【10/18】川西市長選は越田謙治郎氏が3選|元市議の斯波康晴氏との一騎打ち制す

【10/18】川西市長選は越田謙治郎氏が3選|元市議の斯波康晴氏との一騎打ち制す

10月18日に投開票された兵庫県川西市長選挙で、無所属で現職の越田謙治郎氏(49)が3選を果たしました。元市議で無所属新人の斯波康晴氏(59)との一騎打ちでした。川西市選挙管理委員会の確定得票は越田氏が4万2825票、斯波氏が2万1559票で、越田氏が約2倍の票を集めました。投票率は51.44%で、前回2022年を2.16ポイント上回りました。

この記事では、2人の得票と投票率、越田謙治郎氏の経歴と3期目の訴え、斯波氏の主張、争点、過去3回の市長選との比べ、同じ日の川西市議選の結果、3期目の市政で注目したい点を、市の発表と報道をもとに整理します。

この記事でわかること

  • 結果:越田謙治郎氏が4万2825票で3選。斯波康晴氏は2万1559票でした。
  • 投票率:51.44%で、前回2022年の49.28%を上回りました。
  • 構図:任期満了に伴う現職と元市議の一騎打ち。若い世代の呼び込みと公共交通網の維持が争点でした。
目次

川西市長選の結果は?越田謙治郎氏が3選

川西市長選は現職の越田謙治郎氏が4万2825票を得て、元市議の斯波康晴氏を破り3選を果たしました。

選挙は任期満了に伴うもので、10月11日に告示され、2人がいずれも無所属で立候補しました(神戸新聞)。サンテレビによると、越田氏は当選後、「厳しい財政状況からなんとか明るい兆しが見えてきた」と述べ、マニフェストを1つずつ実現すると約束しました。読売新聞は、越田氏が「市は私にとって人生のすべて」と語ったと見出しで伝えています。

川西市長選の得票数と得票率

越田氏が4万2825票(約66.5%)、斯波氏が2万1559票(約33.5%)で、差は2万1266票でした。

川西市選挙管理委員会は19日午前0時35分に開票結果を確定し、市の公式サイトに載せています(川西市「開票状況速報」)。この確定値をもとに2人の得票を並べます。得票率は有効投票数(6万4384票)を分母にして編集部が計算したもので、無効票(1310票)は含めていません。

候補者(年齢) 新旧・肩書 得票数 得票率(編集部計算) 結果
越田謙治郎(49) 無所属・現職 4万2825票 約66.5% 当選(3期目)
斯波康晴(59) 無所属・新人/元市議 2万1559票 約33.5% 落選

市の速報では候補者名が「越田けんじろう」「しばやすはる」とひらがな交じりで載っています。開票の途中経過を見ると、開票率42%の時点では1000票差でしたが、その後に差が開きました。

投票率は51.44%で前回を上回った

投票率は51.44%で、前回2022年の市長選の49.28%を2.16ポイント上回りました。

川西市の投票状況集計表によると、当日有権者数は12万7701人、投票者数は6万5694人でした。男性は50.53%、女性は52.23%で、女性の投票率が高くなっています。この集計表の市長選挙の欄では、期日前投票者数は1万8937人で、投票者のおよそ3割にあたります(川西市「川西市長選挙投票状況集計表」)。前回の有権者数は13万280人だったので、4年で2500人あまり減っています。

越田謙治郎氏とはどんな人?経歴と3期目の訴え

越田謙治郎氏は川西市議と兵庫県議を2期ずつ務めたあと、2018年の市長選で初当選した市長です。

市議・県議を経て2018年に初当選

越田氏は市議2期・県議2期を経て、2018年の市長選で元市議の新人を4万3212票で破り初当選しました。

政治山によると、越田氏は当時41歳で、川西市議を2期、兵庫県議を2期務めた元県議でした。得票率は65.0%、投票率は51.7%でした(政治山)。2022年の市長選では、弁理士の新人を4万584票で破って再選しています(選挙ドットコム)。

3期目に向けて掲げたこと

越田氏は財政の立て直しの実績を前面に出し、教育で選ばれるまちを目指すと訴えました。

神戸新聞によると、越田氏は6月24日に立候補を表明し、厳しい財政状況の立て直しと、子育て環境を軸にした地域活性化の実績を強調しました。「誰が川西の希望を描くことができるか。市民の皆さんに問いたい」と語っています(神戸新聞)。告示日には、パソコン教室を使った新しい学びの場づくりや、小中学校と養護学校を一体にしたモデルの整備を掲げました。サンテレビは、越田氏が子育て支援や財政の健全化を訴えて支持を広げたと伝えています。

敗れた斯波康晴氏は何を訴えたか

斯波氏は地域交通網の立て直しと、中高生の放課後の居場所づくり、市民の声を市政に届ける条例づくりを訴えました。

神戸新聞によると、斯波氏は川西市議を3期務めた新人です。告示日の第一声では、地域交通網の再構築や中高生の居場所の必要性を挙げ、市政に市民の声を反映させるための条例の制定を目指すと述べました(神戸新聞)。現職の2期8年の実績に対し、交通と若い世代の居場所という暮らしに近いテーマで違いを打ち出しましたが、票は現職の半分ほどにとどまりました。

