【9/29】ランクル300ハイブリッドは10月1日発売|980万円からの価格と「今注文できるか」、中古相場1100万円まで

トヨタのランドクルーザー300に、国内のランドクルーザーとして初めてのハイブリッド車が加わり、2026年10月1日に発売されます。価格はZXハイブリッドが980万1000円、GR SPORTハイブリッドが1020万300円です。同時にガソリン車はなくなり、いちばん安いGXは3.3Lディーゼルの630万800円になりました。
発売を2日後に控えた9月29日には「ついにハイブリッド来た」とファンの反応を伝える記事が出る一方で、「改良後も新しい注文は受けていない」という販売店の声や、中古車の相場が1400万円前後から下がっているという報道も出ています。この記事では、トヨタの発表と各メディアの報道をもとに、価格・中身・買えるかどうか・中古相場を分けて整理します。数字にはすべて出典を付けています。
この記事でわかること
- 価格:ディーゼルは630万800円〜915万900円、ハイブリッドは980万1000円と1020万300円の2グレード
- 中身:3.5L V6ツインターボ(408ps)にモーター(54ps)を足したパラレルハイブリッドで、7人乗り。ガソリン車は廃止
- 買えるか:販売店によると改良後も新規の受注は止まったまま。中古相場は3.5 ZXで1100万円前後まで下がった
ランクル300ハイブリッドはいつ発売でいくらか
発売は2026年10月1日です。ハイブリッドはZXが980万1000円、GR SPORTが1020万300円(どちらも税込)です。
トヨタは9月16日、ランドクルーザー“300”シリーズを一部改良し、ハイブリッドモデルを設定して10月1日に発売すると発表しました(トヨタ自動車 ニュースリリース 2026年9月16日)。グレードごとの価格は、トヨタの商品サイトに次のとおり載っています(トヨタ ランドクルーザー“300” 商品サイト)。
| グレード | パワートレイン | 乗車定員 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| GX | 3.3L ディーゼル・4WD | 5人 | 630万800円 |
| ZX | 3.3L ディーゼル・4WD | 5人 | 875万500円 |
| GR SPORT | 3.3L ディーゼル・4WD | 5人 | 915万900円 |
| ZX | 3.5L ハイブリッド・4WD | 7人 | 980万1000円 |
| GR SPORT | 3.5L ハイブリッド・4WD | 7人 | 1020万300円 |
価格はメーカー希望小売価格で、オプションや保険料・税金・登録料などの諸費用は含みません。トヨタの商品サイトは、価格は販売店が独自に決めるものなので詳しくは販売店に聞くよう注意書きしています。
同じZXでも、ハイブリッドはディーゼルより105万500円高く、GR SPORTでは105万9400円高くなります。ハイブリッドには、後で触れる専用の装備と3列目シートがあります。
ランクル300の一部改良で何が変わったか
大きな変化は3つです。ハイブリッドの追加、ガソリン車の廃止、そして最も安いGXのディーゼル化です。
あわせて、充電やドライブレコーダーなどの装備が増え、新しいボディカラーが加わりました。
ガソリン車はなくなり、ディーゼルとハイブリッドの2本立てに
改良後のランクル300は、3.3Lディーゼルと3.5Lハイブリッドの2種類だけで、ガソリン車は選べません。
MotorFanは、これまでのガソリン車GXが廃止され、GXにディーゼルが新たに設定されたと伝えています(MotorFan 2026年9月)。ベストカーWebも、改良で純ガソリンのモデルがラインナップから消えたと報じました(ベストカーWeb)。
トヨタでは主力車種のガソリン車をやめてハイブリッドに寄せる改良が続いており、ミニバンのノアも2026年5月にハイブリッド一本になっています(トヨタ ノアは今買うか待つか)。
GXは悪路向けの装備を標準にした
