【9/27】トヨタ ノアは今買うか待つか|2027年次期型の予想とHV一本化後の価格

【9/27】トヨタ ノアは今買うか待つか|2027年次期型の予想とHV一本化後の価格

トヨタのミニバン「ノア」は、2026年5月6日の一部改良でガソリン車をやめ、福祉車両を除いてハイブリッド車だけになりました。価格は326万1500円からです。一方で、9月18日には「次期型は早ければ2027年、新開発の1.5Lエンジンを積んだハイブリッドになる」という予想記事が出て、今買うか待つかで迷う人が増えています。

この記事では、トヨタの公式発表と各メディアの報道をもとに、現行ノアの改良点・グレード別価格・燃費・8月の販売台数、そして次期型について「分かっていること」と「予想にとどまること」を分けて整理します。数字はすべて出典を付けています。

この記事でわかること

  • 現行ノアの中身:2026年5月の一部改良でガソリン車を廃止し、S-X・S-G・S-Zの3グレードのハイブリッドだけになった
  • 価格と燃費:ノアは326万1500円〜430万9800円、S-Z(FF)のWLTC燃費は23.4km/L
  • 次期型の確度:「2027年・1.5Lハイブリッド」は専門誌のスクープ班による予想で、トヨタは発表していない
目次

トヨタ ノアは今買うべきか、次期型を待つべきか

車が1年以内に必要なら現行型、2年以上待てるなら次期型の正式発表を待つ、が目安です。次期型の時期は未発表です。

2027年説は専門誌による予想の段階にとどまります。待つ価値があるかは、今の車の車検時期と、現行型で困る点があるかで決まります。

現行の90系ノアは2022年1月に発売され、2026年5月6日に一部改良を受けたばかりです。改良ではガソリン車を廃止してハイブリッドに一本化し、上級グレードのメーターを12.3インチに大きくするなど、中身を手厚くしました(トヨタ自動車 ニュースリリース)。つまり今店頭で買えるノアは、現行型の中ではいちばん新しい仕様です。

次期型については、レスポンスが9月18日に「早ければ2027年にも登場」「新開発1.5Lエンジンのハイブリッドが主力になると予想」と報じました。ただしこれはスクープ班(APOLLO NEWS SERVICE)の予想で、記事の中でも「〜か」「可能性」と書かれています(レスポンス 2026年9月18日)。

判断の目安を表にまとめます。

あなたの状況 向いている選び方 理由
車検や買い替えが1年以内に来る 現行型(2026年改良後) 次期型の時期は未発表。発表を待つと車検をまたぐおそれがある
雪国でE-Fourを使う 現行型(2026年改良後) 改良でSNOW EXTRAモードが加わった
今の車に不満がなく、2年以上乗れる 次期型の正式発表を待つ 燃費24〜26km/L程度という予想が当たれば伸びしろがある(予想値)
ガソリン車で安く買いたい 新車では選べない(中古車か他車種) 2026年5月の改良で新車のガソリン車は廃止

表のとおり、決め手は「いつ車が必要か」です。次期型の中身は予想の段階なので、正式発表が出るまでは現行型の実際の数字で比べるのが確実です。

2026年5月の一部改良でノアは何が変わったか

いちばん大きな変化はガソリン車の廃止です。福祉車両を除き、ノアはハイブリッド車だけになりました。

あわせて顔つき・メーター・雪道の走行モードも変わっています。

トヨタは2026年4月10日に一部改良を発表し、5月6日に発売しました(トヨタ自動車 ニュースリリース)。日本経済新聞も「ガソリン車廃止 HV一本化で一部改良」と報じています。

ガソリン車を廃止してハイブリッドだけになった

新車で買えるノアは、福祉車両(ウェルキャブ)を除いてすべてハイブリッドです。これまであったガソリン仕様は選べなくなりました。

ベストカーWebは6月11日の記事で「ノア/ヴォクがHV一本化でガソリン車廃止」と伝え、9月7日の記事では、カローラやRAV4に続いてノアなどの主力車種でハイブリッド専用化が進んでいると整理しています(ベストカーWeb 2026年9月7日)。