川西市長選の争点は何だったのか

争点は、高齢化と人口減少が進むなかで若い世代を呼び込むことと、公共交通網を保つことの2つでした。

神戸新聞は、川西市が大阪に近い自然豊かなベッドタウンとして発展してきた一方、ニュータウンを中心に高齢化と人口減少が進んでいると伝えています(神戸新聞)。2人はどちらも子育てや若い世代を訴えの柱に置き、違いは「教育の場づくり」と「交通と居場所」のどちらを先に置くかにありました。

表明から結果の確定までの主な出来事を順に並べます。

2026年6月24日
越田氏が3選を目指し立候補を表明
10月11日
告示、2人が立候補
10月18日
投開票、投票率51.44%
10月19日 午前0時35分
開票確定、越田氏の3選が決まる

表明の日付は神戸新聞、投票率と確定の時刻は川西市の発表によります。

過去3回の川西市長選と比べるとどうか

越田氏の得票率は3回とも6割台で、今回の約66.5%は3回の中で最も高くなりました。

2018年は政治山、2022年は選挙ドットコム、2026年は川西市の確定値をもとに並べます。2018年と2022年の得票率は各媒体の発表値です。

投開票 越田氏の立場 越田氏の得票 得票率 投票率
2018年10月 新人(元県議) 4万3212票 65.0% 51.7%
2022年10月 現職(2期目) 4万584票 64.4% 49.28%
2026年10月 現職(3期目) 4万2825票 約66.5% 51.44%

得票は前回より2241票増え、投票率も前回より上がりました。いずれの回も、現職または越田氏に対して新人1人が挑む一騎打ちでした。

(編集部分析)3回続けて6割台の得票を取ったことは、財政の立て直しを掲げた2期8年の歩みが、一定の信任を得たと読めます。一方で、有権者のほぼ半分は投票所に足を運んでいません。投じられた票の3分の1は交通や居場所を訴えた挑戦者に入っており、その声を「負けた側の票」として片づけず、3期目の市政にどう生かすかが問われると評価できます。

同じ日の川西市議選は?ビリーケン・キッド氏がトップ

同じ18日に投開票された川西市議選(定数24)では、プロレスラーのビリーケン・キッド氏が4040票でトップでした。

市議選には37人が立候補しました(神戸新聞)。川西市の開票速報によると、市議選の開票は19日午前1時35分に確定し、ビリーケン・キッド氏の4040票に続いて、岡田りゅうたろう氏が3054票でした(川西市「開票状況速報」)。東京スポーツは「6人目の覆面議員」の誕生と伝え、ライブドアニュースは大阪プロレスのビリーケン・キッド氏が大号泣したと報じています。全候補の得票は市の開票結果の資料で確かめられます。

3期目の越田市政で注目したいこと

注目したいのは、財政の立て直しを続けながら、教育と公共交通にどれだけの予算を回せるかです。

越田氏が掲げた新しい学びの場や、小中学校と養護学校を一体にしたモデルの整備には、まとまった財源が要ります。公約がどう形になるかは、次の3つを見ると追えます。1つ目は来年度予算案に載る教育施設の事業費、2つ目はニュータウンを中心とした路線バスなど公共交通を保つための市の負担、3つ目は財政の指標が今後も改善を続けるかどうかです。予算案と議案は川西市と川西市議会の公式サイトで公開されるので、新しい議会での所信表明とあわせて確かめてみてください。

(編集部分析)越田氏は当選後に「明るい兆しが見えてきた」と述べ、「次なる希望」を形にすると約束しました。財政の立て直しに一区切りがついた今こそ、新しい事業を足す前に、その財源と効果を市民に示す姿勢が欠かせません。ベッドタウンの将来を左右するのは、目新しい施設よりも、働く世代が住み続けられる暮らしの土台です。限られた税金を、子育て世帯が出ていかないための交通や教育にどこまで集中できるか、市民の目で確かめ続ける必要があると評価できます。

川西市長選についてよくある質問

市議選の投票率は市長選と同じ51.44%で、斯波氏の得票は前回の挑戦者をやや下回りました。

Q. 同じ日の川西市議選の投票率は何%でしたか?

A. 市長選と同じ51.44%でした。川西市の開票速報によると、市議選の投票者数は6万5686人で、市長選より8人少なくなっています。

Q. 斯波康晴氏の得票は前回の挑戦者と比べてどうでしたか?

A. 今回の斯波氏は2万1559票(約33.5%)で、2022年に越田氏に挑んだ新人の2万2461票(35.6%)をやや下回りました。2022年の数字は選挙ドットコムによります。

同じ18日には、ほかの市長選も投開票されました。滋賀県の草津市長選の結果は「【10/18】草津市長選は駒井千代氏が初当選|自民推薦の白井氏ら3人破り初の女性市長」、埼玉県の草加市長選の結果は「【10/18】草加市長選は山川百合子氏が再選|自民推薦の木下元市長ら2人破る」、横浜市長選の結果は「【10/18】横浜市長選は原沢敦美氏が初当選確実|パワハラ辞職の山中氏ら6人破る」にまとめています。

ここで取り上げた数字と発言は、次の報道と発表で確かめられます。

参考情報

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