GXは前後の電動デフロック、18インチのタイヤとアルミホイール、アルミサイドステップを標準で備える、悪路向けの仕様になりました。
トヨタの発表資料では、GXに電動デフロック(フロント・リヤ)、265/65R18タイヤと18×7.5Jアルミホイール、アルミサイドステップ、ブラックのラジエーターグリル、ファブリックのシートを載せています(トヨタ自動車 ニュースリリース)。Car Watchも同じ内容を伝えています(Car Watch)。
全車で装備が増え、新色が2つ加わった
おくだけ充電やETC2.0ユニットが全車標準になり、ZXとGR SPORTには前後のドライブレコーダーが付きます。
Car Watchによると、おくだけ充電・ITSコネクト・VICS機能付きETC2.0ユニットを標準にし、ZXとGR SPORTにはドライブレコーダーやデジタルインナーミラーなどを標準で付けました(Car Watch)。ボディカラーには「ニュートラルブラック」と、メーカーオプションの「プラチナホワイトパールマイカ」が加わっています。
| 項目 | 2026年10月1日発売の改良後 |
|---|---|
| パワートレイン | 3.3Lディーゼル(GX・ZX・GR SPORT)、3.5Lハイブリッド(ZX・GR SPORT) |
| ガソリン車 | 廃止 |
| 乗車定員 | ディーゼルは5人、ハイブリッドは7人 |
| GXの標準装備 | 前後電動デフロック、18インチタイヤ・アルミホイール、アルミサイドステップ |
| 全車標準になった装備 | おくだけ充電、ITSコネクト、ETC2.0ユニット |
| 新色 | ニュートラルブラック、プラチナホワイトパールマイカ(オプション) |
表のとおり、改良は「ハイブリッドを足した」だけでなく、グレードの組み方ごと変わっています。次は、そのハイブリッドの中身を見ます。
ランクル300ハイブリッドの仕組みと燃費は
3.5L V6ツインターボに54psのモーターを足したパラレル式で、WLTC燃費は9.4km/Lです。
エンジンは408ps・650Nm、モーターは54ps・290Nmと報じられています。
数字はMotorFanの報道によります(MotorFan)。トヨタの発表では、モーターの素早いアシストで、オフロードではアクセル操作に対する高いコントロール性を、オンロードでは力強い加速をねらったとしています。ハイブリッド車には電動パワーステアリングも採用しました(トヨタ自動車 ニュースリリース)。
MotorFanは、このシステムを姉妹車ともいえるレクサスLX700hにすでに使われている「V35A-FTS+モーター」と同じ系統だと説明しています(MotorFan)。
| 項目 | ハイブリッド(ZX・GR SPORT) |
|---|---|
| 方式 | パラレルハイブリッド |
| エンジン | 3.5L V6ツインターボ 408ps・650Nm |
| モーター | 54ps・290Nm |
| WLTC燃費 | 9.4km/L |
| 駆動・定員 | 4WD・7人乗り |
| 操舵 | 電動パワーステアリング |
(編集部分析)ハイブリッドといっても、燃費を大きく伸ばすための仕組みではなく、大きなエンジンにモーターの力を上乗せする考え方です。燃費の数字だけで選ぶ車ではなく、走りと装備に値段を払う車と見たほうが実態に近いと考えられます。
ハイブリッドだけに付く装備
ハイブリッド車には3列目の電動格納シート、AC100V・1500Wのコンセント、専用の前後バンパーが付きます。
トヨタの発表資料によると、ハイブリッド専用として、漆黒メッキ加飾付きのフロントエアロバンパーとリヤエアロバンパー、5:5分割の電動格納サードシート、フレキシブルデッキボード、非常時給電システム付きのアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)を用意しました。ZXのハイブリッド車には、JBLプレミアムサウンドシステム(14スピーカー)やクールボックス、リヤシートエンターテインメントシステムも設定しています(トヨタ自動車 ニュースリリース)。
家族やキャンプで3列目と電源を使いたい人にとっては、ディーゼルとの差額の中身がはっきりしている構成です。