(編集部分析)ハイブリッドだけになったことで、燃費の良さを生かせるかどうかは使い方に左右されやすくなったと考えられます。走行距離が短い家庭は、後で触れる「チョイ乗り」の注意も合わせて見ておくと判断しやすくなります。

顔つきとメーターが新しくなった

フロントグリルのデザインが変わり、S-Zのメーターは7インチから12.3インチの大型液晶になりました。

S-G・S-Xは7インチのままです。

トヨタの発表によると、LEDターンランプとデイライト機能付きのLEDクリアランスランプを採用し、S-Zにはオートレベリング付きのプロジェクター式LEDヘッドランプをメーカーオプションで用意しました。ボディカラーには「ニュートラルブラック」と「アーバンロック」が加わっています。S-Zのシートは合成皮革とファブリックの組み合わせです(トヨタ自動車 ニュースリリース)。

E-FourにSNOW EXTRAモードが加わった

4WD(E-Four)の車には、雪道向けの「SNOW EXTRA」モードが新しく付きました。雪の多い地域で選ぶ人に関わる変更です。

ベストカーWebは「E-Fourは待望の雪道モードも搭載」と紹介しています(ベストカーWeb 2026年6月11日)。トヨタの発表では、SNOW EXTRAモードの走行イメージを標準で設定したとしています。

ここまでの変更点を一覧にします。

項目 2026年5月の一部改良後
パワートレイン ハイブリッドのみ(福祉車両を除きガソリン車を廃止)
グレード S-X・S-G・S-Z
メーター S-Zは12.3インチ、S-G・S-Xは7インチ
ライト LEDターンランプ・デイライト付きLEDクリアランスランプ。S-Zにプロジェクター式LEDヘッドランプ(オプション)
E-Four SNOW EXTRAモードを新設
新色 ニュートラルブラック、アーバンロック

改良の中心はハイブリッド化と装備の底上げです。次は、その結果いくらで買えるのかを見ます。

ノアの価格はいくらか(S-X・S-G・S-Z)

ノアの価格は326万1500円(S-X・2WD)から430万9800円(S-Z・E-Four)までです。

E-Fourは2WDより25万3000円高くなります。

グレード別の価格は、トヨタの正規販売店であるトヨタユナイテッド静岡が2026年5月18日に掲載した一覧をもとにしています(トヨタユナイテッド静岡)。最低価格の326万1500円は自家用車の記事とも一致します(月刊自家用車 2026年4月10日)。

グレード 定員 2WD E-Four
S-X 7人/8人 326万1500円 351万4500円(7人)
S-G 7人/8人 370万0400円 395万3400円(7人)
S-Z 7人 405万6800円 430万9800円

価格はメーカー希望小売価格(税込)で、オプションや諸費用は含みません。8人乗りを選べるのは2WDのS-XとS-Gです。

ノアとヴォクシーの価格の違い

兄弟車のヴォクシーは375万1000円(S-G・2WD)からで、S-Xの設定がないぶん入口の価格はノアより約49万円高くなります。

同じ一覧によると、ヴォクシーはS-GとS-Zの2グレードで、S-Z・E-Fourは438万0200円です。同じグレード同士ではヴォクシーがノアより5万〜7万円ほど高い設定です(トヨタユナイテッド静岡)。

価格の差は、主に装備とメーターの大きさ、4WDかどうかで生まれます。続いて、ハイブリッドにしたことで燃費がどうなったかを確認します。

ノアの燃費はどれくらいか

ノア ハイブリッドS-Z(FF)のWLTCモード燃費は23.4km/Lです。

モード別では市街地は23.6km/L、郊外は25.7km/L、高速道路は22.1km/Lです。

数字はcarview!が9月26日の記事で示した2026年モデルの値です。同じ記事は、日産セレナ e-POWER ハイウェイスターV(2WD)がWLTCモード19.0km/L、セレナのガソリン車X(2WD)が13.0km/Lだとしています(carview! 2026年9月26日)。

