を知ったといいます。攻撃を受けた旅客列車の乗客も避難しており、けが人は報告されていません。

Q. 岡部芳彦教授にはどんな著書がありますか?

A. 代表作は『日本・ウクライナ交流史 1915-1937』(2021年)と『日本・ウクライナ交流史 1937-1953』(2022年)の2冊です。神戸学院大学によると、大正時代から1953年ごろまでの両国の交流をたどった研究で、ウクライナ語版は「イヴァン・フランコ国際賞」の上位5作品に選ばれています(神戸学院大学 學報.net)。今回の証言の背景にある、30年以上の研究の蓄積を知る手がかりになります。

Q. 岡部教授本人の解説はどこで読めますか?

A. Yahoo!ニュースのエキスパートとして記事やコメントを発信しており、専用ページにまとまっています(岡部芳彦さんのページ – Yahoo!ニュース エキスパート)。9月18日にはBS日テレ「深層NEWS」にも出演しました。列車攻撃や和平協議について本人がどう見ているかを、報道の引用ではなく本人の言葉で確かめたいときの入り口になります。

参考情報

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