ディーゼルとハイブリッドはどちらを選ぶか
3列目シートと1500Wの電源が要るならハイブリッド、5人乗りで足り、価格を抑えたいならディーゼルが目安です。
ディーゼルはすべて5人乗りで、ハイブリッドはすべて7人乗りです。人数で先に絞れます。
| あなたの使い方 | 向いている選び方 | 理由 |
|---|---|---|
| 6人以上で乗ることがある | ハイブリッド(ZX・GR SPORT) | 改良後の7人乗りはハイブリッドだけ |
| キャンプや停電時に電気を使いたい | ハイブリッド | AC100V・1500Wの非常時給電付きコンセントが付く |
| 悪路を走る道具として使いたい | ディーゼルのGX | 前後電動デフロックなどが標準で、価格は630万800円 |
| 5人乗りで豪華な装備がほしい | ディーゼルのZX・GR SPORT | 同じグレード名のハイブリッドより約105万円安い |
| ガソリン車がほしい | 新車では選べない | 改良でガソリン車は廃止。中古車か他の車種になる |
FORZA STYLEは、GXを「ランドクルーザー本来の姿を体現した」仕様として紹介し、GXとZX(ディーゼル)の差は244万9700円あると整理しています(FORZA STYLE 2026年9月20日)。どれを選ぶにしても、次に見る「そもそも注文できるのか」が最初の壁になります。
ランクル300ハイブリッドは今注文できるのか
販売店の話として、改良後もランクル300の新規受注は止まったままで、店への割り当ては月1〜2台程度と報じられています。
これはトヨタの公式発表ではなく、報道の中の販売店の説明です。店や地域で状況は違います。
くるまのニュースは9月29日の記事で、販売店のスタッフの話として「ランドクルーザー300は、2026年9月に一部改良が発表されましたが、受注は今でも止まっています」と伝えました。まれに店ごとに1〜2台の受注枠が割り当てられても、すでに順番待ちの客がいるため新しい注文は受けない、という説明です。記事は、国内への供給が生産総数の約10%にとどまっているとも書いています(くるまのニュース 2026年9月29日)。
MotorFanも、改良前のガソリン車がまだ納車待ちで注文停止が続いていると書き、「ハイブリッドが出たからといって、この状況がイッキに変わるのは少し難しいかもしれない」と見ています(MotorFan)。
9月29日のレスポンスの記事は、ハイブリッド追加を喜ぶ声とあわせて、X上の投稿として「注文できたけど納期未定」「落選でした」といった声を紹介しています(レスポンス 2026年9月29日)。
注文したいときにすること
まず近くのトヨタ販売店に、受注枠の有無と申し込み方法を直接聞くことです。店ごとに扱いが違うためです。
聞くときは「ハイブリッドとディーゼルのどちらで枠があるか」「申し込みは先着か抽選か」「納期の見通しは出せるか」の3点をそろえると、店どうしを比べやすくなります。インターネット上の「◯か月待ち」「受注再開◯月」といった情報は古いことがあるので、注文の直前に店で確かめるのが確実です。
ランクル300の中古相場は下がっているのか
下がっています。報道によると、ピーク時に1400万円前後だった相場は、3.5 ZXで1100万円前後になりました。
それでも新車の価格より高い水準です。新車が手に入りにくい状況が続いているためです。
くるまのニュースによると、2021年8月の発売当時、ZXの新車価格は730万円でしたが、発売後から2022年中盤にかけて中古車は1400万円前後で取引されました。2026年9月時点では、状態がふつうの3.5 ZXが1100万円前後、AXやGXといったベーシックなグレードが800万円前後です(くるまのニュース 2026年9月29日)。
| 時期 | ランクル300の価格の目安 |
|---|---|
| 2021年8月 発売時(新車) | ZX 730万円 |
| 2021年8月〜2022年中盤(中古) | 1400万円前後 |
| 2026年9月(中古) | 3.5 ZX 1100万円前後、AX・GX 800万円前後 |