車種・グレード WLTCモード 市街地モード
ノア ハイブリッド S-Z(FF) 23.4km/L 23.6km/L
セレナ e-POWER ハイウェイスターV(2WD) 19.0km/L 18.8km/L
セレナ ガソリン車 X(2WD) 13.0km/L 9.5km/L

カタログ上は、ノアのハイブリッドは街中でも燃費が落ちにくいことが分かります。ただし、実際の使い方によっては差が出ます。

近所のチョイ乗りでは燃費が落ちることがある

短い距離を何度も走ると、エンジンを暖めるためにガソリンエンジンがかかり、燃費が悪くなることがあります。

carview!によると、トヨタも取扱説明書でこの点を注意しています。

carview!の同じ記事によると、トヨタはハイブリッド車の取扱説明書で、短距離走行を繰り返すと暖機のためエンジンが頻繁にかかり燃費悪化につながると書いています。冬はエンジンや車内が暖まるまでエンジンが止まらず燃料を使うとも説明しています。WLTCの「市街地モード」と、冷えた状態から数kmだけ走る「チョイ乗り」は別物だという指摘です(carview! 2026年9月26日)。

買い物や送迎の数kmだけが中心なら、カタログ燃費どおりにはいかない前提で燃料代を見積もるのが安全です。次は、ノアが実際にどれくらい売れているかを見ます。

ノアは2026年8月に何台売れたか

2026年8月のノアの販売台数は4,205台で、MotorFanのミニバン販売ランキングで7位でした。

兄弟車のヴォクシーは4,355台で6位です。

MotorFanが9月26日に公開した「2026年8月のミニバン販売台数TOP10」によります。ノアは7月と同じ7位で、5位のセレナから8位のステップワゴンまでの差はわずか498台でした。ヴォクシーとノアの差は150台です(MotorFan 2026年9月26日)。なお、このランキングにはルーミーやソリオも入っており、ミニバンの範囲はMotorFanの分け方に従っています。

順位 車種 2026年8月の台数
1 トヨタ シエンタ 7,591台
2 トヨタ ルーミー 6,720台
3 トヨタ アルファード 5,753台
4 ホンダ フリード 4,951台
5 日産 セレナ 4,541台
6 トヨタ ヴォクシー 4,355台
7 トヨタ ノア 4,205台
8 ホンダ ステップワゴン 4,043台
9 スズキ ソリオ 3,379台
10 トヨタ ヴェルファイア 2,432台

ノアとヴォクシーを合わせると8,560台で、1車種ずつ数えるランキングでは見えにくい強さがあります。8月は多くの車種で7月から台数が減っており、ヴォクシーも7月の6,471台から2,116台減りました。

(編集部分析)ノアとヴォクシーは中身がほぼ同じ兄弟車なので、合算で見ればシエンタに次ぐ規模と評価できます。ガソリン車をやめた後も上位10車種に2台とも残っていることから、ハイブリッド一本化で大きく客が離れた様子は、少なくとも8月の数字からは読み取れません。

次期型ノアは2027年に出るのか

トヨタは次期型を発表していません。「早ければ2027年」は9月18日の報道による予想で、確定情報ではありません。

レスポンスの記事はAPOLLO NEWS SERVICE(スクープ班)の署名で、次期型は新開発の1.5L直列4気筒エンジンを積み、自然吸気とターボが用意される見込み、主力は次世代ハイブリッドになると予想しています(レスポンス 2026年9月18日)。MotorFanも同じ日に、ハンマーヘッド型の顔と1.5L次世代ハイブリッドを予想CG付きで伝えました(MotorFan 2026年9月18日)。

現行型と次期型の予想を比べる

予想どおりならエンジンは1.8Lから1.5Lへ小さくなり、2WDの燃費は24〜26km/L程度まで伸びる可能性があります。

どれも予想値です。

現行の数字は確定値、次期型の数字はレスポンスが「〜か」「可能性」と書いた予想値です。混ぜて読まないよう、表では分けています。

項目 現行型(2026年改良後・確定) 次期型(報道の予想)
登場時期 2022年1月発売・2026年5月改良 早ければ2027年
エンジン 1.8Lハイブリッド 新開発1.5L+モーターのハイブリッドが主力
システム出力 ― 150〜160ps前後か
WLTC燃費(2WD) 23.4km/L(S-Z・FF) 24〜26km/L程度の可能性
車台 TNGA TNGAを発展させる方向が有力
顔つき 2026年改良でグリルを変更 ハンマーヘッド型の可能性
価格 326万1500円〜430万9800円 予想価格の記載なし

表の右側は、トヨタの正式発表で変わる可能性があります。価格はレスポンスの記事にも予想が書かれておらず、現時点では比べる材料がありません。

次期型を待つときの注意

次期型を待つと、正式発表から発売・納車までさらに時間がかかります。予想記事の「2027年」は、手元に届く時期ではありません。

納期は販売店や時期で変わります。現行型を検討する場合も、発注前に販売店で最新の納期を確認するのが確実です。

Q. 次期型ノアはガソリン車も出ますか?

A. 分かっていません。レスポンスは1.5Lエンジンに自然吸気とターボが用意される見込みとしつつ、現行型がハイブリッドに一本化されたことから、次期型もハイブリッド専用になる可能性があると伝えています。

次期型の情報は予想の段階なので、ここからは今の選択肢の中で比べる方法を見ます。

ノアとヴォクシーはどう選び分けるか

中身はほぼ同じで、違いは顔つきとグレード構成、価格です。入口の価格はノアが約49万円安くなります。

安く買いたいならS-Xがあるノア、見た目で選ぶならヴォクシーという分け方になります。

2026年の改良後、ノアはS-X・S-G・S-Zの3グレード、ヴォクシーはS-G・S-Zの2グレードです。入口の価格はノアが326万1500円、ヴォクシーが375万1000円です(トヨタユナイテッド静岡)。

比べる点 ノア ヴォクシー
グレード S-X・S-G・S-Z S-G・S-Z
最低価格 326万1500円 375万1000円
最高価格 430万9800円 438万0200円
2026年8月の販売 4,205台(7位) 4,355台(6位)

販売台数はほぼ互角で、どちらが特に人気というほどの差はありません。予算を抑えたい家庭には、ヴォクシーにないS-Xを持つノアが選びやすいといえます。

ノアを買う前に確かめたいこと

確かめたいのは、走り方に合う駆動方式、必要な乗車定員、そして最新の納期の3つです。どれもカタログだけでは決まりません。

2WDかE-Fourか

E-Fourは2WDより25万3000円高く、雪道向けのSNOW EXTRAモードが付きます。雪道を走る頻度と価格差で選びます。

E-Fourには2026年の改良でSNOW EXTRAモードが加わりました(トヨタ自動車 ニュースリリース)。一方でE-Fourは7人乗りだけで、8人乗りは選べません。

7人乗りか8人乗りか

8人乗りは2WDのS-XとS-Gだけです。S-ZとE-Fourは7人乗りになります。家族の人数と、2列目の使い方で決めます。

価格は同じグレードなら7人乗りと8人乗りで変わりません(トヨタユナイテッド静岡)。

納期は販売店で確かめる

納期は販売店や時期によって違います。ネット上の「◯か月待ち」は古い情報のこともあるので、注文前に店で直接聞くのが確実です。

見積もりの際は、グレード・駆動方式・メーカーオプションの組み合わせで納期が変わるかもあわせて聞いておくと、比べやすくなります。

最後に、ノアについてよく聞かれる疑問をまとめます。

トヨタ ノアのよくある質問

検索の多い疑問に、出典にもとづいて短く答えます。

Q. ノアのガソリン車はもう買えないのですか?

A. 新車では福祉車両を除いて買えません。2026年5月6日の一部改良でガソリン車を廃止し、ハイブリッドだけになりました。

Q. 現行のノアはいつ発売されたモデルですか?

A. 現行の90系は2022年1月に発売されたモデルです。2026年4月10日に一部改良が発表され、5月6日に改良後の車が発売されました。

次期型の正式な情報が出れば、発売時期や価格がはっきりします。それまでは、上に挙げた現行型の確定した数字で比べるのが確実です。

参考情報

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