| 2026年10月1日 改良後(新車) | ZXディーゼル 875万500円、ZXハイブリッド 980万1000円 |
表の中古相場は報道の中の目安で、年式・走行距離・状態で大きく変わります。
中古相場が下がった理由
発売から5年がたって目新しさが薄れたことと、ランドクルーザーの別の車種が次々に出て人気が分かれたことが挙げられています。
くるまのニュースは、2023年のランドクルーザー70の国内復活、2024年のランドクルーザー250の発売、2026年のランドクルーザーFJの登場を挙げ、欲しい人の関心が分散したと説明しています(くるまのニュース)。
(編集部分析)新車の最上級ハイブリッドが1020万300円になったことで、中古のZXが1100万円前後という相場は、新車の定価に近づいてきたと見ることができます。新車の枠が取れる見込みがあるなら、中古を急いで買う理由は以前より小さくなったと考えられます。反対に、すぐ乗りたい人にとっては中古車が現実的な選択肢であることは変わりません。
ランクル300を買う前に確かめたいこと
確かめたいのは、乗る人数、電源や3列目の要否、そして店での受注枠の3つです。カタログだけでは決まりません。
乗車定員でパワートレインが決まる
改良後は、5人乗りならディーゼル、7人乗りならハイブリッドと、定員とパワートレインが一対一で結びついています。
ディーゼルは3グレードとも5人乗り、ハイブリッドは2グレードとも7人乗りです(トヨタ 商品サイト)。「ディーゼルで7人乗り」は選べないので、家族構成を先に決めておくと迷いません。
メーカーオプションは注文時にしか選べない
メーカーオプションは工場で付けるため、注文した後には追加できません。見積もりの段階で決めておく必要があります。
トヨタの商品サイトの注意書きには、メーカーオプションは注文時に申し受け、注文後は受けられないとあります(トヨタ 商品サイト)。プラチナホワイトパールマイカのボディカラーもメーカーオプションです。受注枠が限られる車なので、後から変えられない項目は最初の申し込みで固めておくのが安全です。
最後に、よく聞かれる疑問をまとめます。
ランクル300ハイブリッドのよくある質問
Q. 改良前のガソリン車を注文して納車待ちの場合はどうなりますか?
A. MotorFanは、改良前のガソリン車の納車待ちが今も続いていると伝えています。改良後の仕様に切り替えられるかなど個別の扱いはトヨタから公表されていないため、注文した販売店に確かめてください。
Q. 価格は販売店によって違うことがありますか?
A. トヨタの商品サイトは、載せている価格はメーカー希望小売価格で参考価格とし、価格は販売店が独自に決めるとしています。見積もりは店ごとに取るのが確実です。
Q. 受注再開はいつですか?
A. トヨタは受注再開の時期を公表していません。9月29日の報道では、販売店の話として改良後も新規受注は止まっているとされています。最新の状況は販売店で確かめてください。
受注や納期はこれから動く可能性があります。新しい公式情報が出たら、まず販売店とトヨタの商品サイトで確かめるのが確実です。
参考情報
- トヨタ自動車「ランドクルーザー“300”シリーズを一部改良」(2026年9月16日)
- トヨタ ランドクルーザー“300” 商品サイト(価格・注意事項)
- MotorFan「トヨタ『ランドクルーザー300』一部改良!国内初となるハイブリッドモデルを設定」
- MotorFan「今度はちゃんと買える?納期2年待ちとかじゃない?【ランクル300一部改良】」
- Car Watch「トヨタ、『ランドクルーザー“300”』にハイブリッドモデル追加」
- ベストカーWeb「ランドクルーザー300にハイブリッド登場!!」
- FORZA STYLE「ランクル300一部改良。クルマ好きの選択は素のGX」(2026年9月20日)
- くるまのニュース「トヨタ『ランドクルーザー』中古車相場に異変!?」(2026年9月29日)
- レスポンス「『ついにハイブリッド来た!』トヨタ『ランドクルーザー300』改良にファン歓喜!」(2026年9月29日)
